ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

最近の食生活

2014年05月24日 | 🐤 日記

最近カップヌードルを美味しいと思わなくなってきました

スナックやチョコレート菓子なんかも買わなくなりました。

うちは私以外の家族が食事以外におやつをあまり食べないので

買い置かないのもありますが、そんなわけで食べたいお菓子が思い浮かびません。

おやつは喜びだったのに。

 

最近の私の間食はもっぱら野菜の塩焼きです。

野菜を薄く切って、焼いて、塩をふって食べます。

オリーブオイやごま油を使うことががぜん増えました。

そういうのを美味しいと感じるんです。

 

もう・・・・そういう年なんでしょうね

 

 


いしのようこのお里さん

2014年05月21日 | ⓭ 職人技

NHK木曜時代劇の「銀二貫」を毎週かかさず観ています。

 

正直に言うと、私の受け取っていた原作のイメージとはだいぶ違うスタートに

とまどいがありました。

原作と比べてタッチが軽快過ぎるんです。

 

でも夜の8時台の時代劇ですから、広い層に受け入れられなければいけないという

宿命も負っています。

9回の放送に収まるようにわかりやすく組みたてる必要もあるでしょうし。

 

 

最初の1,2回を観た後も継続してここまで見続けてきたのには訳があります。

ズバリ「いしのようこのお里がとてもいいからです。

原作にはない役なので私の中での彼女は完全アウェイでのスタートだったのですが、

もはや いしのようこのお里なしにはNHKの銀二貫は成立しませんね。

作品の邪魔をするどころか立役者だと思います。

 

今日はいしのようこのお里がすっごくいいと言いたくて書きました。

作品にいない役だからイメージもなく逆によかったのかな・・・とも考えましたが、

作品のファンにすれば変な役を作ってへたな演技をされてはそれこそ二度とは観ないはずですから

やはり彼女のお里が作品の中でいきているということでしょう。

 

梅吉をやってる俳優さんもいいです。

梅吉の人柄のよさがよく出ていると思います。

 

そしてやはり津川雅彦の和助。

津川雅彦らしい和助でなんの文句もありません。

 

 

 


出会いました

2014年05月20日 | ❿ フリマ

セブンプレミアムのカレーうどんのストックを買いにヨーカドーまで行く用事があったので

近くでやっていたフリマを覗いてみました。

そしたらと~んでもない(私にとって、ですよ)掘り出し物に出会うことに

 

 

まずはずーっと欲しかった❶「トンボ玉の赤いペンダント

ま・さ・に!2月の伊豆旅行でトンボ玉の手作り体験するつもりだったのに、歴史的大雪のためキャンセルして

引き揚げてきた過去へのリベンジをはたしたような達成感です!

あ~出会っちゃった

 

 

そして❷「貝のブローチ」  後ろのピン部分に紐を付けてネックレスにしてもいい感じ

夏にぴったり 私の好みにぴったり

 

 

でもって、❸「インドシルクと刺繍の巾着」  

裏地も素敵なんです。青緑色のとても柔らかいシルクで、すごく贅沢な裏地です。

刺繍も豪華

生地が厚手でたっぷりとしています。

この巾着は写真よりも実物の方がずっと綺麗ですよ

 

で最後は❹「手鏡

上の巾着を買った後に別の場所で見つけて、なんか呼び合ってる気がして買ってしまいました。

刺繍ってヤバイです。

私のちょっとしたアキレス腱ですね

 

 

しめて4点。

すぐにトンボ玉を首からぶら下げてご機嫌で帰ってきました。

 

 

(全員で記念撮影)

右下のパッチンどめは巾着を買ったときのおまけです。

羊毛キルトで変身させる予定。

秋のバザーに出せたらいいなと思ってます

 

ちなみに購入価格ですが

❶600→500円に

❷100円

❸(パッチンどめと合わせて)440→350円(太っ腹な前持ち主さん、安すぎない

➍100

 

こうやって好きなものをコツコツ集めて自己満足に浸るのが大好きなんだな。

長~い目で楽しみながら出会いを待つのが私流です。

 

ちなみになかなか出会えないけど根気よく探しているものの1つに「赤いサンゴの1粒ネックレス」があります。

いつか出会えるといいなと思いつつ、私のフリマ通いは続いていきます。

 

 

 

 


ひとりよがりだったのか

2014年05月19日 | ⓭ 職人技

17,8年使っているちゃぶ台?こたつテーブル?のダメージがひどい。

買った時は一枚板の木製(そんなわけないかぁ)だと思っていたけど実は合板で、表面のコーティングも

とてもはがれやすかった。

濃いこげ茶色だったのに色褪せもあるし、傷だらけなのです。

 

そこで私は考えました。

傷を塗りつぶせばいいんじゃないと。

 

以来15,6年、定期的にせっせと作業を行ってきました。

黒の油性マジックでの傷の塗りつぶしです。

 

こんな感じにコツコツと。

 

 

 

脚は塗っても塗ってもすぐ剥がれます・・・・

寝るときにこのテーブルを別の場所へ移動するため、きっと毎日どこかでこすってしまうのでしょう。

私にその自覚はないのですが。

それにしても、加工弱すぎ

 

もう手間かけさせやがって、と思いつつこの作業が嫌いではなく

「どうどう?いいアイディアでしょ!」と我ながらこの思い付きが自慢ですらあったのですが

先日「あ、そろそろだな。」と思って嬉々としてマジックでいざっ!というときに言われました。

 

「・・・・もうやめてくれない? それ、すごく気持ち悪いんだ・・・・・・」と。

 

えっっ  まじっすか ほんとにほんとにそう思ってたの えええぇぇぇ~うそぉぉぅ!!!

