何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

辞めてよかった!

2010-02-13 08:48:40 | Book Reviews
『辞めてよかった! 「脱・会社」の決断学 江波戸哲夫・著、日本経済新聞社、1996年7月1日

p.52-3 何か目標を持っている人が、(機会が来るのをじっくり待って、それをやればいい)などと考えていると、月日はどんどん経ち、たちまち年をとり、体力と勇気を失い、思い通りにやれなくなってしまう。だから今すぐにそれに取りかかるつもりでいた方がいい。そう思っていても、どうせ少しは回り道をする、初めから回り道をしてもいいなどと思っていれば、いつ目標に取りかかれるか分からないし、きっとやれなくなると、自分への戒めとしていた言葉を彼にいったにすぎない。

p.73 見る前に跳べという言葉があるが、転職にはこれが当てはまりそうだ。これでは無責任の勧めと思われそうだが、そうではない。見る前に跳んでも必ずそれなりの満足すべき着地点に達する、というのが私の体験であり、周囲の実例でもある。だからこそためらうことはないといいたいのだ。

p.77 それほど名人芸のような術を使わなくても、真っ正面からこの「幸運」「不運」と格闘するつもりがあれば、自然と「幸運」との付き合いがふえてくると私や周囲の知人たちの実例は教えている。

p.93 近年「働き過ぎ」が批判の対象となっている。批判の趣旨はよくわかるが、あまりに一面的だと、職業生活を始めたばかりの若者が、「仕事に打ち込んではいけない」と誤解しやしないかと心配になる。九時から五時の人では絶対にプロになれない。

p.123 誰でもある業界で仕事をやり始めれば、自然と人脈はできてくる。それは年々ふえてくるが、多くの場合、人脈が仕事を生み出すわけではない。
 大半はそのつど新しく必要な人を掘り起こしていくのである。だからただ名刺入れの中身をふやすような人脈作りはムダである。

p.137 一度決めたことは守らなくてはいけないという学生レベルの民主主義は、あっという間に卒業した。そんな民主主義より、時間切れになるまで、お互いにとって最も納得いくモノを追い求める方がいいに決まっている。

p.167 つまり残業手当という考え方は、その成果が時間に比例している仕事(たとえば工場の製造ラインでの仕事の一部)には矛盾なく当てはまるが、同じ時間をかけても質が問われる仕事にはあまりなじまない。

p.190 息苦しさから脱却するにはどうしたらいいか、結局のところ、自分は何が欲しいのかをはっきりさせなくてはなるまい。


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