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Sop大隅智佳子の好き勝手な呟きブログです

頑張った14歳

2007年09月22日 20時01分48秒 | Weblog
オペラって面白いです。
なんでヒロインがこんなに若い場合が多いのでしょう??
蝶々さんは15歳で結婚して18歳で死にます。
ヴィオレッタは原作に従えば23歳です。
アンナ・ボレーナだってアンナ様は36歳くらいの設定。
フィガロの伯爵夫人だって20代だっていうし、
コジのフィオちゃんたちなんて17,8歳くらい。
トスカだって若い。
ミミだって22歳。

挙げ出したらキリはないんですが、
その中でも今回挑戦したジュリエッタは数え年14歳。
つまり実年齢は13歳!!でした。
そんな女の子が
社交界デビューして
親たちに結婚持ち出されて
自分で運命の恋をして
自分で結婚して
身内の悲劇に耐え忍び
それでも恋と愛に生きようと決め
最期は愛する人のために死ぬ…

こんなことって出来るんでしょうか。
でも実際にあった話でもあるらしいのが
「ロミオとジュリエット」なのです。

いつも私は演ずる上での目標として
「本人になる」ことを設定します。
無理ですよ、正直。だいたいオペラの曲そのものが
もう大人用なんですから!
でもそれでも「本人」にこだわるのは
舞台の上って必ず「何か」が存在していると感じるからです。

え?別に霊感なんてありません。
ただ純粋にそう思うだけです。

オペラって歴史が長く、その分だけ色んな人の思念が詰まっています。
原作から始まり、作曲者、その歴代の演奏してきた人々、
その周囲の人々、
それは国境を越え、時代を越えて積み重なってきたものです。

そんな色んな人間の思念の塊の中で
今、自分が何をすべきか?
いや、「何になるべきか」と思うわけであります。


ともかく
今回は本当に14歳になりたくて頑張ってみました。
精一杯大人になりきろうとする14歳
初恋を知った14歳
恋にいきると決意した14歳
親も家も捨てる覚悟を決めた14歳
何よりも、生きることよりも死を選んだ14歳。

ジュリエットってどんな人間だったんだろう。
そんな興味を少しでも持って頂けたら
私の目標は達成された気分がします。

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