ゆみねこ日記

日常日記です。

6月の読書記録

2014-07-01 09:33:28 | ブックレビュー
6月は寄付イベントのために頑張って読みました。
1冊読んで感想分をアップすると1円、ささやかな社会貢献。

面白さNO1は、森沢明夫さんの
「大事なことほど小声でささやく」

印象に残る感動をもらえたのは、山本兼一さんの
「利休にたずねよ」



2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:42冊
読んだページ数:13066ページ
ナイス数:3821ナイス

来春まで お鳥見女房来春まで お鳥見女房感想
楽しく読み続けたシリーズもこれにてお別れ。少し寂しいけれど珠世さんの笑顔あっての矢島家、隠居した主殿と益々仲むつまじく過ごされるのでしょうね。鷹匠やお鳥見役など、あまり知らなかった御家人や旗本のことなどを垣間見ることが出来て大好きなシリーズになりました。
読了日:6月30日 著者:諸田玲子
いとみち 三の糸いとみち 三の糸感想
楽しみにしていた三の糸、いとっちの成長が眩しくて嬉しくて、最後は涙々。いとっちの進学先の選択が嬉しくて、思わずニマニマしてしまったり。ハツヱおばあちゃんが素敵で、可愛い姿を想像したり、大好きなシリーズが終わってしまったのは寂しいけれど文庫になるのを楽しみに待ちたいですね。
読了日:6月29日 著者:越谷オサム
共震共震感想
震災復興を担う県庁職員が東松島の仮設住宅で殺害される。事件を追う警察、捜査1課と詐欺事件を扱う2課、更に新聞記者も。善意の仮面をかぶった悪辣な犯罪を追うだけでなく、被災地の現状も良く描かれていた。キーになるトリックに使われたあの製品、相場さんの出身地のものですね。これは、被災地のことをもっと知ってもらうためにも多くの方に読んでもらいたい作品だと思います。
読了日:6月29日 著者:相場英雄
手のひらの音符手のひらの音符感想
40代半ばになって職場の事業撤退を告げられたデザイナー水樹のもとに、高校時代の恩師の病の連絡が入る。それをきっかけに生まれ育った団地での幼い日々と恵まれてはいなかった生い立ち、今を生きる現実が交錯する。時を経て明らかになったこと、胸の中にあった信也への思い、最後は涙々でした。藤岡さん「ホイッスル」に続いて2作目ですが、これからの作品が楽しみです。イジメのシーンは胸が痛みました。悠人が立派になっていたのがとても嬉しかったです。
読了日:6月28日 著者:藤岡陽子
駅物語駅物語感想
東京駅を舞台にしたお仕事小説。東本州旅客鉄道「ER」の東京駅に配属された新人女性「若菜直」。個性的な同僚や先輩、上司、様々な乗客とのやり取り。近年駅員さんに対する暴力事件が増加しているというニュースを見聞きしていますが、物語の中でもそんなシーンが多々。東京駅に行くたびに、「若菜直」らしき駅員さんを探してしまいそう。面白かったです。
読了日:6月28日 著者:朱野帰子
大事なことほど小声でささやく大事なことほど小声でささやく感想
ああ、これは本当に面白かったです!SABという、トレーニングジムで出会った6人の物語。歯科医の四海さんのお話は胸に迫りました。ゴンママの笑顔に隠された寂しさと優しさ、スナックひばりが近くに在ったら、カオリちゃんにお勧めのカクテルを作ってもらいたくなりますね、下戸だけど(笑)
読了日:6月28日 著者:森沢明夫
謝るなら、いつでもおいで謝るなら、いつでもおいで感想
衝撃的な小学生女児による同級生殺人事件。被害者の少女を良く知る毎日新聞社の記者である著者の文章は、当時を詳細に語り、家族の苦悩を見ている。被害者のお兄ちゃんの手記がとても心に残る。「謝るなら、いつでもおいで」、加害少女に普通に生きて欲しいと言う、その言葉が心に響く。人を傷つけることの恐ろしさ、痛みを想像出来る人間を育てる、それが親としての最大の役目なのではないかと思った。御手洗怜美さんのご冥福を祈ります。
読了日:6月27日 著者:川名壮志
閻魔の世直し: 善人長屋閻魔の世直し: 善人長屋感想
前作からちょっと間があいてしまって、登場人物を思い出しながら読了。お縫の恋心と閻魔組の正体が物語の中心。やきもきする儀右衛門父さんが面白かった。加助さん親子はこれから一緒に暮らせるのかしら?
