無料弁当50個＋お菓子、マスクを21:30から出して、22:25頃には完パケ。昨日同様に一時間保たずに終了。梅雨時の腐敗を防ぐ為には悪くないのだが、あまりの早さに驚く。
夕方に来訪者アリ。路上脱出5号の女性。神奈川県から歩いてきて、当店にたどり着いた方。生活保護を申請し施設にいたが、無事にアパート契約できて、新生活が始まるらしい。わざわざその報告に来てくれた。土地勘が無いので不安らしいが「何でも聞いて下さい」とオーナー。あの日歩き疲れていた彼女に「助けて下さい」と最初に話しかけられたので、印象深いのだろう。トントン拍子に進んだ成功例。このまま頑張ってほしい。
昼に近所の不動産屋から連絡あり。昨夜私が路上脱出一号の部屋のドアノブにかけた弁当が、朝も残っていたとのこと。今夜は、弁当ではなくカップ麺を下げておく事にした。夜に再び連絡がある。滞納していた家賃が振り込まれたらしい。ということは役所へ行ったということなのだろうか。謎は深まる。
居留守か外出か体調不良かは分からないが、一つだけ確かなのは『私が避けられている』という紛れもない 事実。一週間以上、毎晩弁当を運んで来たが、恐らくは会いたくないのだろう。独りで何か打開策を考えている可能性もある。「行くのをやめたら？」とスタッフに忠告される。さて、どうしたものか。引き続き、不動産屋らと情報交換をして、次の一手を考えることにする。
緊急事態になるという報道があり憤りと絶望感でモヤモヤした気持ちになった七夕の夜。そんな夜に、呑んだくれの元ホームレスのオジサンに会えないのを悲しむ、お節介な弁当配りオジサンなのであった。オレ、お疲れ様。
（7/8のTweetより 一部修正）
