バスが休憩したそばの空き地に白い花が一面に咲いていました。何かなと期待をもって近づいてみると、花の隣に、いわゆるヒッツキムシの種子があり、花は少し大きいものの、日本でいうシロノセングサの近縁種ではないかと少しがっかりしました。
帰国して調べてみると、やはりシロノセンダングサの大花版のタチアワユキセンダングサ(またはアワユキセンダングサ):立淡雪栴檀草(キク科センダングサ属)とわかりました。
北アメリカ原産の1年草で、暖かい地方に多く帰化し、とくに沖縄では道端に繁茂し、ほぼ1年中花がみられるといいます。
嫌われ者の雑草とは少し可哀相ですが、宮古島あたりでは、ハーブとしてこの草の抽出成分用いて、健康食品や化粧品などつくり売り出しているそうですから、拾う神もあるものです。