ヤブデマリ:藪手毬(二色効果で鳥を呼ぶ) 2008-08-09 07:27:12 | 植物観察1日1題 濃い緑の夏の林に、遠くからでも目立つ赤く実をつけた木があります。 ヤブデマリ:藪手毬(スイカズラ科ガマズミ属)です。谷間や沢沿いなどのやや湿った林内に生える落葉低木で、晩春、直径5~10cm の花穂の中心部に小さな両性花、周りに3~4cmの白い装飾花をつけます。 8~9月、両性花が果実となり、赤く色づきます。花序の枝も赤くなり、完全に熟すと黒くなります。 今の時期、赤色の間に黒く熟した核果が混じって、鮮やか二色効果を演出しています。