みんなから感謝されている行為だと思っていたので、ほんと信じられなくて冗談で言ってるのかと思い

「でもさ、たまにはやっていいよね?」

なんてしつこく食い下がってるうちに

「・・・やめろっていってんだろ?」

と真剣に怒られました。

はっ!!本気で言ってるんだ

 

 

こういった次第で我が家から

伝統の技がまたひとつ消えてしまいました。

寂しい限りです。

 

 

 


読んでよかった

2014年05月18日 | ❷ 本とか映画とか

図書館で10ケ月待ちで手に入れました。

中脇初枝さんの『わたしをみつけて』(ポプラ社)です。

今か今かと待っていた本です。

 

この話の主人公は山本弥生。

産まれてすぐに産婦人科医院の前に捨てられていました。

乳児院を経て児童養護施設で18歳までを過ごします。

 

先ごろ放送されていろいろと話題の絶えなかった「明日 ママがいない」(日テレ)を観た方は

知っていると思いますが、こういった施設には18歳までしか居られません。

その後は身寄りがなくても、行くところがなくても、どんなに嫌でも施設を出て自立しないと

いけないそうです。

進学はまれ。

女性なら美容師か准看護師になる人が多いのだそうです。

 

弥生の場合も施設を出てすぐ昼間は病院で働きながら(病院には寮があるんですね)、

准看護師の資格をとるために看護学校に通い、資格取得と同時に看護師として働き始めます。

 

 

もう二度と誰かから捨てられないために、弥生は「いい子」をふるまい、生身の人間関係も

築かず、病院内の不条理も感じないようにつとめ、自分の心を無感覚化して必死に生きています。

 

 

最初に養護施設から出た後は、引っ越しも転職も出来ません。

最初に部屋を借りるときと就職するときには養護施設の施設長が保証人になってくれるのですが、

それは最初の1回だけのこと。

施設出身者が仕事がきついからと安易に辞めてしまわないためのルールなのだそうです。

弥生に頼れる人はいないのです。

今の病院を辞めさせられないように弥生は「いい子」をつづけることを身に馴染ませて生きています。

「いい子」であることは生きる手段なのです。

でも心の中には等身大の自分がいて、そういう自分を客観的にみています。

 

この物語はそんな弥生のもとに赴任してきた新しい看護師長と仕事を通してふれあう中で

徐々にそして大きく変わっていく弥生の人生、そして成長を描いています。

 

 

出だしから引きずり込まれました。

中脇さんの文章はいちいち立ち止まって読み返したり解釈を試みる必要がないほど、流れ込んで

きます。まるで水のよう。

静かに淡々と。

自分が発した言葉なのではないかと錯覚するほどの共感性を持って。

 

作品の中で弥生はいつも

「早く家に帰りたい。いい子のふりをしなくていいのは家だけ

という感覚の中にいます。

誰とも交わらない弥生ですが、でも新しい看護師長(藤堂師長)にはとまどいながらも

心をひかれていくのです。

素晴らしい出会いです。

 

作品の後半で師長弥生

あなたは自分で自分を育てたのね」と言う場面があるのですが、

弥生にとってなんと尊い言葉だったことか。

 

 

読み終えて、

この先私のそばに誰もいなくなりそれを嘆く日がきても、「この本が私を見ている」と

思うかもしれないな、と思った一冊です。

またすぐ読みたくなった本でもあります。そういうことって稀なのですが。

ラストまで読んだ後もう一度読んだら今度は私は何を感じるだろうという期待があるのです。

また違う希望をそこに見つけるんじゃないかというような。

 

 

人との付き合い方にも、子育てにも、仕事への取組み方にも、自分の生き方すべてにゆさぶりをかける。

体の芯がふるえるような素晴らしい作品でした。

とても優しい日本語で描かれています。

読みはじめたら中断できないと思います。

会話が多いので流れるように読めますよ、読みやすいです

 

 

この作品、気に入った方は是非こちらも読んでください。

1つ前に書かれた作品です。

 

「きみは いい子」(中脇初枝)

2013年本屋大賞 第4位」(他にも「第28回 坪田譲治文学賞」「第1回 静岡書店大賞」受賞)になった

作品です。

「読まなければいけない本大賞(架空)」受賞作品だと思います