新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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キンカチャ:金花茶(金色のツバキ)

2009-02-27 07:19:02 | 植物観察1日1題

近年話題となっているキンカチャ:金花茶(ツバキ科)は、中国より導入された黄色い花をつけるツバキの仲間ですが、ヤブツバキとは形態や性質は異なります。
葉は大きく、長さ10~20cm、幅4~7cmの狭楕円形で光沢があります。花は直径5~7cmとやや小さく、花弁数は9~11個の一重咲きで純黄色です。
ベトナム北部にあるとされていた金花茶が、国境を接する中国の低い丘陵地に見られることが1965年に発表されたあと、内外の研究者によって調査が行われ、今では広西、雲南、貴洲に20を超える黄色い花の咲く品種があることが分かっているそうです。
中国では「茶花」は茶の木ではなく、ふつうはツバキ(山茶)を指します。金色のツバキを「金茶花」とするのは不思議ではありません。