何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

子供は平気で悪いことをする大人が理解できない

2007-11-06 18:35:58 | よくわからないこと
 NHKの週刊こどもニュースは、小学生の間で、とくに中学受験を控えた子供では見逃せない番組になっている。
 そのメニューの中に「世の中まとめて一週間」というコーナーがあるが、

<2007.10.27>
あっちもこっちも
 22日、三重県の赤福が製造日偽装など、秋田県では比内地鶏使用と嘘をつき製品販売で、ともに謝罪。

<2007.11.3>
“ごまかし”次々と
 船場吉兆と御福餅本家が菓子の製造日偽装、建材製造会社「ニチアス」は耐火性能ごまかし。

 ・・・だなんて、2週連続で大人がウソをついて、消費者を騙していたことがわかって、皆の前で謝りました、ということを映像を交えて伝えている。

 これを見た純粋で、まだ汚れを知らない子供たちはどう思うのだろうか。

 大人ってウソついてもいいの? 怪しいことを平気でやってお金を儲けているの? 大人になったら、少しくらいなら世の中の人を騙してもいいの? いつも親からはウソつきは泥棒の始まりだ!、とキツく注意されているのに、いったい大人になるってどういうことなんだろう・・・
 
 本来、優良番組のはずであろうに、見せてはいけない番組のように思えた 
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いまさらながら不正に学び、繰り返さない

2007-11-06 09:10:21 | 思いつくまま
 赤福の浜田益嗣会長がようやく公けの前に姿を現わし、会見した。

赤福会長が辞任 「指示していない」と関与は否定 11月1日19時53分配信 産経新聞

 、「販売先を拡大したことによるもので、私の誤り」と責任は認めたが「組織的な関与はなく、私が指示をしたこともない」と積極的な関与は否定した。

<赤福>会長が引責辞任「原因は私だと思っている」 11月1日20時5分配信 毎日新聞

 「(近畿・東海一円の)広い範囲に拡販をしたのが誤りだった。原因は私だと思っている」
 「99年に認識した。私が指示したわけではない。(売れ残りをなくすため)じわじわと現場からの知恵が入っていった」と社員の判断で始まったとの見解を示した。不正に気付いた後、システム改善を図ったとしたが「十分社員にその精神が入らず(理解されず)それ以降は実態を把握できていなかった」

 テレビで記者会見の模様が放映されたが、

こんなことになって、ご先祖様に合わせる顔がない
時代の変化についていけなかった

 と述べていたことに、引っ掛かった。

 これまで赤福をご贔屓にしてくれた赤福ファンのお客様に対して、合わせる顔がないのではないか。浜田一族のほうを向くのは、別の場にしてもらいたいところだ。

 現場の知恵だなんて、家庭で賞味期限の切れたものを承知で食べるのと、商品として売り出すことと、違うことくらい代々学んで来なかったのか。結果責任のみならず、本質的な部分でも強く係わっていなければ、現場はここまで続けて来られまい。

 昔から不正を行っていて、是正のチャンスはいくらでもあっただろうに、いまさら時代の変化もなにもないだろう。社長を息子に譲ることはできるのだから、その気がなかっただけだろう。工場を拡大しても、安全で信頼のおける商品を提供するところへ投資する意識が向かなかった。
 昔なら許されたが、不二家や白い恋人問題が出て、現代では許されない・黙認されなくなったとでも認識しているのだろうか。

 ご当地へ行ってでないと買えない「赤福」であってこそ意味もありがたみも生まれる。どこでどのように作っても「伊勢名物」とはいかに? 別の地域で作って赤ならぬ、青でも緑でも、何なら12色でも24色でも、とにかく再登場するにも真っ当な製品であることが当然かつ最低限のマナーだろう。

 こんな不正に関することも、年月が立てば風化しかねない。あの時どうだったのだろうという記録も兼ねて、同じことを繰り返さない材料にするしかない。
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