再試合で勝つと優勝する

＜センバツ＞沖縄尚学が９年ぶり２回目優勝　聖望学園に大勝　4月4日19時12分配信 毎日新聞

　第８０回記念選抜高校野球大会（毎日新聞社、日本高校野球連盟主催）の決勝が４日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、３年ぶり４回目出場の沖縄尚学（沖縄）が、初出場の聖望学園（埼玉）を９－０で破り、９年ぶり２回目の優勝を果たした。沖縄勢としての優勝も２回目。

　まずは沖縄尚学の選手をはじめ関係者のみなさん、おめでとうございます。

　結果が出てから言うのもナンだが、引き分け再試合を制したとき、優勝の予感があった。常識的？には１試合多く戦うわけだし、高校野球は連戦でピッチャーは連投が常だから、疲れもたまってハンディを抱え、不利に陥るような気もする。

　しかしなぜか若者には、逆にエネルギーをもらい、勢いをつけるかのようだ。

　昨夏、佐賀北高校が引き分け再試合を制し、そのまま優勝した。近年、高校のレベルが拮抗してきているのか、引き分けも珍しくないような気がする。再試合を制したチームの優勝が２大会続くと、縁起の良いジンクスになりかかっているようにも思われる。

　接戦も多いと思いきや、準決勝、決勝と実力伯仲かと思われた試合で大差がついたのは意外だった。運もあったことだろう。しかし、わずかなことなのだろうが、優勝するにふさわしい、キラリと光るものを持ち合わせていたことと思う