「あなたの薬代が半額になる こうしたら買える! 話題のジェネリック医薬品」 中野次郎・著、祥伝社・発行、2004年5月10日
今春からジェネリック医薬品が処方される仕組みが変更になったので、患者側があえて希望しなくてもジェネリック医薬品の調剤が受けられるようになったからよいが、それまでは患者側が医師を“動かす”よう、働きかけなければならなかった。その時のコツを解説しているもの書といえる。
現在、後発医薬品に対して、消極的な医者や薬局を除けば、そのような心配はない。患者側が望まなければ、処方通りで調剤を受ければよい。
注意すべきは、特定の医薬品だけ、治療の必要上、どうしても先発医薬品のままにしておきたい、という医者ならよいが、どの医薬品ということなく、ジェネリック医薬品には「変更不可」欄にサインしてくる医者である。またそのサインがあるから、変更できないと言う薬剤師である。
すべてのジェネリックを一律に否定するのは、生理的に毛嫌いしているようにも思われる。またサインがあっても、薬剤師の視点で問題のないと思われるものは後発品に変更するよう、疑義照会が可能だ。薬局がサインを盾にとって拒否するようなら、薬局を変えることも一法だ。
p.102 イギリスでは、医師が新薬・先発品を処方する場合、「なぜ新薬でなければならないか」という理由をちゃんと書かないと処方できません。当然、よほどのことがない限り、後発品になります。患者さんも、医師に「これは、新薬ですか。なぜ後発品を処方なさらないのですか」と質問できるようになっているのです。
「最近、いい薬が出たから変えてみましょう」などという医者も要注意だ。メーカーから何らかの要請を受けているか、義理を果たそうとしていることもある。
仮に、体調が変動したとしても、けっして新薬を使う必要性など、ただちにはない。これまである他の薬ではいけないのか、使用経験の少ない新薬を試さなければならないのか、その説明は重要だ。
新薬は機械のような新製品とは違うから、使ってみるまで何が出るかわからない。予測不可能な部分をたくさん抱えている。それはいくら臨床試験を経てきたとはいえ、解決できないことである。発売されて1年以内の新薬を使おうとする医者には、十分な説明を求めることを勧める。
今春からジェネリック医薬品が処方される仕組みが変更になったので、患者側があえて希望しなくてもジェネリック医薬品の調剤が受けられるようになったからよいが、それまでは患者側が医師を“動かす”よう、働きかけなければならなかった。その時のコツを解説しているもの書といえる。
現在、後発医薬品に対して、消極的な医者や薬局を除けば、そのような心配はない。患者側が望まなければ、処方通りで調剤を受ければよい。
注意すべきは、特定の医薬品だけ、治療の必要上、どうしても先発医薬品のままにしておきたい、という医者ならよいが、どの医薬品ということなく、ジェネリック医薬品には「変更不可」欄にサインしてくる医者である。またそのサインがあるから、変更できないと言う薬剤師である。
すべてのジェネリックを一律に否定するのは、生理的に毛嫌いしているようにも思われる。またサインがあっても、薬剤師の視点で問題のないと思われるものは後発品に変更するよう、疑義照会が可能だ。薬局がサインを盾にとって拒否するようなら、薬局を変えることも一法だ。
p.102 イギリスでは、医師が新薬・先発品を処方する場合、「なぜ新薬でなければならないか」という理由をちゃんと書かないと処方できません。当然、よほどのことがない限り、後発品になります。患者さんも、医師に「これは、新薬ですか。なぜ後発品を処方なさらないのですか」と質問できるようになっているのです。
「最近、いい薬が出たから変えてみましょう」などという医者も要注意だ。メーカーから何らかの要請を受けているか、義理を果たそうとしていることもある。
仮に、体調が変動したとしても、けっして新薬を使う必要性など、ただちにはない。これまである他の薬ではいけないのか、使用経験の少ない新薬を試さなければならないのか、その説明は重要だ。
新薬は機械のような新製品とは違うから、使ってみるまで何が出るかわからない。予測不可能な部分をたくさん抱えている。それはいくら臨床試験を経てきたとはいえ、解決できないことである。発売されて1年以内の新薬を使おうとする医者には、十分な説明を求めることを勧める。