すみこのツブログ

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セルフ2の自動運転状態

2018-06-21 22:31:05 | プロコーチのプチ心理学講座
6月19日の19時~、山崎さんが登壇したArt of Coachingのミニセミナー&説明会のアシスタントに入りました。

2時間半ほどで話される「コーチングセンスの磨き方」、そして「最高の力の発揮の仕方」。

これまで何度もうかがってきたテーマですが、何度聞いてもそのたびに新しく刺激に満ちています。
そして、今回はこれまで以上に一層シンプルで明確なお話でした。

以下、私にヒットした内容のダイジェスト版です。

コーチに限らず、マーケターだろうが管理職だろうが、経営者だろうが医療従事者だろうが、その人の持つ最高の能力が発揮される状態が、【セルフ2の自動運転】状態。

その状態を自らの力で実現し、相手(クライアント)がその状態になれるような環境を提供するのがコーチ(広義での対人支援職)の役割です。

我々人間は、無意識的に過去の記憶をフィルターにして世界と自分を認識しています。
それが、人間という種(シュ)に特有の生き延び方。

私たちは、過去の記憶を参照情報にして、今目の前にある危険を回避し、安全を獲得しようとします。
将来を予測するときにも、無意識的に過去の記憶を参照しています。

何か新しい目標をたてて行動しようとするとき、一皮むけるような挑戦しようと思うとき、この仕組みがなんとも皮肉に働きます。

失敗した恐怖を伴う過去の記憶がフィルターとなって認識される世界は、実際起こりうる確率以上の失敗の危険に満ちています。成功を収めた快感を伴う過去の記憶がフィルターとなって認識される世界は、“また鮮やかに成功しなければならない”という必要以上の重圧(=危険)に満ちています。

どっちにしても、事実以上に危険だと認識される「ひどく歪曲された世界」がそこにあります。




危険度が高いと認識している状態の私たちの頭の中は、危険を回避しようとする【セルフ1】の様々な言葉が嵐のように吹き荒れています。

自分のことも他者のことも、身に起きる事象も、何一つ【ありのままに見る】ことができていません。体も心もカチコチに緊張して、本来持っている力を発揮することができません。

しかし、過去の記憶に縛られずに、今ここで、ただ目の前のことに集中できさえすれば、誰にでも備わっている、スーパーコンピューターをはるかにしのぐ潜在意識の英知の力で、どうすればいいか直観的にアイディアがひらめき、抵抗なく自然に行動し、高い成果を上げることができます。



その集中状態を作り出すための支援に最適なのがコーチング。



自分の力で【セルフ2の自動運転】状態を実現できた体験を積み重ねて、自分の有能性を信頼できているコーチであれば、相手も確実に【セルフ2の自動運転】状態になれる存在だということを信頼できます。

それが、人間の無限の可能性を【信頼】するということ。

ここでいう【信頼】とは、「そうだと信じようとする」のではなく、「ただそうだとわかっている」状態です。

コーチングを学び始めたころに良く聞かされた「人間には無限の可能性がある。コーチは、クライアントの無限の可能性を信頼している」という耳になじんだフレーズが、今や全く違う意味合いで腑に落ちます。

コーチが、「クライアントの無限の可能性を信頼している」とは、【セルフ1】に妨害されなくなった状態の【セルフ2】が発揮する最高の力のすばらしさを【信頼】してるということ。

大前提として、そのコーチは、クライアントをその状態にいざなえる自分自身の【セルフ2】を【信頼】しているということ。

AOCで様々な角度から手を変え品を変え(笑)お伝えしているのは、【セルフ2の自動運転】状態とはどういうものか、またどうすればその状態を実現できるのか?ということです。

「え~、なんだか・・全然わかんない~!!!」ですよね・・・ごめんなさい。
「セルフ1って何よ?、セルフ2って何さ?」
「ありのままに見るって、どういうこと?」
「セルフ2の自動運転って何?」
「自分を信頼するってどいういうこと?」 


「ん~わかんないことだらけど、なんとなく興味あるぞ~」という方・・・

是非7月1日のArt of Coachingのミニセミナー&説明会にお運びください。

短い時間ですが、文字では伝えきれない内容を、私の理解を通してできる限りわかりやすくお伝えいたします。

その時、その場で私が自らの力で【セルフ2の自動運転】状態を作り出してお話しできるか・・・私自身のチャレンジです。
失敗のイメージにとらわれることなくできるかどうか・・・(^^)/

