ゆみねこ日記

日常日記です。

12月の読書記録 その2

2018-01-01 20:01:33 | ブックレビュー
href="https://bookmeter.com/books/10446788">星宿る虫星宿る虫感想
ものすごく気持ち悪く後味の悪い1冊でした…。法医昆虫学者が登場するということで、川瀬七緒さんの「赤堀先生」のようなタイプを想像していたら違っていて。虫のおぞましさ、不気味さはよく伝わってきましたが、謎がすっきり解明できないことや救いがないことに絶望してしまいました。ヒロイン御堂怜子の壮絶な過去には驚き。第19回日本ミステリー大賞新人賞受賞作。嶺里俊介さん、初読み。
読了日:12月30日 著者:嶺里 俊介
いのちの旅人いのちの旅人感想
「太陽の子」を読んで、すごく感動したことを思い出して手に取った1冊です。命は戦うものではなく、慈しむもの。その思いがあの素晴らしい作品を生み出したのでしょう。
読了日:12月30日 著者:新海均

読書メーター





12月のベスト3です。


伊集院静さんの「琥珀の夢」上下


額賀澪さんの「ウズタマ」


柳広司さんの「風神雷神」上下


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12月の読書記録

2018-01-01 19:57:12 | ブックレビュー
12月の読書メーター
読んだ本の数:42
読んだページ数:12316
ナイス数:5192

銀杏手ならい銀杏手ならい感想
嫁ぎ先から出戻ってきた嶋村萌は、父・承仙の手ならい所「銀杏堂」を引き継ぐ。生意気さかりの子供たちに手こずらされながら、様々な問題に相対してゆく。自信のなさそうな萌の一年に渡る成長もの、江戸のてならい事情や当時の世相も読みとれて楽しく読了しました。母・美津さんが凛として素敵でした。
読了日:12月01日 著者:西條奈加
妖精のスープ妖精のスープ感想
内気な春香は学校では友達を作れず、家に戻っても我儘な妹がいて自分の居場所を見つけられない。そんな春香が出会ったのはカラフルな髪の毛と鮮やかなドレス姿のおばあさん。森に住むその人を「妖精さん」と呼び、料理を教わるように。妖精さんの正体にはちょっと驚いたけれど、彼女も春香たちに救われたのでしょう。児童書、侮れません。大人にもお薦めですよ。
読了日:12月01日 著者:高森美由紀
火山のふもとで火山のふもとで感想
憧れの建築家のもとで働くことになった坂西徹。夏になると浅間山の麓の夏の家に事務所ごと移る、村井設計事務所。国立新図書館の設計コンペを目指し、緊張した雰囲気の事務所とスタッフたち。先生の姪・麻里子との恋愛や先生自身の秘められた恋愛。淡々と物語るその流れはとても心地よく、じんわりと感動が押し寄せてくるようでした。浅間山の麓の自然描写が秀逸!そして、先生の作った建造物を実際に見てみたかったです。
読了日:12月01日 著者:松家 仁之
あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(四) 貫流篇 (時代小説文庫)感想
惣次の出奔で五鈴屋の行く末はどうなると思ったら、やはり智ぼんの出番と相成った。幸の商才は誰もが認めるところ、苦境を乗り越え新たな試みをしかけ、とうとう大きな利益を上げるまでに。これからも幸と五鈴屋から目が離せません。次も楽しみ~。
読了日:12月04日 著者:高田郁
角の生えた帽子角の生えた帽子感想
9つの短編。悪魔の帽子・城山界隈奇譚・夏休みのケイカク・花うつけ・みどりの吐息・犬嫌い・あなたの望み通りのものを・左利きの鬼・湿原の女神。ホラージャンルではあるけれど、怖さよりじわっとした恐ろしさが残ります。「あなたの望み通りのものを」のオーダーメイドDVDにはやられました!「左利きの鬼」も良かったです。
読了日:12月05日 著者:宇佐美まこと
琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎琥珀の夢 上 小説 鳥井信治郎感想
サントリー創業者・鳥井新治郎の一代記。幼少期から小西儀助商店での丁稚奉公、小西勘之助商店の奉公を経て、いよいよ新たな商売を立ち上げるまで。感想は下巻で。
