新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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チョロギ:草石蚕:千代呂木(多い漢字表記)

2008-07-17 06:49:26 | 植物観察1日1題

チョロギと聞いて、正月料理に使われる捩れた小さい根を思い出す人は結構いると思いますが、この草がどんな花を咲かすかを知っている人は少ないと思います。
チョロギ:草石蚕:千代呂木(シソ科イヌゴマ属)は中国原産で、塊茎を食用するために栽培される多年草です。茎は4角形で直立し、高さ30~60cm、稜には下向きの毛があって
ざらつます。
夏から秋にかけて茎先に紅紫色の唇形花を数段つけます。
地下茎の先に塊茎を作り掘り取って食用にします。この形が蚕に似ていることから草石蚕とかかれますが、昔から「丁呂木」と書かれ、これが「長老木」「長老喜」「長老貴」「千代呂木」と縁起をかつがれる漢字表記となって、正月料理などに使われるようになりました。
正月用に売られるのは、多くはシソの入った梅酢などで赤く着色されています。