新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

ヤブミョウガ:藪茗荷(香りなき茗荷)

2006-10-02 06:20:47 | 植物観察1日1題
生駒山脈の室池周辺の木陰にヤブミョウガ:藪茗荷(ツユクサ科ヤブミョウガ属)が一面に咲いています。早いところでは7月ごろから花を見かけていましたし、この地区でもすでに黒い実をつけている一角があったので、ずいぶん花期にばらつきがある感じです。
やぶや林の木陰などに生える多年草で、葉の感じがミョウガに似ていることからこの名がありますが、ミョウガはショウガ科であるのに対し、ヤブミョウガはツユクサ科ですから両者は遠い関係ですし、こちらには香気はありません。
高さは50~100cm、葉は6~7個が茎の中ほどに集まって互生し、長さ20~30cmの細長い楕円形です。表面は光沢があって触るとざらつきます。
8~9月茎の上部に直径1cmほどの白い小さい花を多数開きます。同株に両性と雄性があり、両性花では雄蕊は短く、雄性花では大きくなります。果実は直径約5mmで藍色に熟します。

最新の画像もっと見る