村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

かぼちゃと金将軍

2011年12月21日 | Weblog
明日は冬至である、
台所では家内がかぼちゃを煮ている・・・
昔から、冬至にはかぼちゃと豆腐を食べるのがわが家の風習である・・・
わが家だけでなく、地域の習慣かもしれない・・・?

イワシもあったような気がしたが・・・節分の風習とこんがらかって来た・・・
別に根拠があっての習慣では無い、こうした習慣は日常の生活の中の節の役割がある、

竹を例にとるまでも無いが、節を持つことは強さにも繋がる・・・
続けたい習慣と思っている・・

お隣の金将軍は、とうとう剥製標本?にされそうである・・
お父さんは、すでに剥製にされて保存されているそうだが・・・最近干からびて来て小さく見えるようになられて・・とても標本展示は出来ないらしい・・?

それにしても、社会主義国家の元首はなぜ標本のようにさらされるのだろうか?
レーニン、スターリン,毛沢東もそうだったようである・・

亡き人の威光を残った後継者が利用するためなのだろうが・・・
革命でも起こったら、真っ先にたたき壊される運命にある、

家内が切っている冬至のかぼちゃはわが家で出来たものである・・・
例年、冬至まで持つかと心配しながら残しておいたかぼちゃだ・・・

万物は、いつか形を失うことが自然である・・・
金将軍も、ガラスケースの中ではゆっくりと休めないだろうに・・・・
独裁者は死後も哀れである・・・・
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ブラックユーモア

2011年12月20日 | Weblog
雲南市内の土地改良区が合併して最初の総代会があった、
私も新しい総代の一員として出席した、
合併に伴っての新しい規定、予算などの決議があったが・・・
すでに長い準備期間を経ていたので、滞りなく会議は終わった・・・

合併推進検討委員会、合併推進協議会、設立委員会には、雲南市のそうそうたる名士連ばかりである、
遺漏がある筈が無かろうと・・・思った・・・

雲南市土地改良区会計細則などは・・・
ここまで細やかに定めて置かなければならない事かと・・・ある種、感動?した、・・・

第一章、第二条の2(事務局長)の項では・・
「事務局長は、その保管する現金を私金と混同してはならない」とあった、

当たり前のことを、ちゃんと条文にして示さなければならないことは・・・
どこかの製紙会社の社長が、賭博に会社の大金を使ったことが影響しているのだろうか?と勘繰りたくなる・・

一瞬・・ブラックユーモアかと思った・・・
高等学校の校則が細やか過ぎると生徒たちの反発がよくある・・・
こんな細やかなところまで面倒を見ようとする社会は・・・幸せかもしれないが・・・寂しくもある、
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金将軍

2011年12月19日 | Weblog
今昼から隣国北朝鮮の金将軍様の死が報じられている・・
独裁者としてつとに有名だったが・・・本当のところはわからない・・・
神輿を担いで強引に政治を動かした室町時代の僧兵のような金将軍側近のなせる技かもしれない・・・・

今回の死去も・・・動かせなくなった神輿に愛想を尽かせた人間の仕業とも勘繰られる・・
独裁者の末路は・・・どこの世界でも哀れさ・・を覚える・・・

金将軍は私と同年である・・
彼は1942年の2月生まれだが・・・私は3月生まれである・・
同じ世代として前々から親近感を抱いていた・・・

ハチャメチャな政治だが、どこかに漫画チックな所が見られた・・・
美女軍団、喜び組の発想や、背の低さを隠すための特注ブーツ、唯我独尊のジャンパースタイル、おんぼろ兵器を並べ立てて、それでも先軍政治?などと言いながら戦争ごっこを好む、やんちゃな悪ガキの様な金将軍も、最早古希である・・・死去の報も不思議ではない、

神輿を担いでいた特権層の人らがこれからどんな始末を見せるのか興味のあるところでもある・・

リビアのカダフィ大佐は死ぬ時も大佐の階級だったが、曲がりなりにも金さんは将軍と呼ばせていた・・・
独裁者の死には・・・ドラマがある・・・・
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年会費1万円

2011年12月18日 | Weblog
ふるさとの酒を作る会の頒布会の日である・・
例年、頒布会の日には、猪の焼き肉が定番メニューとしてふるまわれる・・
山村ならではの接待である・・・

どぶろくに猪の焼き肉は良く合う・・・

この頃、ユッケやレバ刺しが食べられなくなったと報道されていた・・・
ユッケ、レバ刺しが食べられなくなる事が、日本の食文化にとって大問題のように報じられていることに私は驚いた、

