ゆみねこ日記

日常日記です。

1月の読書記録 その2

2016-02-01 20:29:21 | ブックレビュー

肉小説集肉小説集感想
お肉にまつわる短編集。実は豚足はちょっと苦手(笑)あとの部位は全部好きですw 「魚のヒレ」と「アメリカ人の王様」が好きでした。お肉、食べたくなりますね~。
読了日:1月24日 著者:坂木司
雲をつかむ少女雲をつかむ少女感想
YAジャンルの本です。これは小学校高学年からの若い皆さんやその親御さん、お祖父ちゃんお祖母ちゃん世代と幅広く読んでいただきたい1冊ですね。リアルとネットを考えさせてくれました。
読了日:1月24日 著者:藤野恵美
スープの国のお姫様スープの国のお姫様感想
樋口直哉さん初読み。湘南の古い大きな洋館に住む老婦人のために、夕食のスープを作るために雇われた1人の男。腕は確かなのに、どこか欠落している彼。一杯のスープをめぐるとても奥深い物語でした。丁寧に作られた美味しいスープを飲んでみたいです。
読了日:1月25日 著者:樋口直哉
ヘブンメイカー スタープレイヤー (2)ヘブンメイカー スタープレイヤー (2)感想
10の願いがかなうスターボードを手に入れた時、人はそれをどう生かすのか?好きだった女性を招いても、心までは手に入れることは出来ない。何でも自由に出来る力を得ても自分の歪小さに気づいて悩む。RPGのようであるけれど、人の欲望や差別、中々奥深いものを書いた1冊だと思います。佐伯逸輝の選択は間違っていなかったと思いました。
読了日:1月26日 著者:恒川光太郎
凪の司祭凪の司祭感想
何だか感想を書きにくい。篠崎百代に対して怒りを感じたと言う以外に書きようがないです。婚約者を理不尽な理由で亡くしたとはいえ、他人を大量に殺戮するなんてありえない。。
読了日:1月27日 著者:石持浅海
岬のマヨイガ (文学の扉)岬のマヨイガ (文学の扉)感想
三陸の海岸近くの狐崎の駅であの震災に遭った萌花ちゃんとゆりえさん。二人を救ってくれたのは山名キワおばあちゃん。血のつながらない、世代の違う3人は、岬の古い民家で暮らしはじめる。とても素敵なファンタジーでした。おばあちゃん、いったい何者?
読了日:1月27日 著者:柏葉幸子,さいとうゆきこ
グランドマンショングランドマンション感想
こんな癖の強い住人だらけのマンション、絶対に住みたくないと思いました。でも、隣人と上司は選べないって言う言葉もあるし…。久しぶりに折原ワールドに浸りました。
読了日:1月28日 著者:折原一
MasatoMasato感想
岩城けいさん2作目。こちらもとても読みやすく良書!いきなりオーストラリアの現地の小学校に放り込まれたマサトの成長譚。学校に馴染めず、ようやく慣れて来た時に母の考え方とぶつかり。マサト、良く頑張ったねって褒めてあげたくなりました。
読了日:1月28日 著者:岩城けい
アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)感想
伊坂さんの初期の名作。大学に入学したばかりの学生がアパートの隣人河崎に、いきなり持ちかけられた「書店襲撃」。狙いは広辞苑!? 2年前の出来事とのつながり。ドルジの未来が明るければと思いました。
読了日:1月29日 著者:伊坂幸太郎
屈折率 (講談社文庫)屈折率 (講談社文庫)感想
佐々木さんの作品には珍しく企業小説。元やり手商社マンがガラス工場の再生を請け負うというもので、そちらは良かったけど恋愛の部分はちょっと微妙・・・。
読了日:1月30日 著者:佐々木譲
藁の楯 (講談社文庫)藁の楯 (講談社文庫)感想
10億円の懸賞金を掛けられた殺人犯を、福岡県から東京へ移送する任務を命じられた5人の警察官。襲撃して来るのは・・・。中々面白かったです!
読了日:1月31日 著者:木内一裕

読書メーター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月の読書記録 その1

2016-02-01 20:07:28 | ブックレビュー
1月はかなり沢山の本を読めました。
文字数の関係で2回に分けて書きます。


面白かったのは池井戸潤さんの「下町ロケット2ガウディ計画」
奥田英朗さんの「ナオミとカナコ」

どちらもドラマ化されていますね!

