新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
目標は毎日1記事です。

アゼナ:畔菜(日米共同で悪さする)

2006-09-11 07:01:08 | 植物観察1日1題
昨日に続いて田んぼの雑草です。
アゼナ:畔菜(ゴマノハグサ科アゼナ属)は田の畔やや湿り気のあるところに生える高さ10~15cmの1年草です。葉は対生し、長さ1.5cm~3cm、幅0.5~1.2cmの卵形または楕円形で柄はなく、縁は全縁で平行脈が目立ちます。今の時期、葉脇に1個づつ淡紅色の花をつけます。花冠は唇形で長さ約6mm、萼は深く5裂します。
すぐ隣にアメリカアゼナ(写真下)が仲良く生えていました。北アメリカ原産で戦前に渡来したそうですが、戦後急速に各地にひろがりました。ちょっと見には草も花も在来のアゼナとほとんど同じ感じですが、アメリカアゼナの葉は長楕円形で縁に波状の鋸歯があり、また4個ある雄蕊の2個は退化し、葯がなくなって仮雄蕊になっていることで区別されます。