新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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メナモミ(なずんでひっつく)

2008-11-09 07:33:33 | 植物観察1日1題

豨薟、この難しい漢名を持つメナモミ(キク科メナモミ属)は、各地の山野に生える多年草で、茎は高さ1m内外で、葉とともに開出する白毛を密生します。葉は対生し、卵状3角形、3本の脈が目立ち葉柄には翼があります。
花は秋、頭花の周りには先が3裂した舌状花、中心部に筒状花があります。
5個の総苞片は長くて開出し、腺毛が密生してヒトデのように見えます。その腺毛から粘液が分泌されることによって、種子が他物に付着し散布されます。
和名は雄ナモミに対する雌ナモミで、ナモミはナズムの意で、種子がよくくっつくことをいいます。ナズムは広辞苑によると、執着する、思いつめる、惚れ込むとあります。ひっつかれたほうが迷惑する深情けです。

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