何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

意思決定を間違わない人の習慣術

2008-01-12 18:57:27 | Book Reviews
意思決定を間違わない人の習慣術 最善の結果を得るための思考プロセスを知りなさい 中島一・著、KAWADE夢新書、2003年10月5日

p.52 意思決定を簡単に行う手順、「何を決めるの?」「狙いは何?」「ほかに案はないの?」「何かまずいことは起きないの?」

p.59 優良企業は、創業者がつくった「創業の理念」を確固として伝承しており、その理念が会社の目指す到達点、つまり目的として働いている。だから、どんな苦労があっても、目的に向けての結束が得られて、好業績を持続することができる。
 儲けばかり追いかけて、最後にどこに到達したいのかわからない企業については、目的が定かでない放浪企業で、やがて衰退していくであろうといわれています。

 創業の理念が適切であればいいが、それが時代に合わなくなってきたら、変える勇気も必要だ。松下やナショナルの名前がなくなって、パナソニックに将来を託す決断もある。「儲けばかり」とは言わないものの、実質が儲けばかりと言っても過言ではない、儲けや売上がが最優先の理念や方針の組織は先行きが暗いのだ。

p.73 サービス産業は、これまで補助的な付け足しみたいな仕事と考えられてきた。しかし、これからは顧客の付加価値を増すために貢献する、主流の仕事と考えられてきた。しかしそれには、社員の力が十分に向上していかなければならない。誇り高き技術者集団になる必要がある。顧客要望を把握して、本社の物づくりを引っぱるくらいの会社になろう。

 組織の発展は経営者さえ優秀ならすべて解決するわけではない。経営者の品格や力量も優れている必要があるだろうし、職員が育成されてこそ実現するのは疑いがない。

p.108 よりよい目標づくりのためのチェックポイント。
(1)目標は、目的の実現に有効であるか(目的との因果関係が説明できるか)。
(2)目標だけで、目的は実現できるか(何か重要なものが抜け落ちていないか)。
(3)目標について、関心事を挙げて考える(気になることは何か)。
(4)目標について、状況把握ができているか(関心事にもとづく情報把握はすんだか)
(5)目標相互間の重要度について考える(どの目標を最優先すべきか)
(6)目標に関係する人たちの要求が反映されているか(誰が何を喜んでくれるか)
(7)目標について、いつまでに、何を、どのくらい達成するか(指標として活用できる数値化ができているか)

p.137 自動車、電器、食品、衣料などのメーカーには、ヒット商品で経営を再生しようという考えの経営者がたくさんいます。苦しくなればなるほど、何かヒット商品が出ないかと期待をかけるものです。逆転一発満塁ホームランで勝つ道を考え続けているのです。
 このような社長に出会いますと、たぶん、この会社は先行き暗いだろうと私は判断しています。もしヒットしたとしても、そのときのリスクに手が打てていないからです。ましてや、ヒットしないときのリスクに手が及んでいません。もし、リスクを真剣に追求していくと、ヒット商品は運のよいお駄賃であって、ヒットがなくても継続的に利益を出せる経営のほうが本質的に大切であるということに気づくはずだからです。

 ヒット商品を期待する拝啓には、ラクをしようと思う心があるのだろうか。大当たりは、幸運に恵まれることもあるかもしれないが、偶然に見えるところにも必然的要素があるのだと思われる。ヒット商品が生まれるためには、根底に末永く支持される商品やサービス、いわば土壌があるのであり、それが経営を支えるし、発展を生むのだろう。
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