男女の契りの深いことをたとえて比翼連理(在天願作比翼鳥、在地願為連理枝:白居易、長恨歌)といいます。伊吹山上に咲くキバナノレンリソウ:黄花の連理草(マメ科レンリソウ属)の名はこれからとられましたが、花のことではなくて、小葉が対生して連なる状態に由来します。
古風な名に似合わずヨーロッパ原産で、日本では伊吹山の草原に帰化しています。
花は夏から初秋、濃い黄色蝶形花を総状につけます。
学名のLathyrus pratensisは、非常に刺激するとのギリシャ名で、この草に催淫性があると信じられていたからだそうですが、それが比翼連理につながったかどうかは定かではありません
ちなみに、一方のヒヨクソウ:比翼草も伊吹山で見かけましたが残念ながらこちらは花の後でした。