読了日:12月06日 著者:伊集院 静
琥珀の夢 下 小説 鳥井信治郎琥珀の夢 下 小説 鳥井信治郎感想
サントリーのあくなき挑戦。赤玉ポートワインの成功を元に国産ウイスキー、ビール作りと事業を拡大してゆく。神仏への敬虔な気持ち、困った人への支援のやり方。鳥井信治郎という人物の大きさに感動を覚えました。若いころ夢見た「琥珀色」を追い求めついに手にしたもの、それは脈々と現在の経営陣に受け継がれているのでしょうね。竹鶴さんがビールとウイスキー両方の工場長をされていたことに驚き。朝ドラのイメージで、鳥井さんは堤真一さんで脳内ぐるぐる。
読了日:12月07日 著者:伊集院 静
ラストレターラストレター感想
四谷にあるラジオ局・東亜放送。若手アナウンサー・寺島尚人は最古参Pの大越に背中を押され、新しい番組を立ち上げることに。昭和の雰囲気に回帰するというコンセプトの番組は葉書を読むことをメインに。ラストレターというコーナーがじわじわ人気になり奇跡の聴取率アップ。下ネタ・ダジャレ満載で家で読んでいて何度も噴き出しました。かつて深夜放送を聞いていた世代なので、とても面白く読みました。作中に出てくる若葉の鯛焼き、大好きなので食べたくなりますね~。
読了日:12月07日 著者:さだまさし
拝啓 彼方からあなたへ拝啓 彼方からあなたへ感想
手紙を愛する詩穂は城下町で小さな店「おたより庵」を営んでいる。中学時代の親友から預かっていた風変わりな手紙、「もしあたしが死んだら、この手紙をポストへ入れて下さい」。彼女は本当に亡くなったのか。元彼からのストーカーめいた付きまとい、ぶっきらぼうな常連客、ポストに届く奇妙な手紙。色々なことが解決して、小さなお店の行く先も明るい。まずまず面白かったです。
読了日:12月08日 著者:谷 瑞恵
ブルーアウトブルーアウト感想
1890年のトルコの艦船エルトゥールル号の海難事故、そこで救助されたトルコ人の子孫と助けた潮岬大島の住民の子孫。事故から125年の時を経て海の底に沈んでいたあるものを救いあげる。水輝たちの危機には本当に読んでいてハラハラ。125年前の高畑家と現代の高畑家、どちらもエキセントリックな母に翻弄されていたのがちょっと気の毒。
読了日:12月08日 著者:鈴木 光司
インフルエンスインフルエンス感想
友梨・里子・真帆は同じ団地で過ごした時期がある。彼女らが関わった3つの殺人事件。複雑に絡んだ思惑。先が気になり一気に読了しましたが、3人の誰にも共感できず、イライラが募りました。結局作家は誰だったのかが良く分からなかったのもスッキリ出来なかった理由かもしれません。あ、でも面白かったことは確かです。
読了日:12月09日 著者:近藤 史恵
秀吉の活秀吉の活感想
木下版「太閤記」。生きるではなく「活きる」、亡き父の教えを実践する凡人・藤吉郎。とても読みやすいので、歴史小説が苦手な人こそ手にしてほしい木下さんの作品。寧々が妻として支えたから、天下人になれたということは間違いない真実だと、あらためて感じた読書です。
読了日:12月10日 著者:木下 昌輝
希望が死んだ夜に希望が死んだ夜に感想
川崎市の空き家で女子中学生の遺体が見つかり、現場から逃走しようとした同級生の冬野ネガが逮捕された。果たしてネガは春日井のぞみを殺害したのか。ネガは母子家庭、のぞみは父子家庭。貧困問題と親のネグレクト。目標に向かって健気に生きていたこの子たちを何とか出来ないものかと辛くて仕方なかった。ネガの母親は最低な女だ。真犯人の犯行動機と身勝手さに呆れたけど、真壁刑事が成長できたのは良かったかな。読み心地は良くはないけれど、子供の貧困問題を取り上げたタイムリーな作品だと思う。
読了日:12月10日 著者:天祢 涼
目でみることば 有頂天目でみることば 有頂天感想
目でみることば、第3弾。まず表紙の「たぬき寝入り」が可愛い!「青写真」は懐かしく、「雁首を揃える」は見て納得です。「目白押し」、いつかは撮影出来ると良いですね。「追分」「落合」、これも分かりやすい。
読了日:12月10日 著者:おかべ たかし
ルビー色の旅 (児童文学創作シリーズ)ルビー色の旅 (児童文学創作シリーズ)感想
読み友さんの感想で手にした1冊。高校入試に失敗しためぐみがタイムスリップしたのは、1947年の結核病棟。絶対安静で死の恐怖に怯える同室の女性たち。15歳のめぐみは不思議な体験を機に大きな決断をする。今から30年も前にこんな素敵な作品を書かれていたなんて素晴らしいです。読み継がれてほしい名作、お薦めします。
読了日:12月11日 著者:堀内 純子
手のひらの砂漠手のひらの砂漠感想
怖くて切なくて、一気読みでした。DV夫・雄二から逃れ、自立を模索し、女性たちだけで営む農業法人で暮らし始めた可穂子。離婚出来ても雄二はストーカーになり、執拗に追いかけてくる。ストーカーになる人間の心はどうなっているのか、女性たちの自立を妨げるものは何なのか。結末が可穂子にとって幸せになる方向だったので、何となくほっとしました。
読了日:12月12日 著者:唯川 恵
見た目レシピいかがですか?見た目レシピいかがですか?感想
元CAのイメージコンサルタント・御手洗繭子。コンサルティングを依頼した人たちの変化が目に見えるようで面白かったのですが、平凡な主婦・純代さんの話はよかったけれど、あかねにはゲンナリ。美波もあまり共感できず残念。パーソナルカラー診断は受けたことがあったので、イメージしやすかったですね。ちなみに私は春、ゴールド系の方が似合うのだとか。
読了日:12月12日 著者:椰月 美智子
身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)身代わりの空(上) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)感想
富山の空港でNALの旅客機が墜落。20人が死亡、負傷者多数。警視庁犯罪被害者支援課メンバーも、犠牲者家族の支援のため富山入りする。偽名で搭乗した人物が殺人事件の容疑者であったことから複雑な様相をみせ、もうひとつの殺人事件や謎の意識不明者も絡む。感想は下巻で。
読了日:12月13日 著者:堂場 瞬一
身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)身代わりの空(下) 警視庁犯罪被害者支援課4 (講談社文庫)感想
旅客機事故で死亡した指名手配犯・本井忠介。その嫌疑に疑いを持ち事件の検証を始めた村野。複雑な様相を見せる事件は富山県警と警視庁を翻弄する。堂場作品のオールスターが登場し、読み手のテンションも上がった!上下巻、一気に読ませてもらい、大満足でした。まさに「身代わりの空」でしたね。
読了日:12月14日 著者:堂場 瞬一
襷を我が手に襷を我が手に感想
所属企業の陸上部が廃部になり、お嬢様大学の新設駅伝部の監督を任された千吉良朱里。グラウンド整備から始まり、部員集め、駅伝への道のりは中々厳しい。選手たちの競技への思いも様々、個性も異なる。そんなメンバーを率いてのレースのシーンはやはり感動的。あぁ、長い距離を走れる人って本当にすごい!走るのが苦手な私は見ているだけで感動です。駅伝小説好きな方にはお薦めですよ~。
読了日:12月15日 著者:蓮見恭子
恋のゴンドラ恋のゴンドラ感想
非常に軽い読み物でした。若者たちの恋愛模様を里沢温泉スキー場を舞台に展開する。最初のゴンドラから終章のゴンドラへと続くストーリーの作り方はさすがです。しかし浮気男の広太、最低!
読了日:12月16日 著者:東野 圭吾
ご機嫌な彼女たちご機嫌な彼女たち感想
9歳の子供を持つシングルマザーの寧・万起子・美香。そしてちょっと年上の崇子。離婚・未婚の母・死別とみな事情は異なるけれど子供を育てることに懸命になり、恋もして。母のネグレクトで16歳で自立し20歳でシングルマザーになった美香を応援するような気持で読了しました。粕谷さんの男気が素敵でしたね。
読了日:12月16日 著者:石井 睦美
菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日 (だいわ文庫)菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日 (だいわ文庫)感想
