ヤサシイヒカリ

藤木直人ファン歴17年目になります。藤木君話、おやこ劇場話、男闘呼組話、思う事、呟いてみたいと思います。

さよなら私最終話

2014年12月10日 21時59分14秒 | 直人ドラマ
録画のリピ、今朝の時にはメモを取りながらの~だったので、夕方もう一度観ました。
スタッフブログにあったようにハンカチを片手に…ではありませんでしたが、それでも目頭が暑くなる事多々あり…でした。

そして今、心落ち着いて感想を書き始めています。しかし、やっぱり思いがいっぱい、どう表現したらよいかわからない事もいっぱい、作文やレポートをしょっちゅう書かされた学生時代よりも真剣に書こうとしているような気がします。
仕事していた時は、保育士と言う職業上、毎日文章を書かない日はなかったので、書くこと自体は苦になる事はないんですが。


さて、前回の終わり、2人がお互いを思う気持ちを確かめ合った翌朝、無事に元の身体に戻った友美と薫(やっと本来の名前で書く事ができます)。
そのしぐさと表情は、まさに絶妙としか言いようがありません。
元に戻った事を確かめるように髪に触れ、眼が覚めきっていない春子に「友美だよ」と語りかける友美はとても愛らしさがありました。薫は、弱っている友美を気遣いながら、元に戻った事に安堵しながらも友美に迫る死を思えば手放しでは喜べない。
喜びの中にも残酷な現実はその流れを待ってはくれないのですよね。
思わず涙する2人の思いが痛いほど伝わってきました。

健人に母親として晴れて逢いに行く友美。
リビングにはお布団が4つありましたね。やはり洋介は子ども達と一緒に眠っていたようで…でも、きっと友美や薫同様、なかなか寝つかれなかったのではないかな?。
「おはよう」と声をかけた時は変わらない笑顔ではあったけれども、そう思いたいです。
眠れなくても、友美の前では心配かけないように普段と同じように声をかけたのだと。それはもちろん友美への愛情が爽やかな笑顔を見せたのであろうと。
そして、それは友美が健人を抱きしめながら泣きじゃくる姿を見守る姿にも感じられた私です。

友美の背中を押したあとに1人で声をあげて泣く薫を、何も聞かずしっかりと受け止める春子。
その優しさと薫を抱きしめる腕の強さを見ると、この時の春子はまるで2人の母親のような気がしました。
やっぱり友美と薫にとって、春子はかけがえのない存在だと、改めて確信しました。

一家勢ぞろいでの朝食のシーン、ここはもう迫っている現実は頭から追いやり皆の幸せを満喫しながら観ていました。
「病院」「ハローワーク」等々の現実的な台詞はありながらも、子ども達の元気な姿や明るい日差しが心を洗ってくれているようでしたね。
子ども達と洋介とのやりとりは、3人息子とパパの会話そのもので…6話のカミングアウト以降の洋介は回を追うごとにかわってきているような感じもします。皮がむけてきた?(笑)
そして、しょうた君とだいき君(ちゃんと漢字で書きたいのに字がわからない…)、春子のおめでた報告を、ちゃんと母の眼を見て聞く姿はさすがです。そして「すっげ~!」の一言で母の不安を吹き飛ばしてしまったのも、これまた、さすがですね。
この新しい家族にとってはまさしく「こんにちは赤ちゃん」ですものね。


自らの死への重みを感じている友美と薫のシーン、紅茶が2話での友美の実家でのシーンがリンクします。
ケーキの色と2人の服の色が交互になっていて、さりげなく凄い描写です。今までの入れ替わりを象徴しているようで。
そして2人で再び友美の実家へ…。
ここで、このドラマの中では初めて母と娘がちゃんと向き合いました。
入れ替わりの事を、わかってもらえないだろうと思いながらも、唯一話すと言う事に、溝が出来てしまっていてもどこかでしっかりとつながっている親子の絆を感じました。
紅茶を入れなおしながらひっそりと涙を流す母の姿が、同じように家族を癌で失った者として胸に迫ります。