詳細はこちらでご確認下さい。
https://www.art-of-coaching.jp/anniversary2/



今を長い時間の中でとらえる

2018-05-28 22:09:29 | プロコーチのプチ心理学講座
自分のコーチから受けた質問やフィードバックに意表を突かれて、「え?!」っとなった後に沈黙、そして、「ハッ」と気づき、事実は何も変わらないのに、自分のとらえ方が変わっただけで自己認識と世界の様相が大きく転換した経験が何度かあります。

今日はその中から、“シンプルな時間軸”に関するものを取り上げてご紹介したいと思います。

「今」に埋没して、それしか見えなくなっている状態から一歩下がって・・・
長い時間の流れの中で通過点としてある「今」をとらえる。
自分の人生全体を構成する1つの要素として「今」をとらえる。
そのように意識の焦点を動かすだけで、
ゆがんだ認識や妄想状態から自由になれて、内側に満ちるエネルギーが変化します。

その一つは、コーチングの勉強を始めてまだ間もないころ。

初めて自分にコーチをつけて、何度目かのセッションでした。当時の私は自己否定のどん底状態で、自分には何もない・何もできないという思い込みに苦しんでいました。入社して12年がたっていました。

今の苦境の愚痴を語り続ける私の話をずっと寄り添って聞いてくれていたコーチは、その後一呼吸おいて、こんな質問をくれました。

コーチ:「木村さん、12年前に新卒で入社した時には、将来どうなりたいって思っていたの?」

私:「そうですね・・・入社して一年くらいはずっとお茶くみ・コピー取り・タイピストって感じだったからなあ。お茶出すんじゃなくて・・・私がお茶出ししている大きな会議室の10名くらいのお客様に向かって、自分自身が前に立って説得力のあるプレゼンテーションができるようになりたいとか、お客様から指名でお仕事をいただくとか・・・つまらないことだけど、時差を気にしながら国際電話して海外の仲間と仕事してるとか、一人で海外出張に出かけているとか、グローバルチームの中でリーダーシップを発揮しているとか・・・そんな感じですかね。」

コーチ:「そうなんだ・・・いろんな憧れがあったんですね。その新卒のころの木村さんから今のあなたを見たら、どんな風に見えるかしら?」

私:「え?!・・・・・」

そのあとのしばらく沈黙。

何も言えませんでした。

鳥肌が立っていました。

新卒の時にあこがれていたことを、ごく日常的な仕事で当たり前のようにやっている今の自分に気づき、息をのみました。“自分は何もできない、何のとりえもないと思っていたけれど、ちゃんと頑張って成長してきていたんだ”と気づいて、とてもびっくりしました。

つい無意識的にだれかほかの人と比較して自分を卑下する傾向が強い私でしたが、この時ばかりは自分の努力と成長を、ただ暖かく認めることができました。おそらく、それまでの37年間の人生で初めて自己承認できた瞬間だったように思います。

もう一つは、ワーカホリックでアル中だった役員時代(笑)。42歳でした。通勤時間が無駄だと思えて、地下鉄3駅で出勤できる場所に引っ越していました。

全くのど素人といっていい人事や総務のフィールドで、知識も経験もなく、ぶち当たる現実の課題がそのまま学習材料のような時期でした。ゴルフに例えれば、クラブの種類もよくわからないのにいきなりコースデビューして、ルールもマナーもハチャメチャで、振れば空振りかオービー。なのに、とにかくコンペの幹事です!みたいな感じです(笑)。

タイムマネジメントもエネルギーマネジメントもぐちゃぐちゃ。睡眠時間は24時間から仕事をすべて差し引いた最後に残る数時間。ストレスレベルも半端なく高い状態で、役職の責任に見合わない自分の無知と至らなさにさいなまれ、苦しい毎日でした。

その当時、私は会社勤めとコーチの二束のわらじを履いていました。すでに有料のクライアントを抱え、コーチ21(現コーチ・エイ)が提供していたCTP(Coach Training Program)というオンライントレーニングのクラス運営もしていました。その月にオンラインクラスで私が担当していたのが「タイムマネジメント」だったのはこの上ない皮肉だと感じていました。

「タイムマネジメント」のクラスで私がトレーナーとして問いかけていた最もコアな質問は、2つありました。
① 時間は、あなたの命です。あなたが死んでしまったら、時間は消失します。タイムマネジメントは、あなたのエネルギーのマネジメントです。あなたは、あなたのエネルギー=命=時間を何に費やしたいですか?
② あなたのパフォーマンスを最大化する為に、このことを満たせばそれ以外がうまくいくという、根本的に大切なものは何ですか?

