何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

タミフル処方時の同意と説明

2007-02-24 09:58:23 | くすり雑感
タミフルの副作用認定、被害者の会が厚労省に要望書 2月23日22時20分配信 読売新聞


 インフルエンザ治療薬「タミフル」服用後に異常行動をとって事故死するなどした子供の家族らで作る「薬害タミフル脳症被害者の会」などは23日、同薬剤と異常行動の因果関係を認めることなどを求めた要望書を厚生労働省に提出した。

 厚労省によると、昨年10月末現在、16歳以下でタミフル服用後に死亡したケースが16例報告されているが、同省では、因果関係については否定的にみている。被害者の会では、「因果関係がはっきりするまで放っておけば、その間に亡くなる人が増えてしまう」と訴えている。

 一昨日、娘が高熱で学校を早退し、頭痛や軽い嘔吐が見られ、昨日近隣の個人病院の小児科を受診した。受診時は37度台だったが、一時は39度超だったこともあり、A型かなと思っていた。しかし検査によりA型ではなく、B型だった。

 「残念ながらAは出ませんでした」という小児科医の説明があった。A型とばかり思っていた予想が外れたことを“残念ながら”と言ったのだろう。いずれにせよ「特効薬として使う薬は同じですから・・・」、タミフルのことだろう。

 「ただしこの薬については、いろいろ報道などもされているのですが、どうしますか?」という。たまたま自分はその報道などを知っているからいいようなものの、一般人に対する説明としては意味不明かもしれない。しかし、立派なインフォームドコンセントだと思った。

 「たぶん、飲むとしても帰宅後とせいぜいあともう1回程度でしょうから・・・」と告げる。本当はいっさい飲ませたくないのだが、1週間も寝ていられない状況もあって、ここは葛藤だ。自分なら、よほどのことがない限り、まず飲まないだろう。

 インフルエンザワクチンの接種状況を家族も含めて聞かれたが、その効果にも懐疑的なことまでは話さなかった。

 「(タミフルを)飲ませたら、2時間ほどは目を離さないでくださいね」、そう女医は言う。これは意外だった。ある意味、“うれしい”意外だった。

 薬局でもそう申し添えるようスタッフには伝えていることでもある。どうして目を離してはいけないのか、その説明は女医からはなかったが、その時点では親が薬剤師であって異常行動の報道などを知っている者だということがバレていたからだろう。これが薬局の窓口であれば、報道のことを知らせねばならない。しかも、冷静に、必要以上に不安を起こさないように。

 院内投薬(非分業)の個人病院の女医だったが、タミフル服用について同意を求めるところや、服用直後の異常行動防止の説明という、はじめての経験だった。

 苦渋?の選択といえば大げさだが、帰宅して1回分を飲ませた。目を離さないとはいうのは、言葉としてはわかりやすいが、その行動は案外難しい。家の構造上、寝室はただちに見えない位置にあるし、枕元にずっとついていることもできず、時折、寝ているところを覗くことしかできなかった 
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