モチノキ:黐の木(モチノキ科モチノキ属)の赤い実が木に残っていま、す。
樹皮から良質の鳥もちがとれるのでこの名があります。暖地に生える常緑高木で高さは10~20m。葉は互生し長さ5~8cmの長楕円形で、厚くて光沢があります。
雌雄別株で、花は4月ごろ、秋にこの仲間では大きい直径1cmほどの赤い実をつけます。
今の時期、もう雄株の前年枝の葉腋に花芽が固まってついています。
子供のときこの木の皮を細かく砕いて叩き、水に晒してねばねば分だけをとりだし、細い竹竿の先につけてメジロを捕ったものです。見つかったら警察に叱られるなどといいながら飼いましたが、なかなか慣れてもらえず、逃げようとして鳥かごの竹ヒゴの間で嘴の両側を傷めて長生きできませんでした。