私は自分のコーチとのセッションで、そのことを話しました。自分が大切だと思ってお伝えしていることを自分自身が全く実践できていないことの恥ずかしさ・くやしさ。彼女は静かに興味をもって私の話を聞いてくれた後、同じ2つの質問を私に投げ返しました。

その時の私が答えたのは、自分の命を使う究極の目的は「成長すること」。

パフォーマンスを最大化するために私が最も必要としているのは、「質の良い適切な睡眠時間・朝の運動・バランスの良い食事」です。

そして、「日課にしてきた運動も全然できていないし、慢性的な睡眠不足。酒量もどんどん増えるばかりで、パフォーマンスを支える基盤は全く崩壊していて、成長も停滞している」と付け加えました。

すると、彼女は、なんの意図もなく、とても興味深そうに、質問してくれました。
「木村さん、今日話してくださっているタイムマネジメントのお話は、どういう時間の枠で考えているんですか? 1日? 1週間? 3年? それとも自分の人生?」

これもまた、息をのんだ瞬間でした。

その質問を受けるまでの私には、1日・1週間という枠組みしかありませんでした。そして、あれができていない、これができていない、バランスが崩れている、自分が情けない・・・そんな風に感じていたのです。

彼女がくれた「それとも自分の人生?」というフレーズが、私の認識を180度転換してくれました。“人生という枠組みで、今自分がやっていることを俯瞰する”なんて発想は皆無でしたから。自分が「タイムマネジメント」のクラスでトレーナーとして偉そうに語っていたことを、自分自身に適応できていなかったんですよね。

人間って、そういうもの。ある一つの局面ではよくよくわかっていることが、別の局面では全くわからなくなってしまっていたりします。

「人生」というレンジで考えたとき、見える世界がガラッと変わりました。

今取り組んでいることは「成長する」という自分の人生の目的に適合している。今しか体験できないことを、寝ずに働ける若さが残っている今の体力で、ここぞとばかり集中的に学習している。おそらくこの2・3年を逃したら、こんな学習と成長は望めない。だから、今は日常の生活がぐちゃぐちゃでも、そのまま突っ走ればいい。パーンと目の前が開けました。



「ああ、私はこれでいいんだ。自分の人生のタイムマネジメントは今最も適切にできているじゃないか」と。視野が広がったことで、妄想から目が覚めました。被害者的になっていた私が、シャキッとした瞬間です。

私たち人間は、意識の焦点(何に意識を向けるか)を一度に一つしか持つことができません。
そして、私たちは、意識を向けたところからしか情報をとることができません。

マルチタスキングが上手で、パソコン画面にいくつもウィンドウを広げたまま仕事をする方もいらっしゃると思いますが、その場合でも、その瞬間・瞬間を切り取れば、一つのウィンドウの一つの情報に意識が向いているはずです。

コーチが投げかけてくれる質問から、自分では生み出すことのできない“焦点”をくれるとき、そこに広がる「え!?」という空白と沈黙は価千金です。焦点が変われば、見える世界が変化するからです。

今の苦しみや困難は、あなたの長い人生の中の今という点です。

時間はどんどん流れていきます。
今この時も、時々刻々と過去になり、今の今も10年もたてば記憶の一コマになります。
10年後のあなたから、2018年5月末のあなたを振り返ったら、そのあなたが直面している事象にはどんな価値があった思えるでしょうか?

長い時間の流れの【線】を構成する一つの【点】だという“焦点”で、今のあなた観察してみてください。

あなたが、どうやって、何を成し遂げて、今を迎えているのか・・・ありのままに見てください。

あなたが今抱えている憂鬱や不安、今ここでおかすかもしれない失敗は、この先のあなたの人生にどんな豊かさをもたらす可能性のあるものでしょうか?

