新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

コナギ:小菜葱(清楚な害草Ⅲ)2006.9.15

2006-09-15 06:00:05 | 植物観察1日1題
水田の縁だけではなく、除草されたはずの内側まではびこっている草の葉の蔭に小さな青紫のつぼみが見えています。そこにいた農家の奥さんに名を尋ねますと、名前は知らないが、すぐにはびこってせっかくの肥料を横取りされてしまうので困るとのことでした。
このコナギ:小菜葱(ミズアオイ科ミズアオイ属)の名は、小さいナギ(ミズアオの古名。明日の記事参照)という意味で、昔は葉や茎を食用にしたといわれる水田や沼に生える一年草です。
長2~7cmの葉は厚くて柔らかく披針形、卵状披針形、ハート形など変化に富みます。花期は9~10月で、花柄は葉より低くミズアオイより花数も少なくなっています。写真ではつぼみですが、直径約2cmの青紫の花は一日で凋み、水の中に沈みます。