ナツハゼ:夏櫨(ツツジ科スノキ属)が、黒い実をたわわにつけています。
日当たりのよい山地に生える落葉低木で、高さ1~2m、多数分枝して束生します。
花は初夏、若枝の先に長さ3~6cmの花序をつけ、一方にかたよって赤みを帯びた淡赤褐色の釣鐘形の花を多数下向きにつけます。(05年6月2日記事)黒い果実は液果で、直径3~4mmの球状、甘酸っぱくて食べられるので、ジャパニーズ ブルーベリーの異称があります。頂部に萼の落ちた跡が梅の花のような模様になって残ります(写真中央)。
ナツハゼ:夏黄櫨の名は、初夏の紅色の新芽の美しさを、櫨の木の秋の紅葉になぞらえてつけられた名です。