自分のエネルギーをリフレッシュする

2018-04-25 23:41:32 | プロコーチのプチ心理学講座
4月の冒頭からずっと取り組んでいる着物の断捨離プロジェクトも数日前に山場を越え、手入れや仕分けは全て終了。
でも、なんかスッキリしません。

「こんなにあるんだから、やっぱり日常的に着ないとね~、ちゃんと着ようね!」
虫干しして仕分け作業を進めながら、母と2人で何度となくつぶやきあい、着物用のこまごました備品を「すぐに着られるように整理しなくちゃ・・・」と言いつつも、つい後回しにして、手がつかないままソファーの上に山積み状態で放置してあったからです。

やっと今日の午後。「やってしまおう!」と2人の息が合って、使いやすく格納できました。



あとは着物好きの友人たちを家に招いて彼女たちが好きなものを持って行ってもらい、残ったものを売るだけ・・・というところまで来ました。

あ~、スッキリ~。

更に、今日の私のスッキリ感はまた格別。1週間ほどずっと気がかりだった資格試験のwebテストを受けて、なんとか合格できたからです。3時間もかかるので「まとまった時間がないとできない」ことを理由に先伸ばししていました。正直いって、「落ちたらどうしよう・・・」という不安も、先延ばしの大きな立役者でした。
それを直視しつつ、何とか連休前に!と思っていたところ、今日の午前中の仕事が急遽キャンセルになり、「今やらずに、いつやるの? 今でしょ!」と自分を鼓舞して取り組みました。

「やろう、やろう」と思って気になっているのに、ずっと取りかからずにいたり、しかかりの作業を完了せずに中途半端な状態で放置してあったりして、それが気にかかっている状態のことを「未完了」と呼びます。

「やめたい、やめたい」と思っていながらも、やめられずになんとなくその状態を継続してしまっていることも「未完了」と考えることもできます。

あなたには、どんな「未完了」が思いあたりますか?

大きな「未完了」を抱えてずっとそのことが頭から離れない状態が続いていたり、小さな「未完了」が積み重なって気がかりなことがたくさんある状態が続いていたりすると、無意識的にその気がかりについて考えることにエネルギーを注いでしまい、今目の前にあること・今やるべきことに集中して効果的に考えたり行動したりすることができにくくなります。当然、成果も上がりにくくなるかもしれません。その結果、自己肯定感や自己効力感を抱きにくくなり、新しい発想や行動をとりにくくなり、一層自分を受け入れにくくなるという悪循環に陥る危険性もあります。
 
「未完了」を放置すると、いわば、継続的なエネルギー漏れの状態に陥ることになります。 
逆に、「未完了を完了する」ことができると、そのエネルギー漏れが止まり、充実感や前向きな気分を手に入れて、更にその先に進んでいきたいと感じる意欲を持つことができます。

執務デスク回りの整理整頓、クローゼットや部屋の片づけ、役所関係の書類仕事、友達に借りた本の返却、少し先の会食のレストランの検索や予約、大切な人と仲たがいしてしまった後の関係修復・・・

それをやろうと思ってやらずにいた期間が長ければ長いほど、自分にとってその事柄が重要であればあるほど、未完了を完了した後のスッキリした感覚は大きくすがすがしいもの。
エネルギー漏れが止まるだけでなく、リフレッシュした新鮮なエネルギーに満たされるようです。

通常私たちが抱えている「未完了」はあまり意識化されていません。

日常生活を送っていくなかで「未完了」が全てなくなることはありませんが、時々「今私が抱えている未完了には何があるだろう?」と問いを立て、メモに書き出してみてください。

決して全てを一度にやらなければいけないということではありません。

意識的に、今はやらないものを決めましょう。今回何に取り組むかを選びましょう。いつやるかを決めて、やるぞ!と決めて、それらを完了することで、自分のエネルギーをリフレッシュしてみてください。

最近どんよりしてるなぁ、なんか気分転換したいなあ・・・と思ったら、マッサージも、ショッピングも、お友達とのおしゃべりも、旅行も効くかもしれないれど、【未完了の完了】も効果絶大です。是非選択肢に加えてみてください。


イメージの力

2018-04-21 12:42:41 | プロコーチのプチ心理学講座
一昨日、集中してブログ立ち上げに取り組んで意図した成果を出すことができましたが、それが【今月の私】の意識的に生きる力の発揮のピークだったのかもと、今朝気づきました。やっぱり一直線には進めないもんだなあ・・・と、言い訳めいた達観。

人間のエネルギーは、質・量ともに時々刻々と変化します。いつもいつもいい状態でいることは不可能です。

昨日は、大学一年生のときからの親友と、ランチ・ショッピング・おしゃべりを満喫することが決まっていた日。
駅で待ち合わせ、彼女の買い物にお付き合いしつつ、自分の目も楽しませ(多少の葛藤を乗り越えて自分の買い物は必要最小限にとどめることはできました)、それから遅めのランチへ。

私:「どこにする?」
彼女:「この前いいって言ってたお蕎麦やさんにしようよ!」
私:「いいね!」
と話はすぐに決まり、少し歩いてお店に到着。

この時点で私の頭の中のイメージは・・・

このお店、他では飲めないクラフトビールがおいしくて・・・




前回来た時も、その前の時も、サヨリが品切れで、食べられなかったなぁ。今日はあるかなぁ・・・




私の五感(視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚)の総動員で作り出されたイメージができると、もはや動機付けの必要もなく、この目標にロックオン!

