新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ハナミズキ:花水木(はやふくらむ花芽)

2005-12-14 09:18:48 | 植物観察1日1題
師走の寒空の中、小鳥に食べ残された実がついた小枝の先に、もう来年の花芽が膨らんでいます。通称アメリカハ花水木のアメリカヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)です。
ヤマボウシ(山法師)と同じ仲間で、北アメリカ原産の落葉高木で、明治中期に渡来、さらに大正初期にサクラ苗木の返礼として、ワシントン市から時の東京市長の尾崎行雄に送られてきた話は有名です。当初は標準和名のアメリカヤマボウシで呼ばれていましたが、やがてハナミズキ(花水木)として一般に普及します。
見所はもちろんサクラの終わる頃開く美しい花ですが、秋の真っ赤な紅葉や、楕円形の赤い実も捨てがたい風情です。ヤマボウシの丸く大きい球形複果(10月23日記事)は、甘くて粘り気があり美味ですが、ハナミズキの実は食用には適しません。

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