新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

サラソウジュ:沙羅双樹(釈迦入滅の臥所に)

2008-02-15 09:59:39 | 植物観察1日1題

お釈迦様は、BC383年の今日2月15日(旧暦)入滅されました。臥所の4方に2本ずつあった沙羅樹が涅槃に入ると時ならぬ白い花をつけ、うち1本が樹色白変して枯れたといいます。(異説あり)
サラソウジュ:沙羅双樹(フタバガキ科)で、インドの高地に生える高木で、わが国では温室以外では見られません。
日本のお寺などで、平家物語の沙羅双樹はこれですといっているのは、ツバキ科のシャラノキ(ナツツバキ)(06年7月1日記事)でまったく別の品種です。
釈迦にまつわる三聖樹、誕生時の無憂樹、悟りの時の菩提樹、涅槃の沙羅双樹はいずれもインド産の植物で、日本ではふつう育ちません。寺院などによくある菩提樹もこの沙羅双樹も仏典にでる木とはまったく異なる別種です。

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1 コメント

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勉強になりました。 (Qoo)
2008-02-26 17:31:10
なるほど、勉強になりました。
初めまして、日本で留学中の学生です。
沙羅双樹を調べたら、このウェブにたどり着きました。
よく分かりました。
ありがとうございます!
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