読了日:6月27日 著者:西條奈加
アシンメトリーアシンメトリー感想
4人の男女がそれぞれに抱える問題。単純に二つのカップルのすれ違いなどではなく、セクシャルマイノリティの問題をからめつつ物語が進んで行く。結婚願望の強すぎる朋美に、最初は共感し難かったけれど、彼女が一番良い方向に変わることが出来たのかもしれませんね。アシンメトリーな男女4人、タイトルが秀逸だと思います。
読了日:6月26日 著者:飛鳥井千砂
寿フォーエバー寿フォーエバー感想
結婚式場を舞台にしたお仕事小説。靖子の成長物語とも言えますね。老舗の式場に勤める靖子たちの目の前に、ライバル店が現れたり、ワケありのカップルの式を企画したり、楽しく読めました。凸凹&ゴミヤさんの登場も楽しくて良かったですね。
読了日:6月25日 著者:山本幸久
盗まれた顔盗まれた顔感想
羽田さん、初読みです。警察の中で手配写真を記憶して雑踏の中で多数の人間の顔を見ながら犯人を逮捕する「見当たり捜査」というものがある。この物語では白戸警部補と、若手の谷、女性の安藤の3人一組で捜査にあたる。かつて共に捜査をしていた須波という男が、死亡していたはずなのに顔を変えて生きていた。お定まりの公安VS捜査官という警察ものにはありがちの設定だったけれど、中々面白く読めました。
読了日:6月25日 著者:羽田圭介
女子芸人女子芸人感想
芸人さん本人が書かれているだけに、細々とした楽屋話や師匠と弟子の間柄や後輩芸人との関わりなど、なるほどと思わせられるものばかり。ベテラン芸人さんのお葬式の司会を任されたときの話が良かった。
読了日:6月24日 著者:神田茜
閃光スクランブル閃光スクランブル感想
世代交代の波に自分を失いかけたアイドルの亜希子と、妊娠中の妻を亡くして心を病んでしまったカメラマンの巧。パパラッチとして亜希子のスキャンダルを追う巧と、追われる立場であった亜希子の逃避行。あっという間に流れる芸能界の時間と様々なマスコミや事務所の思惑、アイドルの立場である加藤くんであるから描けた鮮烈なお話だと思いました。前作よりずっと面白くなっていて、文章も上手くなっていますね!これからも楽しみに新作を待ちたいです。
読了日:6月23日 著者:加藤シゲアキ
愚行録愚行録感想
幸せそうな田向一家4人が何者かに殺害された。その事件を追い、夫婦の関係者を訪ね歩くルポライター。時折挿入される凄まじい虐待の被害者の独白と冒頭の小さな新聞記事とのつながりが最後に明かされる。何ともやりきれない物語だけれど、貫井さんらしい一冊で、これは読んで良かったです。
読了日:6月23日 著者:貫井徳郎
民王 (文春文庫)民王 (文春文庫)感想
漢字の読めない総理、経済産業大臣の酩酊会見など、ちょっと現実の政治の世界も絡めた上質のエンタメ小説。銀行モノではなかったけれども、ちらりと銀行も出てきたり、とても面白かったです。
読了日:6月22日 著者:池井戸潤
カカシの夏休み (文春文庫)カカシの夏休み (文春文庫)感想
カカシの夏休み、ライオン先生、未来の3編。ダムの湖底に沈んだ故郷を思うカカシの夏休み。悩みを持つ生徒と向き合うライオン先生。イジメの加害者の立場を描いた未来。ライオン先生が好きです。
読了日:6月21日 著者:重松清
警官の貌 (双葉文庫)警官の貌 (双葉文庫)感想
むむ!既読でした!貫井さん、痛いです・・・。今野さん、さすがの安定感。誉田さん、ドンデン返し。福田さん、面白かった。
読了日:6月20日 著者:今野敏,誉田哲也,福田和代,貫井徳郎
消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)感想
松永と言う一人の男に支配され、凄惨な殺人死体遺棄事件が起こった。何故、荒唐無稽な嘘に騙されるのだろうか?尼崎市でも同じ様な事件が起き、最近また福岡県で同様のことが。あまりにも生々しい場面が多くて、やっと読み終えました。誉田さんの「ケモノの城」中々順番来ないので、先に読んでみました。