レバ刺しはともかく、ユッケなど私は食べたことも無い・・・
野生のライオンではあるまいし・・・生肉などを私は食べようとは思わない・・・
レバ刺しだって、近頃はコンニャクで、もどき食品が出ている・・・
通を自称する人が食べてもわからなかったそうだ・・・
人間の味覚なんて所詮そんなものだ、

危険だから規制される生肉に、なおも執着する人が沢山いることは・・・
脱原発運動の盛り上がりに欠けることと、一脈通じるところがある・・・

ユッケで肉食野生動物の仲間入りするぐらいなら・・・
我々の「ふるさとの酒を作る会」に入会して、イノシシの焼き肉でどぶろくを飲むことをお勧めする、

猪の焼き肉に、焼き赤貝、焼きサバ寿司に甘酒、豚汁をたらふく食べて飲んで・・・
どぶろく一升瓶4本お持ち帰りで年会費1万円は安い・・・

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涅槃

2011年12月17日 | Weblog
昼、多根陶芸クラブの忘年会を兼ねた昼食会に参加する・・
午後からの用事があったので今日もお酒を遠慮した・・・
このところ、お酒の入らない忘年会が続くが・・・・
何も違和感を感じなくなった・・・

私の酒好きは自他共に認めていたことだった・・・
晩酌の無い夕餉などは夕餉とは言わないと豪語もしていた・・
酒の味が分からない奴とは・・心を開く事も無い・・・
下戸の建てた蔵は無い・・・などなど・・・

こよなく酒を愛する事が、私の生活信条になっている・・・と思っていたのに・・
御馳走を前にし、酒が無くても何の、違和感も感じなくなったのは・・・・

歳のせいだろうか? 脳下垂体をかまったからだろうか?
それとも・・・酒を求める体質は性欲の減退と何か関係があるからだろうか・・・?

ただの生活習慣だったようである・・・
今迄、自分で自分の嗜好を勝手に思い込んでいたようである・・・

これからは、飲んでもよし、飲まなくてもよし・・・
酒の魅力の呪縛から解放されて、自由な食事が楽しめる・・・・

私も・・・解脱の境地に入ったかな・・?
家内に話すと・・・「涅槃が近くなったかもよ・・・」

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離婚できない

2011年12月16日 | Weblog
今朝は予報通りの雪だった・・
いよいよ本格的な雪国の生活が始まりそうだ・・・

寒さはこたえるが、東北の被災地の事を思えば・・・なんでもない・・・
福島の原発事故の収束となると・・30年、40年・・・と・・一昔も二昔も経なければならない様な報道である・・・

福島原発の事故から、多くの事を学習した・・・
脱原発は必要である、

大方の国民は、すでに脱原発の必要性を心の中では感じている・・・
だが・・・
大きな国民的声にならないところが不思議である・・・
確かに一部では反対運動が散発的には起こっている・・・が・・・
安保反対運動や消費税反対運動の様な国民的盛り上がりは・・ない・・・

学生も主婦も労働者も農民も・・・大規模な行動を起こした話は聞かない・・・・
原発立地の松江市民の声も聞かない・・
人類初の核の犠牲になった広島市民も・・静かである、
かくゆう・・私も何の行動も起こしていない・・・
山口県、祝島の皆さんには済まない気持ちがしている・・

今度、島根県では防護服や防護マスクの配布もあるそうだ・・・
いよいよ戦時中の様相となって来た、
本格的な放射能との戦いの準備らしい・・・

国も県も、電力会社も立地住民も国民もこれだけ学習してもまだ、脱原発に踏み切れないのは・・
どこかに踏み切れない理由があるような気がして来た・・
やはり我々は、危険と判っていても原発とは離れられない様である・・・
安定的な電力は、原発に勝るものがないようだ・・

夫の暴力におびえる奥さんに、いくら離婚を勧めても倒錯的な愛情や経済的な理由からなかなか離れられない事例に似ている・・・

人の世は、判っていても理屈だけではどうにもならないものである・・・
島根原発も今年の積雪も・・・事故や災害を起こしませんように・・・



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競争社会

2011年12月15日 | Weblog
掛合短歌会の今年度最後の例会だ、
歌会の後は忘年会を兼ねての昼食会である・・・

地元のレストランの弁当だが、最近はコンビニから魚屋から、挙句は松江、出雲市からの弁当屋さんも入って来られるので、勢い競争になる・・・
おかげで、弁当利用者にとってはありがたい世の中になった、

今日の昼食会でも、値段の割には茶碗蒸しまで付いている・・・
私は、午後からの車の運転があったので飲まなかったが・・・・酒も用意されていた昼食会でも十分に宴会気分になれるほどの御馳走である・・・

