イチローが9年連続200本安打を達成した。イチローらしく節目は派手にホームランで飾るか、内野安打か、ヒットなら測ったようにセカンドベース上を抜けるセンター前かと思っていたら、遊撃内野安打だった。
イチローは常々語る。「失敗を重ねないと(安打は)生まれない。それが打撃。それで、奥深くなっていったらいいと思う」(朝日新聞 2009.9.14 夕刊)
TVでは、「高めた技術にさらに磨きをかけた」とか、「試行錯誤を繰り返し」とか、「常に挑戦し続ける」などとイチローの軌跡を形容する。
これらのイチロー語録を聞いていて、薬局におけるリスクマネジメントや質の向上にあてはまるフレーズだと思わずにはいられなかった。
調剤エラーを、自らの失敗だと思うのなら、それに学んで繰り返さないための試行錯誤はどれほどしてきているといえるのか、事例を経験したことで自らの調剤レベルが向上しているのか、より薬剤師としての成長にどこまでつなげられているのか、専門性を高めるところに際限はなく、常に前向きな努力を続けているといえるのか、世界の宝になど程遠いわれわれが、いかに努力をしていないか、それでいてその道のプロのような顔をしていることを思うと、汗顔の至りである。
イチローは結果のために野球をやっていない。日々、最高のパフォーマンスを心がけ、その積み重ねの中での通過点として結果があるのだ。
常に結果を求めるような考えでは、結果は得られない。日々のプロセスを磨きあげてこそ、意味のある活動ができるのだろう。
イチローは常々語る。「失敗を重ねないと(安打は)生まれない。それが打撃。それで、奥深くなっていったらいいと思う」(朝日新聞 2009.9.14 夕刊)
TVでは、「高めた技術にさらに磨きをかけた」とか、「試行錯誤を繰り返し」とか、「常に挑戦し続ける」などとイチローの軌跡を形容する。
これらのイチロー語録を聞いていて、薬局におけるリスクマネジメントや質の向上にあてはまるフレーズだと思わずにはいられなかった。
調剤エラーを、自らの失敗だと思うのなら、それに学んで繰り返さないための試行錯誤はどれほどしてきているといえるのか、事例を経験したことで自らの調剤レベルが向上しているのか、より薬剤師としての成長にどこまでつなげられているのか、専門性を高めるところに際限はなく、常に前向きな努力を続けているといえるのか、世界の宝になど程遠いわれわれが、いかに努力をしていないか、それでいてその道のプロのような顔をしていることを思うと、汗顔の至りである。
イチローは結果のために野球をやっていない。日々、最高のパフォーマンスを心がけ、その積み重ねの中での通過点として結果があるのだ。
常に結果を求めるような考えでは、結果は得られない。日々のプロセスを磨きあげてこそ、意味のある活動ができるのだろう。
積み重ねようという気持ちは常に持っているのだが、積み重ねかたが不十分であったりすると、振り返ってもいくらも進んでいないことに気がつくものだ。
結果を気にせず、続けることだ。結果がついて来なくても信じて続けることだ。やらなければ開かれない。寝て待っていても始まらないことは確かだ。