読了日:6月20日 著者:豊田正義
植物図鑑 (幻冬舎文庫)植物図鑑 (幻冬舎文庫)感想
旅のお供1冊目。単行本で読了済みですが、やはり二人の甘いやり取りに、新幹線車中で一人にやついてしまいました。文庫版は、写真付きなのが嬉しい。
読了日:6月19日 著者:有川浩
ほそ道密命行ほそ道密命行感想
芭蕉の旅の目的は、密命を帯びていたと言う視点で描かれたミステリー。柳沢吉保と水戸徳川家と神道家のせめぎ合い。芭蕉の動きを探る目的で弟子となった曾良が、本物の弟子へと変わって行く姿が良かった。梅丸可愛い!
読了日:6月19日 著者:田牧大和
共同正犯共同正犯感想
父の遺してくれた「弓岡製鎖所」を引き継いだ翔子。彼女が背負った連帯保証による莫大な借金。殺人事件が起こり犯人を追う二人の刑事。巨大な鎖は船をつなぐもの、そして居酒屋「利庵」に集い翔子を助けたいと思う人情の鎖。真犯人はちょっと意外な人物でしたが、2時間ドラマの原作っぽく感じてしまいました。
読了日:6月17日 著者:大門剛明
あなたの人生、片づけますあなたの人生、片づけます感想
片づけられない人には、それぞれの理由がある。単に片づけを指南するだけでなく、心の問題もケアしてくれる「大庭十萬里」。4人の片付けられない男女の理由はそれぞれ違っている。ケース4の女性が立ち直って行くのは嬉しかったですね。この本を読むと、やはりもう少し家を片付けようと言う気持ちになります。
読了日:6月17日 著者:垣谷美雨
風景を見る犬風景を見る犬感想
那覇の飲食店街を舞台に、高校3年生の呉屋香太郎の周辺で起こる不審な事件。沖縄風の人間関係や暑くてやり切れない感じが描かれています。反町さん、簡単に捜査情報を漏らしすぎでは?
読了日:6月16日 著者:樋口有介
カウントダウンカウントダウン感想
北海道の財政破綻した、とある町の市長選挙に打って出ることになった当選1期目の市議。20年間市の財政赤字を隠し市政を牛耳っていた現職市長に挑む。ネガティブキャンペーンや、様々な妨害と戦う姿を描いている。内容としては、今一つ。市長になった彼の後日談が読みたいです。
読了日:6月15日 著者:佐々木譲
いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)いつもが消えた日 (お蔦さんの神楽坂日記)感想
あたりまえの日常がどれほど大切なものなのか。望の後輩有斗の一家に起きた事件。お蔦さんと望が有斗をしっかりと守り、神楽坂の人情あふれる人たちが支えていく。このシリーズ、良いですね。望君が高校生になってからの物語も続けて読みたいです。
読了日:6月13日 著者:西條奈加
キャット・シッターの君に。キャット・シッターの君に。感想
初読みの作家さん。これは気に入りました!ヨットハーバーでアルバイトをしながら、湘南でキャットシッターをする「芹」。猫のお世話を頼むお客さんとのあれこれを絡め、彼女の頑なな心がほころびてゆく過程が良かったです。タマ、ウルメ、ブチ、エリー、ハチ、そして野良猫のマイケル。どの猫も姿を想像しながら読むことができました。芹が前を向いて歩いて行けるエンディングで良かったです。
読了日:6月12日 著者:喜多嶋隆
UNTITLED (一般書)UNTITLED (一般書)感想
しっかり者のお姉さん、まさに長女体質の「桃子」。出来の悪い弟とその突拍子もない彼女、なにやら遊んでばかりの母と、家族に黙って転職していた父、周りの人たちを許せないと憤る彼女は7年もの間不倫関係を…。自分もどちらかというと桃子に近い考え方の人間なので、ここまで偏ってしまうと怖いなあと思って読了。桃子さん、そう簡単に生き方を変えられるのかしら?
