『利益は後からついてくる 「先義後利」の経営哲学』 真壁實・著、講談社、1997年1月7日
p.2 何よりもまずお客さまのためを考え、お客さまの発展、繁栄につながるよう全力を尽くせば、お客さまはその企業を信頼し、懇意に取引きをしてkださるものであり、結果として、企業も発展することができるわけである。
p.19 各種の規制によって保護されていた時代には、護送船団方式のもとに競争をせず、「どこもつぶさない、つぶれない」で、来た。
世界的規模での自由化の時代に入った現在、競争は当然であり、その結果、負けるところと勝つところが出てくる。
p.36 辛いことと楽なことのどちらを選ぶかと問われたら、迷わず辛いほうを選ぶ。
楽してできることなら、別に私でなくてもできる。楽なことばかりしていては、自分を鍛えることはできない。むしろ辛いこと、苦しいことに自らすすんで身を投じることで、打たれ強くなっていくものだ。
p.61 私が戦う相手は“変革期”とう途方もない化け物である。
p.65 規模が大きく収益が多い金融機関が、強くて健全だという考え方は、必ずしも正しいとは言えない。規模や収益が必ずしも「健全性」に直結しないからである。規制時代の「収益第一主義」「金融機関本位」と何も変わらない。
p.67 どんな業界でもそうだが、自分たちに厳しいこと、自分たちの利益が阻害されかねないことは、とにかく大反対する。現状肯定主義者に変身してしまうものだ。
p.68 ものごとを決めるとき、自分の立場や自分の利益を守ることだけを考えていたのでは、本質を見失ってしまう。独りよがりになればなるほど、原理原則から大きく外れてしまうものだ。「どうすれば、世のため、人のためになるのか」、まず、このことを念頭において議論していくことが大切である。
p.112 「先義後利」、企業経営にあてはめるなら、「顧客のことをまず第一に考え、自分の利益はその次でいい」と、私は解釈している。
競争の時代にあっては、とりわけ収益第一主義に陥りがちである。これは大きな誤りであると同時に、実は「利」に走れば、かえって「利」も得られない。
p.142 職員にも厳しい対応、取り組みをしてもらわなければならない時代にあっては、経営者である自分たちがまず苦しまなければ、職員にも厳しい姿勢を求めることはできない。
p.184 競争すれば当然、痛みを伴うものだ。
p.193 他人に不平不満を言う前に、まず、自分自身が身を正し、額に汗してサービスの向上に努力することが先決であるはずだ。
p.2 何よりもまずお客さまのためを考え、お客さまの発展、繁栄につながるよう全力を尽くせば、お客さまはその企業を信頼し、懇意に取引きをしてkださるものであり、結果として、企業も発展することができるわけである。
p.19 各種の規制によって保護されていた時代には、護送船団方式のもとに競争をせず、「どこもつぶさない、つぶれない」で、来た。
世界的規模での自由化の時代に入った現在、競争は当然であり、その結果、負けるところと勝つところが出てくる。
p.36 辛いことと楽なことのどちらを選ぶかと問われたら、迷わず辛いほうを選ぶ。
楽してできることなら、別に私でなくてもできる。楽なことばかりしていては、自分を鍛えることはできない。むしろ辛いこと、苦しいことに自らすすんで身を投じることで、打たれ強くなっていくものだ。
p.61 私が戦う相手は“変革期”とう途方もない化け物である。
p.65 規模が大きく収益が多い金融機関が、強くて健全だという考え方は、必ずしも正しいとは言えない。規模や収益が必ずしも「健全性」に直結しないからである。規制時代の「収益第一主義」「金融機関本位」と何も変わらない。
p.67 どんな業界でもそうだが、自分たちに厳しいこと、自分たちの利益が阻害されかねないことは、とにかく大反対する。現状肯定主義者に変身してしまうものだ。
p.68 ものごとを決めるとき、自分の立場や自分の利益を守ることだけを考えていたのでは、本質を見失ってしまう。独りよがりになればなるほど、原理原則から大きく外れてしまうものだ。「どうすれば、世のため、人のためになるのか」、まず、このことを念頭において議論していくことが大切である。
p.112 「先義後利」、企業経営にあてはめるなら、「顧客のことをまず第一に考え、自分の利益はその次でいい」と、私は解釈している。
競争の時代にあっては、とりわけ収益第一主義に陥りがちである。これは大きな誤りであると同時に、実は「利」に走れば、かえって「利」も得られない。
p.142 職員にも厳しい対応、取り組みをしてもらわなければならない時代にあっては、経営者である自分たちがまず苦しまなければ、職員にも厳しい姿勢を求めることはできない。
p.184 競争すれば当然、痛みを伴うものだ。
p.193 他人に不平不満を言う前に、まず、自分自身が身を正し、額に汗してサービスの向上に努力することが先決であるはずだ。
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