新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

イケマ  (目立つ副花冠) 

2010-08-05 09:30:43 | 植物観察1日1題

ポンポン山の谷筋にイケマ:生馬(ガガイモ科カモメヅル属またはイケマ属)の花が咲いています。和名はアイヌ語の巨大な根という意味で、アルカロイドを含む太い根は、有毒ですが、根を乾燥したものは牛皮消根(ごひしょうこん)と呼んで、薬用にします。
山地に生えるつる性の多年草で、茎を切ると白い乳液が出ます。
葉は対生し、長さ5~15cmのハート形。7~8月、上部の葉脇より、葉柄より長い柄をのばし、先端に白い小さな花を丸く集まってつけます。
花冠のように見える白くて大きいのは副花冠で5裂し、中心部に蕊柱、花冠は5個で黄緑色、下方に反り返ります。
弟分に花序の柄が葉柄より短いコイケマ(08年7月20日記事)があります。