洋介のシンガポール転勤の件はあっさりと解決へ。このシチュエーションって必要あったのかな~?。
しかし、やっぱり洋介は会社でも光雄との会話でも柔らかさがにじみでているような気がしますね。
ジタバタしたくないっていっていたけれども、うっかり春子のおめでたについて口をすべらしたところはしっかりジタバタしてるし(笑)。

そして季節が流れて友美は徐々に体力が低下していき春子のお腹のなかの赤ちゃんはすくすくと成長していき…まるで人生をバトンタッチしていっているかのようです。それだけに、友美が生きている間に赤ちゃんが生まれてきてほしかったです。
ちゃんとお顔を見ていってくれていたら…そこがすごく残念です。

そして、もう一つ残念&分からないのが洋介と友美が2人でいる場面が無かった事。
まがりなりにも夫婦なのだから、片方の人生の終わりにお互い、ありのままで向き合う時間があってしかるべきなのに…。
特別な事はしなくても、2人で静かに同じ時を過ごす姿が見たかったです。
癌の手術の後に2人で暮らした時間はあったけれども、それはあくまでも薫としてだったし。
この世界の中は、友美と洋介が本来の形で過ごした時間は余りにも短かったから、少しでも一緒にいて欲しかった。


薫に見守られながら(ここでも洋介の存在が薄れてしまっているし)息も絶え絶えに健人くんに思いを伝える友美。
ここと、その夜の薫との会話の中で、このお話の語っている事がすべて表わされていましたね。

入れ替わったことで、本当に2人が喜びも悲しみも苦しさも共有してきたことで一心同体になって、友美は安らかに旅立っていきました。そして薫はもう涙は流さずに友美の分の心と体を請け負って生きていく…。
悲しい別れだけではなくて本当によかった。


光雄の怪我は冬子とのケンカの結果なんですね~(笑)。なんだかんだで許してしまう春子はやっぱり大きい人です。
きっと元気な赤ちゃんが生まれてきたのでしょうね。くどいけれども見たかった~。
もしかして友美のような女の子だったのかな?。そうであって欲しいと思います。

光雄との別れを経験して、冬子も一つ大人の階段を上ったのでしょうか?いつかはちゃんと幸せになって欲しいですね。
最後にはジタバタしない冬子でした。

最後のシーンは予想通り、入れ替わった神社での健人君と薫でした。
これからどんどん大きくなっていく健人くん、2人のママのように、いつか心の友と一緒にこの神社に来るのでしょうか。または好きな人と…?。


やっぱり長~い感想になってしまいました。クランクアップで永作さんがガッツポーズをしていましたが、私もこのドラマを観終わっての気持ちは同じです→なんか上手く言えないんですが…。
最近になくずっしりとした重みのあるドラマでしたね。藤木君ファンであったおかげでこの世界に触れる事ができました。
まさに一つの物語を読み終わったような達成感を感じられました。





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最終回録画リピ

2014年12月10日 09時24分23秒 | 直人ドラマ
たった今、さよなら私、最終回の録画リピが終了。

すぐさまにでも感想を書きたい、もとい書かなくちゃなんですけど、絶対時間と労力がかかるだろうし、これから実家での用事があるので、感想のアップは後程…。
きっと皆さんの奥深い感想が、あちこちでアップされているのでしょうね。
読みに伺いたいところだけれど、パクりになるといけないから、自分の感想をアップするまでは、じっと我慢の子します(笑)。

初めは不安もドキドキもあったし、正直言って重苦しさがぐっと感じられた時もありましたが、最終回まで観られて良かったな~と思います。
ただひとつ、春子の赤ちゃんの誕生が見たかったです。そして健人君を含めて3人の少年達のお兄ちゃんぶりも…。
きっと皆に可愛がられているんでしょうね。

さてさて、そうこうしているうちに、出かけなきゃ~の時間です。
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