自由競争社会は、実際に身を置く立場になると・・・辛い社会だろうが・・・
受ける消費者の立場から見ると・・良い時代になったと実感できる・・・

TPPへの参加の如何を考える上での参考にはならないだろう・・・?     か?
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知足安分

2011年12月14日 | Weblog
鈍色のどんよりとした空模様が続いている・・・
いつ雪が降り出してもおかしくない空模様である、

わが家の除雪機を出した、
小型だがなかなかの優れものである・・
2年前に地区内のAさんから譲ってもらった、
Aさんは、もう少し大きい除雪機に替えられた・・・

除雪機を入れる業者が、小型の除雪機では充分な除雪が出来ないと宣伝するものだから・・・
近頃、求められる家では、除雪機のくせにハイブリットの大きな除雪機を購入され様だ・・・

2年間、使って見たが・・わが家の小型の除雪機で充分である・・
小型の除雪機は、軽量なので扱いやすい・・・
除雪の方向や深さを調節する装置も手動なので、故障が少ない・・・
軽量は、深雪の時には上層の雪から順次に深く掘って行ける利点もある・・・
構造が単純なので、動力伝達のVベルトが切れても交換が自分で出来る・・・
燃料も少なくて済む・・

着物と同じだ・・・
人間、 身丈に会った物でなければ・・・・着こなせない・・・

ちなみに・・
私の座右の銘は・・・「知足安分」である、
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老後は田舎の町へ

2011年12月13日 | Weblog
朝早く、ふるさとの酒を作る会の作業の時、昔勤めていた酒造会社前の路上から掛合の街並みを写した・・・

私が勤めた最初の頃には、合銀掛合支店から始まって、旅館、時計屋、金物屋、理髪店、呉服屋、自転車や、書道教室、魚屋、パーマや、小料理屋、薬屋、医院などなどと軒を連ねていたが・・・
30年経った今・・・ほとんどのお店が無くなった、
人の住まないお家は取り壊されて・・・駐車場ばかりが目立つ様になっている・・
少子、高齢化社会は最初に各種のお店から駆逐する・・・

子どもらの声もとんと聞かれなくなった・・・
ときおり・・介護施設のマークの入った車が走る・・・・

日本中の田舎の町は、同じような状況らしい・・・・

それでも、大都会の雑踏の中より高齢者には適した環境のように思える・・
上下水道は完備している、交通事故に会う確率は少ない、知った顔ぶればかりで安心である、治安もいい、働こうと思えば自家菜園がある、ゲートボール場もグランドゴルフ場も近くにある、静かでのんびりとした時の流れは・・・癇癪を起こすこともない・・・
経済活動が少ないだけに、年金だけの生活も可能である、

高齢化社会の今後は、田舎が主役である・・・
歳取ってからは・・田舎に住むことに喜びを持たなければならない・・・
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山間地の水田

2011年12月12日 | Weblog
夜、総合センターの3階で中山間地域直接支払い制度集落説明会があった、
私も集落代表者として会計担当のAさんと出席する・・
例年、年末の今の時期の説明会だが・・・
何時の年だったかは、会が終わってからの帰り道の国道がてかてかに凍て付いていたことがある・・・
歳と共に夜の会合が身に応えるようになった・・・
早く終わるのを願っていると・・・・
昨年もだったような気がするが・・・私と年齢の近い○○さんが質問をする・・・
同年齢に近い人の行動を見ていると・・・高齢化に伴い物事の理解がままならなくなることがよくわかる・・・・
わが身に照らし合わせて・・・反省・・

中山間地域直接支払い制度は・・ありがたい制度だ・・・
だが・・・こと中山間地域の水田保持だけが目的なら・・・お金だけではどうにもならない・・
世の中の全てのものは、兎角保護すると弱くなる、
ネズミ、ヌートリア、アライグマの逞しさはどこから来ているのだろう?

どんなにあがいても、中山間地域と平野部との稲作には、コストの上での隔たりが大きい、
TPP参加で問題になる、日本と豪州、アメリカの農業との隔たりの国内版と思えばいい・・

今、急傾斜で狭い中山間地域の水田を守っているのは、高齢者だ・・・
早晩、不耕作水田として放棄される運命が目に見えている・・・

ひたひたと押し寄せる、Ⅹの日を・・・
山間地の農家は恐れながらも、誰にも解決の糸口が見えない・・・
目前の補助金だけが頼りの情けない中山間地域の農業ではあるが・・・・、
業としては成り立たなくても・・・・・生きがい、幸福度・・としては大きな山間地の農業である

中山間地域は・・ブータン国民に学べば、生き残る道があるのかもしれない、

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