少し前に、小麦と大麦と・・の話をした時、
「成分表を凝視してみて下さい」なんて、書きましたが、その辺を、また少し掘り下げて書いてみます
成分表の簡単な見方
主原料名が載ってて、その一番に書いてあるのが、フードのメイン成分になってるものです。主成分ってやつですね。
で、国内メーカーさんは、原材料の80%くらいが記載されてれば、おおよそOKが通ってしまう・・というのが現状のようです
・・・・「へ~」と流すか「え!?そうなの!?」と思うかは、皆さんの感覚にお任せします。
私は、後者です
それ以外の事でも、日本のペットフード、ドッグフードに関する基準や審査機構の曖昧さを知ってるので
やっとできたペットフードの安全性に関する基準法が、正しく執行され改善されていく事を願ってやみません。。
さて・・ちょっと話がずれましたが・・
主原料の下に記載されてるのが成分表です。
たんぱく質・・・
脂質・・・
繊維・・・
なんて書いてるあるやつですね。
そして
犬は、人間の4倍の動物性たんぱく質が必要な生き物です
前にも書きましたが、犬は、オオカミを祖先とする、肉食寄りの雑食性の動物だからです。
主原料・主成分・動物性たんぱく質が必要なワンちゃん・・の三つのキーワードから、少し話しをまとめていきます。
とあるフードの主原料を見てみると・・・先頭をきって書かれてるのが「穀類」とか「とうもとこし」とか「小麦」とか「玄米」とか「粗引き小麦(意味不明だな笑
)」とか・・・書かれてます。
2番手辺りにチキンエキスとか家禽などの表示はあるものの、もっとよくよく見てみると、穀類を匂わせる原料名が名前を連ねてます。
コーングルテン?コーンフィード?とうもろこし粉?脱脂大豆?ふすま?植物性繊維?ビートパルプ?・・あれあれ??なんだろ、この似たような語源。。
なのに、たんぱく質○○%と、一応、大体の基準値に達してるフードが多く、OKな感じがしてしまってる成分表。
掘り下げて着眼してみないと、多分解らないと思います。
ここで、私のオタク魂が追求し始めます。。
このたんぱく質・・たんぱく質には、大まかに「植物性」と「動物性」の二つに分類されます。
植物性たんぱく質
大豆
豆腐
白米
とうもろこし・・が、含有率が高い食材上位を占めるようです。
動物性たんぱく質
肉
魚
乳製品・・・まあ、みんなたんぱく質そのものですね。
二つのたんぱく質のその違いは、含まれてるアミノ酸の種類の違いです。
動物性たんぱく質に含まれてるアミノ酸の中で、犬の体に必要なアミノ酸は
アルギニン
システン
ヒステジン
イソロイシン
ロイシン
メチオ二ン
タウリン
トリプトファン
フェニルアラニン
トレオニン
バリン
タウリン(条件付必須である)
とされてますが、(これは覚えなくていいと思いますです・笑、私のオタクの域ですから)
植物性たんぱく質には、アルギニン・タウリン・メチオニン・リジン・トリプトファンが根本的に含まれてないそうです。
なので、この時点で、植物性たんぱく質主体では、ワンちゃんの必要栄養価が足りてないのが解ります。
それを補うように、上記の栄養価を追加させてるフードもありますけどね。
そしてもう一つの植物性のたんぱく質と動物性たんぱく質の大きな違い!
わんちゃんの消化器系は、肉食寄りなため、植物性たんぱく質の消化率が動物性の消化率より悪い!という事。
です。
動物性たんぱく質は平均90%に対して、植物性たんぱく質は平均45%と、これだけの違いがあります
そのフード、たんぱく質20%なんて書いてあるけど、植物性たんぱく質主体なんじゃね?
ってか、植物性タンパク質は、消化吸収半分だし、必須アミノ酸も欠落してんじゃね?・・みたいな~~~
最近「穀物不使用のフード」ってのが増えているのが理解できますね・・。
選択肢が増えるのは、いいことだ!!
私も、早めに気づけて良かったと思ってます
一緒に悩み、問題定義し、意見交換し、話しをしてくれる皆さんに感謝を・・
そして、最近、アレルギーが多いワンちゃんや病気がちなワンちゃんが多いのは、一概に乱繁殖や遺伝によるものばかりとは言えない気がしますね。。
こんな内容のブログの内容のまとめは、やっぱり、わんちゃんの健康も飼い主さん次第って事なんだと思います。
食べればいいのか?安けりゃいいのか?それを本当の愛情というんですか?っちゅう事です、はい・・