At The Living Room Reloaded

忙しい毎日の中で少し足を止めてみる、そんな時間に聴きたい素晴らしい音楽の紹介です。

Lullaby In Rhythm / Various Artists

2006-09-08 | Compilation
最近タワーレコードやHMVのような大手の外資系CDショップに行くと、必ずと言っていいほどクラブジャズ系のコンピレーションがリコメンドされています。一応、収録曲リストに目を通しては見るものの、いわゆるNu-Jazz勢の曲が収められているものがほとんどで、しかもどのコンピも没個性なのであまり食指が動きません。特に国内盤のコンピレーションに関しては本当につまらないものが多いです。中には旧譜が収められているものもありますが、多くの場合はありふれた選曲ばかり。たとえば「DJ即死のキラー・チューン満載」などというポップ付きのものに関しても、そのほとんどが可もなく不可もなくと言った趣で、そのようなコンピ収録曲の中から驚くような名曲を探すのは、まずもって不可能に近いように思われます。権利関係で難しいと言うのも分かりますが、子供騙しの楽曲ばかりではなく、もう少しくらいコア・リスナー向けに作ってくれてもいいのに…という感は否めません。まぁ売ってナンボの音楽業界に、そんな期待をかけること自体が間違っているのかもしれませんが…。さて、そんな業界の実状を憂いていても仕方ないので、久しぶりに自分用のコンピレーションを作ってみました。フロアー云々は抜きにして「ジャズ的な格好良さ」に拘ってみた全9曲。収録時間はほぼぴったり45分で、ちょうどミックステープの片面に相当しています。別段、特別なニューディスカヴァリーがあるというわけではありませんが、少なくとも売れ線のコンピレーションよりは内容良いかと…。以下、トラックリストを掲載しておきます。これくらいのコンピレーションならばメジャー各社でも作れそうなものなのですが…。

1.Puhelinlangat Laulaa / Atro ''Wade'' Mikkola Quintet(AMK/Finland/1999)
2.Yake-De-Yak / Jazz Quintet 60(Fontana/1963/Denmark)
3.To Iskol'Hof / Bent Jaedig = Bent Axen 6-5-4-3(Debut/1960/Denmark)
4.Solo / Edison Machado E Samba Novo(CBS/1963/Brazil)
5.Yesterday / Wolfgang Dauner Trio(CBS/1967/Germany)
6.Trough The Planet / Quartetto Lo Greco(Schema/2003/Italy)
7.Arrow After The Dark / 古谷充とザ・フレッシュメン(Teichiku/1960/Japan)
8.Helsinki At Noon / Christian Schwindit Quintet(RCA/1965/Finland)
9.Half A Sawbuck / Tubby Hayes Quintet(Fontana/1962/United Kingdom)
コメント (3)
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