新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ニコゲヌカキビ:和毛糠黍(触って納得)

2012-11-17 07:52:16 | 植物観察1日1題

この地域の在来の植物相の保全に力を入れているという兵庫県立三木山森林公園内の道端に北アメリカ原産の多年生.性植物ニコゲヌカキビ:和毛糠黍(イネ科キビ属)が生えていました。
これにはいくつかの変種があるそうですが、葉に触るときめの細かいビロード状でいかにも柔らかく、文字通り和毛(にこげ)そのものでした。
しゃがみこんで写真を撮っていると、保育園児の一団が通りかかり「何をしているの」というので、葉をちぎって渡し「触ってごらんお母さんのほっぺたのようにすべすべしているでしょう」といいましたらみんな大喜びでした。
「草や木は何を食べているのですか」「木はどうしてあのように大きくなるのですか」など次々と無邪気で難しい質問を浴びせてきたのでたじたじしながらなんとか答えていると「おじさんはどうしてそんなことを知っているのですか」と聞かれて、「それは君たちの年ごろから一所懸命の勉強したからだよ」と答えたら怪訝な顏をしていました。