彩の少ないこの時期、花を見れば何でも目に付きます。
万博公園で見たゴモジュ(スイカズラ科ガナズミ属)の花もそうでした。九州、沖縄、台湾などに生える常緑低木で、よく分枝して茂り、高さは4mくらいになります。
対生する葉は厚くて硬く長さ3~8cmの倒卵形~楕円形です。
花は12月~3月、枝先に小さい円錐花序を垂らし、直径7~10mmの白い花を多数つけます。花冠は高杯状で、先は5裂します。
葉をもむとゴマの香りがするので、コマ樹がゴモジュに転訛したのではないかといわれています。
別名にタイトウガマズミ、コウルメがあります。