吹田の図書館をもっとよくする会

2010.1発足。「吹田の図書館を もっと よくしたい」そんな思いが会になりました。ご興味のある方はどなたでもお気軽に。

岸部地域にできる(仮称)健都ライブラリー内の新図書館について、市と懇談をもちました。

2018-03-02 14:06:39 | 懇談
2017年7月20日(木)、当会は、吹田市の地域教育部及び健康医療部と懇談しました。
吹田市の出席者は地域教育部・木戸部長、落次長。健康医療部・平野室長、横井参事、宮崎主幹。中央図書館・西尾館長、宮東参事、新図書館準備室林野主幹、の8名。 当会からは、野々上、山﨑、の2名でした。
冒頭で野々上から、昨年11月の懇談の後、市では新図書館は市の直営にすると決められたことや、2月の文教市民委員会で地域教育部長より、「図書館法」や「図書館の自由に関する宣言」の中の文言を引用しての発言をしていただき、図書館の精神はブレることなく行っていただいていることに感謝の念を伝えました。
事前に出していた質問事項に加え、言葉を足しての質問について、次のような回答がありました。

Q 図書館整備の現状について
・新幹線の設置場所に変更があったと聞きます。
・変更の理由は?

A 新幹線の設置場所が2階から1階に変更になり、修正設計中。健都の図書館以外の施設より7か月ほど遅れる。新幹線内は構造上のことも含め、児童書を置いたり読み聞かせの場所にしたりするのは難しい。図書館内には発掘された遺構なども置く予定。

Q 図書館サービスの方向性と展開のイメージについて
・医療関係の図書資料の準備はどうなっていますか。
・医療関係機関との連携の準備は進められていますか。当会の会員(=元大学医学部図書館司書)からも懸念の声があがっています。
・「医療関連図書(蔵書について)の準備は進められているのか」との質問があります、すぐにはできないことなので、考えと現状をききたい。

A 蔵書の選書は平成31年、発注は平成32年となる。医療関係の蔵書は日進月歩のため、開館当初は3千冊くらいとし徐々に増やしていきたい。神奈川県の「大和市文化創造拠点シリウス」内の健康都市図書館や健康・医療情報サービスが充実している「埼玉県立久喜図書館」を視察するなどイメージを膨らませているところ。
医療機関との連携については、北大阪健康医療都市推進室と一緒に医療機関に働きかけていく。医療分野ばかりでなく、体づくりなども。がん、認知症など各分野専門的なものも含め連携が必要と考えている。

Q 準備室の進捗状況について
・現在準備室の職員は1人ですが、今後の体制の予定はどうなりますか。1人では大変です。
・開館時の職員体制の見込みはどうなりますか。きまるのはいつ頃の予定ですか。
・今後に関連して、委託業務については吹田市内の他の図書館と同じイメージですか。
 A 準備室の業務は健都のまちづくり全体とあわせ進めていく。岸部地域の人々がどのように活用していくのか、特徴を出したい。地域に図書館をどう活かしていくのか参考資料も集めたい。
準備室の増員はなかなか困難。平成32年度供用開始なので、具体的業務は平成31年度からその時に検討する。開館時の職員体制は千里丘図書館と同じ窓口業務委託をするなら正職員4名、非常勤2名と定数は決まっている。
図書館の規模はおおよそ千里丘図書館と同じくらい。市内の他の図書館と同様、窓口業務は委託する予定。施設管理業務は山田駅前図書館と同様に委託する予定。
  図書館内1階に設置予定のカフェについては専門業者は成り立たないと言っている。何か健康に特色を出したいと考えている。

最後に
「市民のみなさんから預かった税金で建てるので今後もアドバイスをお願いしたい、希望に添えるかどうか分からないが」と言っていただきました。当会からも今後も話合いをしていただけるよう、お願いしました。


●市議会での討議
 岸部の新図書館について、5月の定例議会本会議や文教市民委員会で次のような話題が出ています。
・新幹線の活用:JRの協力で鉄道の歴史を振り返る展示を行う。摂津市や万博(鉄道まつりあり)などとの連携を検討。
・新幹線の配置案それぞれのメリット・デメリッ 
 ト
・新幹線の設置位置変更理由
・新幹線の設置位置変更にかかる費用
・事業総額
・新幹線設置位置変更によるスケジュール変更
・雨天・荒天時対策
また、北大阪健康医療都市等のまちづくり検討特別委員会は6月16日に開かれ、経過報告がなされています。
定例議会、特別委員会、ともに会議録の公開はこれからですが、当会でも議会の動きを見ていきたいと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。