その他にも振り込め詐欺を描いた「勁草」黒川博行さん、
「Masato」、「岬のマヨイガ」「ちゃんぽん食べたか!」等々。


2016年1月の読書メーター読んだ本の数:50冊読んだページ数:16131ページナイス数:5548ナイスつまをめとらばつまをめとらば感想第154回直木賞候補作。江戸時代の男と女を描いた6つの短編。どの話も女が強く逞しい。第1話の「ひともうらやむ」と3話の「乳付」が好きでした。2016年1冊目です。読了日:1月1日 著者:青山文平
いのちの姿いのちの姿感想大好きな作品の誕生秘話や、病に苦しんだ日々のこと、作家となる決意をしたきっかけ等々短い文章ですが読み応えがありました。「水のかたち」の中のサイドストーリー的な北朝鮮からの引き上げ話も、宮本さんの苦闘時代の知人からのものだったと。これからもどんどん心ふるわせる作品をお待ちしています!読了日:1月1日 著者:宮本輝
蘇生蘇生感想震災で福島の地を離れ、バラバラになった6人の幼なじみ。1人の女の子の自死をきっかけに北海道の岬に元担任教諭とともに集まった。そこで思わぬ事故に遭い、瀕死の先生を救うために5人は森の中へと歩み出す。暗闇の中、5人の思いはすれ違い不信に苛まれる。大きな心の傷は大人だけではなく子供の心にも。経験しなかった人間が軽々に語れないとは思いますが、結構ヘビーな読後感です。読了日:1月2日 著者:五十嵐貴久
颶風の王颶風の王感想河崎秋子さん、初読み。2014年三浦綾子文学賞受賞作。馬とともに生きて来た一族の歴史。福島から北海道へ、馬に生かされ自然と向き合い、やがて馬からは離れざるを得なかった六世代に渡る一族。じんわりと感動にひたりました。お勧めします!読了日:1月2日 著者:河崎秋子
暗転暗転感想通勤ラッシュの電車が脱線し、多数の死傷者が。巻き込まれた週刊誌の記者、婚約者を失った男性、事故に遭った人に事情を聴く定年間近の警察官、鉄道会社の広報部の社員と四つの視点から物語が進む。事故の原因をでっち上げようとする会社と、真相を明らかにしようとする人々。御手洗さんの母親が一番真っ当で、拍手!「会社は社会より小さい。あなたは東広鉄道の社員である前に、社会の一員なんだから」。読了日:1月3日 著者:堂場瞬一
シロガラス4 お神楽の夜へシロガラス4 お神楽の夜へ感想少年少女の6人が、それぞれのワザや能力を磨き、森崎古丹の謎を追いつつ迎えたお神楽の夜。そして怪しいものが現れて…わぁ~この終わり方はドキドキしながら次を待てと言うことですね。楽しみに待ちますか。。読了日:1月3日 著者:佐藤多佳子
勁草 (文芸書)勁草 (文芸書)感想振り込め詐欺犯のグループと、それを追う刑事たち。名簿屋・掛け子・受け子・道具屋など複雑に絡んだ犯罪者のグループ。詐欺の手先として使われるだけだった橋岡と矢代は賭博の借金をきっかけに闇の中へと落ちてゆく。悪銭身に付かずとは良く言ったものですね。銀行もセキュリティを強化していることが良くわかりました。やはり騙されないようにすることが一番だと再認識。佐竹・湯川のコンビ、良かったです。面白かった。読了日:1月4日 著者:黒川博行
誤断誤断感想製薬会社の広報部の若手社員槙田が、副社長の特命を受けて秘密の任務を担う。会社には大きな秘密があり、真実を知った槙田は大きく悩み苦しむ。会社を守るべきか、正義に生きるべきか。40年前の公害事件も絡み、重く苦しい読み心地でしたが先が知りたくて一気に読破しました。「暗転」に次いで社会派の堂場さん、こちらも中々良かったです。お勧め。読了日:1月5日 著者:堂場瞬一
白疾風白疾風感想北重人さん、初読み。いやー、面白かったです!信長の伊賀攻めで国を離れた元忍びの疾風の三郎が、武蔵野の谷あいに開いた村と村人を守るため闘う。隠し金山や、風魔との戦い、風流女・桔梗等々沢山盛り込まれていて、純粋に楽しめる時代エンタメ。お勧めいただいたキムチ27さんに感謝です。読了日:1月6日 著者:北重人