読了日:6月12日 著者:飛鳥井千砂
バベルバベル感想
ある日日本を襲った恐ろしいウィルス「バベル」。脳炎を起こし死に至ったり、治っても言語に障害が残る。ウィルス感染者の増大を恐れた政府は、感染者と非感染者を長城で住み分けをさせてしまう。実際にパンデミックが起こった時に国家はどんな対応を取るべきなのか?とても興味深く読みました。面白かったです。
読了日:6月12日 著者:福田和代
その鏡は嘘をつくその鏡は嘘をつく感想
痴漢事件の疑いをかけられ釈放された被疑者が自殺した。エリート医師の不審な死に方に疑問を抱いた検事。医者になることを義務付けられた者たちが通う予備校の講師と生徒たち。絡み合った謎を追う夏目刑事たち。夏目さんの人柄や事件を追うまなざしは相変わらずですが、ちょっとすんなりとつながり過ぎ?でも、面白かったのでOK。ペットの件はNGです…あれは辛すぎる。
読了日:6月11日 著者:薬丸岳
猫色ケミストリー (『このミス』大賞シリーズ)猫色ケミストリー (『このミス』大賞シリーズ)感想
落雷で魂が入れ替わってしまった二人と一匹。男女が入れ替わる設定に猫が加わっているところが面白くて一気に読めました。人付き合いの苦手な菊池君が女性研究者の辻森さんの身体を借りて、ちょっとずつ人と関われるようになって行く姿がよかった。それにしても物騒な薬物が簡単に精製出来てしまうと言う事実に驚愕。猫の行く先も幸せそうで、メデタシメデタシかな。
読了日:6月10日 著者:喜多喜久
一千兆円の身代金一千兆円の身代金感想
何だろう、面白くなかったわけではありませんが、スッキリしない読後感。国家を相手に大物政治家の孫を誘拐し、財政赤字と同じ金額を身代金として要求する「革命家N」。ナオトの言い分も分からなくはないのですが、一方的に言いたい放題というように感じられました。若い人には共感をおぼえる内容かもしれませんが、私には今一つでした。
読了日:6月10日 著者:八木圭一
悪魔は天使の胸の中に悪魔は天使の胸の中に感想
以前読んだと言う記録はあったのに、面白くて一気に読みました。元FBIの美貌の捜査官エミコ・クルーニルは優れたプロファイラー。日本で頻発した金属バットによる殺人事件を追う刑事城島。2008年の作品なので今よりPCを使った事件などの捜査も古い感はあるけれども。女は嘘をつく、かぁ。なるほど。
読了日:6月9日 著者:柴田哲孝
利休にたずねよ利休にたずねよ感想
じんわりと余韻を楽しみたくなる一書。茶道には縁がないけれども、その所作の美しさや味わいがこの本を通して伝わってきました。太閤秀吉の嫉妬なのか、利休に下された切腹の沙汰の真相は謎のままですが、これは素晴らしい本だと思いました。映画は見ていませんが、海老蔵さんだとイメージ的にちょっと若すぎるかな?
