エンレイソウ:延齢草(ユリ科エンレイソウ属)は日本各地に分布し、亜高山帯から低山帯の山林内に生える多年草で、高さ20~40cm、葉は3個が茎頂に輪生し、長さ10~15cmになります。
初夏に咲く花は1個頂生し、花弁がなく、外花被片は緑色または褐紫色で、ふつう内花被片を欠きます。
縁起のよい名前がついていますが、名前の由来は定かではないといいます。逆に有毒植物となっており、名前のように寿命を延ばす効能はなさそうです。別名はタチアオイです。
ユリ科にには、萼片、花弁、雄蕊、雌蕊の子房室数が、葉と同数または倍数となることがあり、本種はその1例です。