パンとスープとネコ日和パンとスープとネコ日和感想母の遺した食堂を、自分の理想とするシンプルなパンとスープだけを提供するお店に改装して営業を始めたアキコさん。お店を手伝ってくれる人柄の良いしまちゃん、愛猫のたろとともに。母のお店の常連さんとの付き合い、自分の出自への悩み、そしてたろちゃんとの突然の別れ。読んでいるこちらまで泣けてきました。アキコさんのお店が近くにあったらランチに行ってみたくなりました。読了日:1月6日 著者:群ようこ
ナオミとカナコナオミとカナコ感想こんな男は排除されても仕方がないって思ってしまいました。完璧な計画で排除を実行出来たと思いきや、どんどんほころびが出てきて、最後までドキドキが止まらず。こんなに恐ろしい思いで逃げるのならば、ナオミは別な解決方法を提案してあげたら良かったのに。。中国人の女社長とのやり取りは面白く読めました。ドラマ化されると言うことなので、そちらも楽しみ!読了日:1月7日 著者:奥田英朗
退出ゲーム退出ゲーム感想読みたかったシリーズにようやく手をのばすことが出来て大満足です。弱小吹奏楽部に入部したフルート初心者のチカと、ホルン吹きのハルが、学校の謎を解いてゆく。個性的な部員が加わったり、社会問題を含め、結構重い中身にビックリ。顧問の草壁先生、とても気になります。なぜ、この学校にやって来たのか?次も楽しんで読みたいですね。読了日:1月8日 著者:初野晴
初恋ソムリエ初恋ソムリエ感想シリーズ2作目。可愛らしいタイトルとは裏腹な重い内容の章もあったり。ハルタとチカも2年生になり部員も増えてきて吹奏楽部らしくなってきたので、これからが楽しみ。あまり間を空けずに次も読みたい。読了日:1月8日 著者:初野晴
霧 ウラル霧 ウラル感想期待に違わず面白い1冊でした。昭和35年から41年までの道東根室。土地の実力者の三人姉妹を軸に物語が進む。長女は政治家の妻に、次女はヤクザの姐さん、三女は金貸しと婚約する。見えているのに渡れない島、国境であり、最果ての地である道東の重苦しさ、湿った風。桜木さんでなければ描けない世界だと思います。優しい顔の鬼、恐ろしい…。読了日:1月9日 著者:桜木紫乃
峠しぐれ峠しぐれ感想結城藩と岡野藩を結ぶ街道の途中にある弁天峠で茶屋を営む夫婦は、訳あり。盗賊やお家騒動、藩内の権力闘争などに、凄腕の剣を使う半平と聡明な志乃が大活躍。重厚な時代物ではないけれど、文句なしにたのしめました。読了日:1月9日 著者:葉室麟
それは秘密のそれは秘密の感想乃南さんの作品は大好きなのですが、これはうーーーん・・・。がっつり読み応えのある長編を楽しみに待ちます。小学生を誘惑する同級生の母親、許せないなぁ。。読了日:1月11日 著者:乃南アサ
メグル (創元推理文庫)メグル (創元推理文庫)感想H大学学生部奨学課には、短期間だが割の良いアルバイトがある。仕事を紹介する女性職員は無表情で一風変わっていて。ヒカレル・モドル・アタエル・タベル・メグル、この5つの仕事の中で唯一彼女が引き止めた仕事はアタエル。どれも短編ながら中々考えさせられる内容で読み応えがありました。お勧めです。読友さんの情報に感謝。読了日:1月11日 著者:乾ルカ
下山事件 暗殺者たちの夏下山事件 暗殺者たちの夏感想GHQ統治下の日本の闇。謎めいた「下山事件」を小説として書かれたもの。前作「下山事件 最後の証言」から10年経ち、詳細な事実も判明したと。あの時代に起こった未解決の事件には表に出せない事実がまだまだ隠されて居るのでしょうね・・・。読了日:1月12日 著者:柴田哲孝
炎の塔炎の塔感想ハラハラドキドキが止まらず、一気に読了しました。100階建ての超高層ビルのオープニングセレモニー当日に起こった火災。最上階のボールホールに取り残された多数の人々。まだ若い女性消防士の奮闘、無責任な社長。韓国の沈没船の船長をつい連想してしまったけれど、やっぱり死なないで責任を取らせたかったなぁ。読了日:1月13日 著者:五十嵐貴久