人間はイメージした通りの行動をとります。
イメージが先、そして現実は後から生み出されます。

上でご紹介した写真は、お店に入ってビールとサヨリを注文をしてから撮影したものですが、
それは、私がイメージした通りに目標達成した結果の記録。
彼女とお店選びを合意した時、ほぼ同時に私の中にイメージが沸き上がり、それが数分たってからそのまま現実化したものです。

無意識的に欲望に突き動かされた目標達成だろうが、意識的に意図して進む目標達成だろうが、人間の目標達成のプロセスで、イメージの力は絶大。イメージできたことしか実現しないのが私たちの人生です。

クライアントに対して目標達成したときの状態をビジョン化する質問をするのが効果的なスキルだと教わって、「目標達成のための効果的な質問リスト」を覚えようとするレベルから、一段深い人間理解を得て、イメージした通りのものを実現する人間の力のすごさを知り、それを意識的に活用するコーチの質問の根底に流れる本質的な意義に感嘆するようになった自分がいます。

でも、今回は、無意識的欲望のイメージにあっさりやられた私。ちーん。

さて、話を元に戻すと、私は前日の夜から少し喉が痛くて葛根湯を飲んで休みました。

朝起きたときには「今日はお酒は飲まないほう方がいいな。疲れている体にお酒は負担だから」と考えていました。彼女とショッピングをしている時も、「乾燥でのどがカサカサしてるな・・・ここでお酒飲むと風邪につながるぞ」と、敏感に体の声を感じられていました。

しかし、お蕎麦屋さんのテーブルに座った私は、すぐに「あのね、ここね・・・」と。
彼女にクラフトビールの存在を解説し始めました。欲望の声に軍配が上がるまで0.5秒。

「さんざん歩き回って喉が渇いて、落ち着く雰囲気のお蕎麦屋さんで。食べたいと思いながらもずっと出会えなかったサヨリのお刺身も今日はあるって言うし。彼女ともゆっくりリラックスしておしゃべりしたいし・・・やっぱりね~。そりゃ、お酒があった方が楽しいよね。私が飲まないっていうと、彼女をがっかりさせることになるし・・・」この選択をした自分を肯定する理由はどんどんわいてきます。

やられた! 弱っちょろ~、私の意思。
というのも、時間をおいた後だから感知できること。
「そんなに喉乾いてるなら、水でもがぶがぶ飲みなさいよ!」って、今なら突っ込めますが(笑)

朝は長期的な体調管理の視点からやめた方がいいとわかってたのに、すぐ目の前の短期的な欲望にあらがうことができませんでした。この前のピラティスの記事で、30年後の自分のためにだなんて言っときながら、どこいったんだよ~その私はぁ。

とほほ・・・だからね、言ったでしょ。99敗1勝の勝率って(笑)。

翌朝(今朝)に大事な仕事を控えていたので、まだ遊びたい気持ちはやまやまなれど、そこはぐっとこらえて日没前に彼女と別れました。


電車で一駅乗る間に反省。

イメージの力を知りながら、それをうまく使えていたとは言えません。
「お酒を飲まない方がいい」という目標設定には、すでに「お酒を飲む」というイメージが内包されており、その時点であらがい難い力で方向付けされてしまっていたからです。「お酒を飲まずに何を飲むのか?」飲むもののイメージをきちんと作って目標設定していませんでした。

で、そこから自分を立て直すために帰宅後の行動イメージを明確化。

家に着いたらすぐに歯磨き洗顔を済ませて



薬を飲んで



湯たんぽ抱えて19時に就寝。朝の目覚めまで12時間睡眠。



そして、今度はばっちりその通りに実行♪ イメージするってすごい!

今朝は、のどの痛みは悪化はしておらず、失地回復とまではいかないまでも傷は最小限でとどめられて、仕事もきちんとできました。

今日もこれから休みます。今抱いているイメージは、
ふかふかのベッドで深く眠り、夕ご飯をおいしくいたたいて、明日精力的に動いている私(^^)/