菜の花食堂のランチ、食べてみたい~!靖子先生の料理教室にも通って習いたい。きゅうり・ズッキーニ・カレー(ドライカレー)・ウド・ピクルス。小さな謎解きを絡めてこの巻も楽しく読了しました。菜の花食堂が上手く行って優希も正式にスタッフになれたら良いな。
読了日:12月17日 著者:碧野 圭
砂上砂上感想
離婚して実家に戻り、同級生の男が経営するビストロでアルバイトをしながら小説を書く女・柊令央。この令央に共感出来なくて最初は読み進め難かった。編集者小川乙三にダメ出しをされながら小説を直すうちに令央が少しずつ変化してゆく。小説家というものは、実に大変な職業なのですね。面白さという点ではやや微妙。
読了日:12月17日 著者:桜木 紫乃
セブンズ!セブンズ!感想
ラグビーW杯の開催が決まり、盛り上がる釜﨑市。2019年のW杯、2020年の東京五輪、しかしその前に地元岩手県開催の国体で優勝しなければならない。地元チーム・ブロッサムの監督兼プレーヤーの奥寺浩子の悩みは尽きない。少ない選手たちをどう育ててゆくか、対戦チームの研究や戦略。国体本番のシーンはドキドキ。スポ根もの好きな私にはとても楽しい読書でした。
読了日:12月18日 著者:五十嵐 貴久
恩寵恩寵感想
仕事に疲れ会社を辞めた風里が古い民家を見つけて住まうようになる。二の池・三の池、そして今は使われていない古い井戸。不思議な夢でつながる世界と、現実の植物園や建築、刺繍や書道。登場人物のつながりにやや戸惑いを感じながらも先が気になって一気に読み切りました。読んで満足、楽しい時間でした。
読了日:12月19日 著者:ほしお さなえ
猿の見る夢猿の見る夢感想
59歳の薄井正明は元銀行員。取引先の繊維会社に出向し、その会社が急成長し、上手くやれば社長の目もあるかと虎視眈々と狙いを定めていた。しかしこの薄井というおっさんがどうしようもないダメ男。奥さんにも愛人にも愛想を尽かされるのは自業自得。「見ざる・言わざる・聞かざる」そして「せざる」には笑わせてもらえました。女の方がたくましいということがよく分かりますね。
読了日:12月20日 著者:桐野 夏生
テーラー伊三郎テーラー伊三郎感想
福島の寂れた商店街にある「テーラー伊三郎」。頑固な伊三郎がコルセットをショーウィンドーに飾ったことで、巻き起こる騒動。高校生のアクアと明日香が大活躍。面白かったのですが、明日香のキャラが前作「フォークロアの鍵」の主人公と重なる。赤堀先生にもね。嫌いじゃないんだけど。
読了日:12月21日 著者:川瀬 七緒
つぼみつぼみ感想
「スコーレNO.4」で宮下さんの作品に出合い、そこからずっと追いかけています。スピンオフの3編で麻子の実家の様子や妹たちのことがうかがえて楽しめました。「あの人の娘」が特に良かったです。アンソロジーで既読の「なつかしいひと」、やっぱり泣けました。
読了日:12月22日 著者:宮下 奈都
逆流 越境捜査逆流 越境捜査感想
今作は冒頭から鷺沼が襲われて怪我を。宮野とのやりとりは相変わらず面白く料理の腕も素晴らしい。新たにメンバー入りした彩香も良いキャラ。中々本筋の捜査が進まないと思ったら終盤で二転三転で面白かった。今回は井上くんの成長著しい。
読了日:12月23日 著者:笹本 稜平
代理人代理人感想
プロ野球選手を1年で引退し、弁護士資格を取って先週の代理人として活動をする善場圭一。知らない世界を垣間見せてもらいましたが、今一つ集中して読めなかったのが残念。プロ野球好きならきっともう少し楽しめたのかも。
読了日:12月24日 著者:本城 雅人
夫の後始末夫の後始末感想
夫が借りてきた本をついでに読了。この先年老いてゆく私にとって参考になることばかり。やはり元気なときに人生の最期をどう迎えるかを話し合っておくことが大切だと思いました。実家の母は父を亡くして一人で暮らしているけれど、逆だったら父に一人暮らしは無理だっただろうなと思いました。
読了日:12月24日 著者:曽野 綾子
スケートボーイズ (実業之日本社文庫)スケートボーイズ (実業之日本社文庫)感想