読了日:6月9日 著者:山本兼一
上野池之端 鱗や繁盛記上野池之端 鱗や繁盛記感想
これは期待通りの面白さ!没落した料理屋「鱗や」に、不始末を仕出かした従姉妹の代わりに奉公することになった「おすえ」と、菩薩のような顔立ちの入り婿の若旦那。単なる料理屋の再生譚ではなく、不穏なかたき討ちの話も絡んであっという間に読み終えました。八年桜とこれからの二人、幸せな未来を想像させてもらえるラストはいいですね。
読了日:6月7日 著者:西條奈加
幻想電氣館幻想電氣館感想
サラリと読めたけれども、あっという間に内容を忘れてしまいそうな…。人に見えないものが見えるスミレが、有働さんという映写技師に一目ぼれしてあまり流行っていない「ゲルマ電氣館」で働き始める。そこは不思議な映画館。登場人物にあまり魅力的なキャラクターが見当たらないので、評価はあまり高くつけられません。
読了日:6月7日 著者:堀川アサコ
グッバイ・ヒーローグッバイ・ヒーロー感想
ピザ屋のアルバイト亮太は、頼まれたら嫌と言えない性格。熱い心の彼が巻き込まれた事件と、彼の夢の実現。サラリと読むにはお勧めの1冊ですね。おっさんが良い味出していました。
読了日:6月6日 著者:横関大
ルリユール (一般書)ルリユール (一般書)感想
風早という町のほおずき通り商店街の外れに、ひっそりとある「黒猫工房」。何とも素敵なお話にワクワクしながら読了しました。黄昏のアルバムのみよ子おばあちゃん、可愛くて素敵でした。これは、文庫にならないかしら?首を長くして待ちたいですね。
読了日:6月5日 著者:村山早紀
村岡花子の世界: 赤毛のアンとともに生きて (らんぷの本)村岡花子の世界: 赤毛のアンとともに生きて (らんぷの本)感想
ダンナのリクエスト本。朝ドラをちょっと先取り出来たかも?少女時代に読んでいた様々な本をもう一度読みたくなりました。
読了日:6月4日 著者:
ガレキノシタガレキノシタ感想
突然の校舎崩壊のため、瓦礫の下に閉じ込められた生徒や教職員たち。物語に綴られた人たちは息苦しく暑さのつのる中でそれまでの家庭生活や学校生活を思い返す。キーになるのは一人の男子生徒、彼との関わりがみんなの中で何かを引き起こす。私はこういう物語、結構好きです。保健室に閉じ込められた先生と生徒の章と図書室の生徒の話が良かったです。
読了日:6月4日 著者:山下貴光
三人小町の恋―偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂三人小町の恋―偽(いかさま)陰陽師 拝み屋雨堂感想
偽陰陽師「阿部雨堂」と「おこと」が、三人小町の依頼で丑の刻参りの謎を追う。大がかりな仕掛けで悪人を懲らしめるシーンは面白かったけれど、何だか中途半端な感じで終わってしまった感じです。シリーズ化されるのかな?
読了日:6月3日 著者:田牧大和
喪国<Revolution> (R/EVOLUTION 10th Mission)喪国<Revolution> (R/EVOLUTION 10th Mission)感想
日本に革命が…というより混沌で終わってしまった。第二次大戦末期の上海で交わされた密約と、祖国を喪った美しき男と。物語ではあるけれども、日本を失わない為に一番必要なことは、変な薬に手を出さないことではないかと思ったり。10巻ほぼ一気読み、さすがに疲れました。
読了日:6月2日 著者:五條瑛
屍界《Narcotic World》 R/EVOLUTION 9th Mission屍界《Narcotic World》 R/EVOLUTION 9th Mission感想
血ぬられた壮絶な争いを繰り返して、物語は終末に向かう。多国籍、政治家、警察、右翼、ヤクザ、混沌としているが、現実にこんな暴力事件が頻発していたら怖くて町を歩けなくなりそうだ。あと一冊。
読了日:6月1日 著者:五條瑛

読書メーター
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする