新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ホルトノキ:(勘違いからでた名前)

2006-12-09 07:31:20 | 植物観察1日1題

ホルトノキ:(勘違いからでた名前)2006.12.9
ヤマモモに似た葉をもつ常緑樹ですが、通年、赤く色づいた古い葉がしばらく枝に残り、順次落葉する特徴があるのがホルトノキ(ホルトノキ科ホルトノキ属)です。
この変わった名は、平賀源内が紀州でこの木の実を見て、当時ポルトガル油といわれていたオリーブと勘違いしたことから、ポルトガルの木といったのが転訛してホルトノキと呼ばれるようになったなどの説がありますが、あまり当てになりません。牧野図鑑では鹿児島地方での方言であるモガシという名で載っています。
暖地の常緑樹林内に生える常緑高木で、高さ15mほどになり、庭木、器具、建材、染料などに用いられます。
7~8月、葉の付け根に白い小さい花を房状に5~20個つけます。
果実は長さ約2cmの楕円形で、黒紫色に熟します。写真の実を見ていますと、オリーブに間違えたという名前の由来話も、まんざらでたらめでもないような気がしてきました。

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