大学生フィギュアスケーター・伏見和馬は怪我から復帰して大学4年の全日本選手権を最後の舞台と定め、練習に励む。大学スポーツ新聞の記者・将人は取材を通し選手たちとフィギュアスケートに魅せられてゆく。昨日オリンピック代表選考会となる全日本フィギュアが終わったタイミングでこの本を読めて良かったです。リンクの上の選手たちは、「ここまでやってきたこと、それをここで精一杯出せればいい。こうして滑る喜びを、演技にこめることができればいい。」P236引用、そう思って努力を重ねて来たに違いないでしょう。
読了日:12月25日 著者:碧野 圭
ウズタマウズタマ感想
脳梗塞で倒れた父から預かった謎の預金通帳。シングルマザー・紫織との結婚を控えた周作は、父の過去をたどり、自分の身に起こっていたことを知る。切なくて泣きそうになりながら読了。25年を経て巡り合えた人と、新しい家族を作っていけたらと思いました。
読了日:12月25日 著者:額賀 澪
ランチ酒ランチ酒感想
タイトルから想像していたのと違って、主人公祥子の身の上や仕事の中身は結構重かった。都会に咲くあだ花「見守り屋」として夜中に働き、仕事終わりのランチと美味しそうなお酒を。これがあるから彼女は頑張れる。新しい資格に挑んでもっと前向きに生きる祥子のこれからを続編で読んでみたくなりました。
読了日:12月26日 著者:原田ひ香
婚活中毒婚活中毒感想
理想の男・婚活マニュアル・リケジョの婚活・代理婚活の4編。みなそれぞれ面白く一気に読了しました。リケジョの話は某TV局のお見合い番組さながらで楽しめ、婚活マニュアルの美女と醜女のタッグ。代理婚活が、親の立場から描かれていて一番印象が良かったです。
読了日:12月26日 著者:秋吉 理香子
駐在日記 (単行本)駐在日記 (単行本)感想
昭和50年4月、神奈川の田舎・雉子宮駐在所に新婚の周平と花夫妻が赴任。奥さんの日記という形で綴られた駐在所の日々。とてもほっこりとして良い読書時間を楽しめます。3匹の猫と暮らし、元刑事の夫と元医師の妻。村の人々を見つめる目は温かい。
読了日:12月27日 著者:小路 幸也
そのバケツでは水がくめないそのバケツでは水がくめない感想
アパレルメーカーに勤める理世は、新しいブランドの立ち上げを担い、才能あふれるデザイナー・コトリと知り合う。公私ともに仲良くなったコトリと新ブランドを作り上げてゆく、楽しげな展開かと思ったら、不穏な流れに読みながらドキドキ。理世に信頼できる恋人や親友がいてくれたこと、ラストも好みの展開で、明るい方向だったので読み心地は良かった。飛鳥井さん、やっぱり女ごころを描かせたら抜群です。
読了日:12月27日 著者:飛鳥井千砂
風神雷神 風の章風神雷神 風の章感想
俵屋宗達の物語。とても読みやすく歴史ものなのにスイスイと読み進めることができました。扇屋の跡取りとして養子に入った伊年がどのようにして風神雷神図屏風を描くに至ったのか。物語は序章、感想は下巻で。
読了日:12月28日 著者:柳 広司
風神雷神 雷の章風神雷神 雷の章感想
とても楽しく上下巻を読み終えました。本阿弥光悦と袂を分かち、新たに烏丸光広と縁を結ぶ。扇屋を営みつつ、光広から広がる公家や寺社との関わり。光悦亡きあと、「どうか、ご自分の仕事を成し遂げてください」この言葉で覚醒したのでしょうか。一度は「風神雷神図屏風」を見に行かねばとの思いが強くなります。柳さんの新境地とも言える大作、堪能しました。お薦めします。
読了日:12月29日 著者:柳 広司
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あけましておめでとうございます

2018-01-01 09:46:29 | 日記
2018年、あけましておめでとうございます。

当地方では、穏やかな晴れの天候、風もあまりなく素敵な元朝を
迎えることができました。

少し早起きして、荒浜海岸へ初日の出を見に行ってきました。

美しい初日の出に、一年の思いを込めて。










今年もブログを見て下さっている皆さんにとって、良い年になり
ますように!


コメント (4)
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