何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

「仕事ごころ」にスイッチを!

2008-10-02 21:53:28 | Book Reviews
『「仕事ごころ」にスイッチを!』 小阪裕司・著、フォレスト出版、2002年8月31日

p.66 マニュアルを作ることで、そういうレベルの仕事ができるでしょうか。
 伝説となるサービスをやらせようとしたら、これはそのこと自体が「快」であるか。お客に伝説となるほどのサービスをやってあげること自体が「快」であるかどうか、がポイントになるのです。
 「伝説になる」というのは結果でしかない。
 それが「快」だから、ぱっと気がつき、行動に移せるということでしょう。

p.71 「賃金を上げることが、実際に社員のモチベーション向上につながるのか」という研究が、組織心理学などの分野では長く行われていますが、賃金を上げることで不満は減少させられるが、満足は与えられない。そう近年のモチベーション理論では理解されています。

p.82-3 「ねぎらい」とは無条件の行為だ。「ほめる」というのは条件付きの行為。たとえば「月刊目標どおりの売り上げ数字を達成した」とか。そうすると達成しなかった人は条件が整わないので、ほめられない。
 しかし「ねぎらい」は違う。「ねぎらい」は、最大の「快」へつながります。

p.88-9 (苦しく、希望の見えない、地獄のような)環境の下で、どういう人が生きながらえたか。それは、『生きる意味』を失わなかった人だ。
 たしかにあなたは、人生にもう何も期待できないと思っているかもしれません。けれどもその一方で、人生のほうがまだ、あなたに対する期待を決して捨ててはいないはずです。あなたを必要とする何か、あなたを必要としている誰かがいるはずです。そして、その何かや誰かはあなたに発見されるのを待っているのです。
 「人間は意味を求める存在」そして「『意味』があるということが、人間の生き絵う力を発動させる」

p.92 人というのは、本能的、本質的に、常に「意味」を求めて生きている。自動的に動くんです、「意味」へ向かって。ですから「意味」が人の生きる力を発動させるといっても、これは過言ではない。

p.97 ことほどさように、人にとっては「意味」が不可欠なのものです。
 その観点から、多くのチームリーダーやマネージャーがよく忘れていることがあります。
 それは、「何をやるか」という指示は出すが、「なぜやるか」ということです。本当は、人が知りたいのは、「何をやるか」ではなくて、「なぜやるか」。つまり「意味」なんです。
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