新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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トマト:(自家和合成になったナス科) 

2011-07-17 08:52:23 | お知らせ」

ミニトマトのベランダ栽培に挑戦してみました。
生ごみに油粕、米ぬかを混ぜた手作りのたい肥をすきこんだ土に、某ウイスキー会社開発の割高な苗を植えこんだプランターのミニトマトが収穫期に入りました。
成績はすこぶるよくて、たくさん実がついた1房を数えてみると43個もありあました。味も上々です。どうやら苗代を上回る回収は間違いなさそうです。
トマト(ナス科ナス属またはトマト属)は南アメリカメキシコ地方の原産とされ、本来はつる性の植物で、ふつうは1年草として扱われる多年草です。実際には葉の付け根に出る芽を枝分かれしないようにこまめに摘み取り、まっすぐに育てます。
潅水量が多すぎると果実が割れ、少ないと障害果が発生するため、高品質な果実を作るためには潅水量の細かい制御を必要とする作物で、潅水量を減らすことで高糖度な果実を生産することができるが、収量は減少するそうです。その辺のところもにらみながら栽培を続けるつもりです。
“親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない”ということわざがあります。しかしトマト、ナス、ピーマンなどナス科植物はもともと自家不和合性ですが、農業作物としては、自家受粉が可能で確実に結実しなければ都合が悪いので、自家不和合性を失ったものだけを選別改良してきたのだそうです。いったん自家不和合性を失うとその子孫はずっと自家和合性となります。自家不和合性などの言葉もない昔に、人間に役立つ品種に改良した先人の知恵には驚かされます。