ヒトリコヒトリコ感想額賀さん、初読み。あぁ、なんと切なくヒリヒリするのでしょう!小5の2学期始めの頃の出来事でクラスの中に居場所を無くした深作日都子。ヒトリコって、悲しすぎます。若い才能ある作家さんのデビュー作、これからも注目したいと思います。読了日:1月13日 著者:額賀澪
それを愛とは呼ばずそれを愛とは呼ばず感想いつもの桜木さんの作風と違っていて少しビックリ。生真面目な女性が何故?確かに「それを愛とは呼ばず」。賛否分かれると思いますが、私は面白く読めました。読了日:1月14日 著者:桜木紫乃
屋上のウインドノーツ屋上のウインドノーツ感想一人ぼっちの給前志音が高校に入学して吹奏楽部に入部する。部長日向寺大志は中学時代の出来事で心に傷を持つ。弱小吹奏楽部で音楽を通して挫折や成長する、爽やかな物語。親の目線で吹奏楽部の子供たちを見守るような気持ちで読了しました。とても良かったです。読了日:1月14日 著者:額賀澪
BAR追分 (ハルキ文庫)BAR追分 (ハルキ文庫)感想追分とは、道が二つに分かれるところ。人生に迷った人が、ふと訪れた新宿の入り組んだ小路の奥の横丁にある「BAR追分」を舞台に、物語が進行する。結婚する娘と無器用な父親の物語が素敵でした。黒猫に導かれて私もふらりと行ってみたいBAR追分。読了日:1月14日 著者:伊吹有喜
空想オルガン空想オルガン感想ハルチカシリーズ第3弾。ようやくB編成でコンクールに挑んだ清水南高校吹奏楽部。ヴァナキュラー・モダニズム、お坊さんの錫杖の音色にはニヤリ。ギャルバンドの面々のこれからの活躍を想像してみたい。空想オルガン、切ない…。つまづいても上に向かうこれからのハルチカたちを応援したくなりました。次、行きます!読了日:1月15日 著者:初野晴
千年ジュリエット千年ジュリエット感想今作はコンクールではなく、文化祭シリーズ。何だか集中し難い状態で読んだせいかあまり印象に残らなくて残念…。次に期待します。読了日:1月16日 著者:初野晴
強運の持ち主 (文春文庫)強運の持ち主 (文春文庫)感想元OLの吉田幸子は営業の仕事で鍛えた話術で、占い師「ルイーズ吉田」としてショッピングセンターの片隅に店を構える。悩みを抱える人の背中を押す、ほっこりした物語。おしまいが見える武田くんが面白く、ルイーズの彼・通彦の料理に笑えます。読了日:1月16日 著者:瀬尾まいこ
箕作り弥平商伝記箕作り弥平商伝記感想大正時代の秋田の箕作り。東北地方では尊敬されるその職業が関東に行くと全く違ったものになる。熊谷さんの筆力で面白おかしく表現されているけれど、辛く切なくなってしまいました。弥平さんとおキヌさん、幸せになって欲しいのに。あの時代、生まれ育った地域以外を知る術のなかった人々にとって、情報を運んでくれる行商さんは貴重な存在だったのでしょうね。富山の薬売り沢田喜一郎さんが主人公の物語も読んでみたくなりました。読了日:1月16日 著者:熊谷達也
分水嶺分水嶺感想北海道の大雪山系に絶滅したと思しきエゾオオカミが生息している?父の遺志を継ぎ山岳写真家となった風間は、撮影中の山中で風変わりな男田沢と知り合いになる。10年前に田沢が犯したと言う殺人事件、リゾート開発、オオカミの謎。「奈落の上の綱渡り」、なるほど。本格的な山岳小説、ガッツリと読み応えがありました。大満足。読了日:1月17日 著者:笹本稜平
桜の下で待っている桜の下で待っている感想宇都宮・郡山・仙台・新花巻、東北新幹線でそれぞれの場所に向かう家族の物語と、車内販売の女性の物語。短編ですが、どれもみな良かったです。帰る場所があるということは、幸せなのだと思いました。読了日:1月17日 著者:彩瀬まる
天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)天久鷹央の推理カルテII: ファントムの病棟 (新潮文庫nex)感想シリーズ第2弾。前作よりぐっと中身が濃くなった感。人の気持ちをくむことの苦手な鷹央をしっかりサポートする小鳥遊。天使の話には涙でした。読了日:1月18日 著者:知念実希人
下町ロケット2 ガウディ計画下町ロケット2 ガウディ計画感想やっぱり良いです!佃製作所の物づくりに懸ける情熱とプライド。ドラマを見た後なので、あの顔この顔が脳裏にちらつきましたが、大満足の読後感。読了日:1月19日 著者:池井戸潤
ちゃんぽん食べたかっ!ちゃんぽん食べたかっ!感想面白かったです!さださんが12歳で単身上京し、ヴァイオリンを諦めグレープ結成にいたるまでの自伝的小説。色んな人に愛され支えられ、最初の目的とは違っていたけれど自ら選んだ道。ほぼ同世代を知っているだけに、より興味深く読了しました。読了日:1月20日 著者:さだまさし
ルーキー - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)ルーキー - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)感想交番勤務から刑事課強行犯に転属した新人刑事・一之瀬拓真。いきなり殺人事件の捜査に当たることになり、指導役の先輩刑事藤井と共に第一歩を踏み出した。刑事の仕事について全くの白紙状態の拓真と共に捜査に当たっているような読後感でした。どんな刑事になっていくのか楽しみなので、シリーズを追いかけます。 読了日:1月21日 著者:堂場瞬一
14歳の水平線14歳の水平線感想父の故郷の南の島で夏休みのキャンプに参加することになった14歳の加奈太。父征人の14歳と物語は行き来をします。キャンプに参加した6人の友情、父と息子の想い。何とも爽やかで素敵な1冊でした。読了日:1月21日 著者:椰月美智子
かもめ食堂かもめ食堂感想異国フィンランドで38歳の女性サチエが開いた「かもめ食堂」。宣伝もしないで来る人を待つと言うその場所に引き寄せられるようにやって来たミドリとマサコ。子供がお店を営むなんてと遠巻きに見ていた現地の人々。サチエのこだわりのおにぎりは、受け入れてもらうまではまだまだ時間がかかるかな?ふわりとした雰囲気であっという間に読了しました。読了日:1月22日 著者:群ようこ
猫は密室でジャンプする (光文社文庫)猫は密室でジャンプする (光文社文庫)感想ミステリー作家・桜川ひとみの同居猫「正太郎」の可愛いこと!色んなしぐさが可愛くてたまりません。特に猫目線のお話が楽しかったです。読了日:1月22日 著者:柴田よしき
心の森 (ハートウォームブックス)心の森 (ハートウォームブックス)感想お父さんの仕事の都合でアメリカのとある町に引っ越した12歳の響くん。家の近くの森でディジーという少女と出会い友達になる。言葉の違いを乗り越え、自分の思いを懸命に伝える響くん。とても爽やかで読み心地の良い1冊でした。読了日:1月22日 著者:小手鞠るい
火鍛冶の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)火鍛冶の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)感想古代ファンタジー。女には許されない鍛冶の仕事をするため、男として生きようと決めた沙耶。ある日都から王子のために剣を鍛えよとの依頼が。王家に関わるごたごたの人間模様、鍛え上がった剣は不気味な力を放つ。わー、本当に面白かったです!女ゆえに許されないのか?神の思いは人間には計り知れないものだと。たまたま図書館のYAの棚で見つけて手にして大正解でした。読了日:1月23日 著者:廣嶋玲子
見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)感想シリーズ第2弾。新米刑事一之瀬拓真も2年目。皇居周辺をランニングする女性が連続して襲われ、3件目は女性タレント。その警護を引き受けた一之瀬はタレントの周辺を捜査する。犯人探しより、取り調べのやり取りが面白くて一気に読めました。一之瀬の性格は今一つ好きではないですが、杏奈の強かさには驚かされました。読了日:1月24日 著者:堂場瞬一
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする