新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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ヤマアイ:山藍( 藍か緑か)           20101.3.31

2010-03-31 09:20:16 | 植物観察1日1題




早春の木陰にヤマアイ:山藍(トウダイグサ科ヤマアイ属)が地味な花をつけています。
牧野図鑑によると、昔、この生葉をついて衣料を染めるのに用い、タデ科のアイ:藍が畑で栽培するのに対して、山地に産するから山藍の名がついたとありますが、もともとヤマアイには藍色の色素であるインヂゴは含まれてなく、葉で染めると緑になるそうです。なぜ山藍というのか、ある人が実験した結果、葉ではなく、根をついて、系の媒染を使うと藍色に染まったという報告があるそうです。
雌雄異株で、両性株もあり、枝先の葉腋から花柄を出し、小型の花を長い穂状につけます。雄花の萼は3裂し、雄蕊は多数、雌花では2個の棒状体と1個の雌蕊があります。
写真の雌花は花後のように見えます。