べんりや日記

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県産杉フロアーを貼り始めました

2006-12-04 13:35:24 | 旧栄町 T邸(越後杉)


昨日に初雪が積もり、ようやく冬らしくなりました。
12月に初雪というのもめずらしく遅い年です。
こんな年は2月頃にドカっとくる可能性もあります。(気をつけねば・・)

旧栄町のT邸では、天井工事が終了し、床工事にさしかかっています。
2階の洋間関連はほとんど地場産の「スギフロアー」(加茂ウッドシステム製)を貼ります。
捨て床に針葉樹構造用合板を貼り、その上に仕上げとなりますが、夏の間に乾燥させ、狂いに狂わせていたら、かなり床のフリクがあり、それを調整するのに2日かかっています。
主に床根太の乾燥による狂いが原因なのですが、地場産のスギ材を使うと、こういう調整作業が必要となるので、手間が掛かり、敬遠されがちなのです。

建てて3ヶ月以内で引渡しだと、引き渡してからこのような狂いが生じてクレームのもととなります。
だから県産材を使うときは乾燥や狂いに十分気をつける必要があります。
米松がスギになったから大きい材料にすればいいという単純なものではないのです。

時間を掛けて、狂わせてから内部造作に掛かる・・
これが基本です。
クレームが心配な工務店やお客さんには不的確な品で、単に補助金が出るからと言って安易に手を出すと大変なことになります。

フロアーも貼り方に一工夫してキシミ音の出にくい工法を使っています。
(そんなたいそうなものではありませんが・・)

木を使うには気を使わなければならないのです。
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