晩春、小さいクリーム色の花を咲かせていたナギイカダ:梛筏・竹柏筏(ユリ科ナギイカダ属)(06年5月12日記事)の赤い実が残っています。
地中海~黒海沿岸原産の常緑小低木で、よく枝分かれして高さ20~100cmになります。
葉のように見えるのは枝が変化したもので、厚くてかたく、先は針状に尖っています。
花は小さく目立ちませんが、葉のように変形した枝の形が面白く、緑色を長く保つので、花材として用いられます。ナギイカダの名は知られていませんが、学名のルスカス(Ruscus)は花材としての流通名になっておりご婦人方にはおなじみです。