村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

他力と自力

2011年08月21日 | Weblog
家内から初七日法要に持参する包み物の上書きを頼まれたが・・・・
ハタと迷ってしまった・・・・

わが家は浄土真宗なので死後は即お浄土へ向かうと聞いていたから・・・仏事のたいがいの包み物は「ご仏前」で済ませていた・・・・
聖道門の宗派では、仏様になるまでの修業期間がある・・・
初七日法要に「ご仏前」では・・・・届かないのではないだろうか・・・?

聞くところによると、禅宗では初七日は、ようよう三途の川岸にたどり着いた日数だそうだ、
その後の修業の道中は何かと物入りが嵩むことと思えば・・・間違いのない様にお届けしたい・・・
現世の旅たちにはよくあることだが・・・死後の世界も意外と現実的である・・・

そこのところは、浄土真宗では阿弥陀様にお縋りして即仏になるので・・ありがたい・・

巷間・・「真宗楽」と・・不謹慎にも言われる所以である・・・

いろいろと調べて・・・
包み物は「ご霊前」 お菓子は「供物」とした・・・
「他力」と「自力」はこんなところからも違ってくる・・・・

世の中の常識では・・・どうなっているだろう・・・?

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見栄

2011年08月20日 | Weblog
天気予報を見ると・・・当分雨が続きそうである・・・
わが家の稲の刈り取りまでは、まだ3週間ばかりは掛かりそうだ・・
倒れかけた稲もそれまで持たないかもしれない・・・・?

昼から稲を起こすことにした・・・・
コシヒカリの栽培が始まったばかりの頃は、倒伏稲を起こす農家の姿が見られたが、近頃はあまり見かけなくなった・・・

コシヒカリの栽培技術が向上したようである・・・
そんな中で、倒伏稲を起こす作業は、なんとなく気が引ける・・・・
人目が気に掛かる・・・・

昼ご飯を早めに済ませて、人がまだ昼休みをしている時間を利用して稲を起こした・・・
特に・・・隣の精農のHさんにはこんな姿を見られたく無い・・・・

と思っていたが・・・さすが、精農のHさんである・・・
ちゃんと、私の作業をする所へ出て来られた・・・・・

駄農が無理に見栄を張ることも無い・・・・と思って開き直りながら笑って作業を続けた・・・・

おかげで作業の能率はあがった・・・・
見栄も作業効率には大切な要素である・・・
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然り・・・

2011年08月19日 | Weblog

昨夜は雨だったらしい、
朝起きて見ると、わが家の前の田の稲が少々倒れかけている・・・
今年は、順調に生育していると思って、追肥を多めにやったのが悪かった・・・

少ない田んぼで少しでも収穫を多くしようと思った欲目が災いした・・・

一昨日の夜、通夜でお経本を唱和した・・・・お経の名前は忘れたが、お釈迦様の最後の遺言の様なお経・・・と聞いたような気がする・・
人として安穏に生きて行く上で一番の障害は・・・欲望である・・・・

と言ったような内容だった・・・と思うが・・・
本当の意味は違うかもしれない・・・

今朝のわが家の倒伏しかけた稲を見て・・・・

然り・・・と思った・・・

お釈迦様の教えは・・・・偉大である・・
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巨星 堕つ

2011年08月18日 | Weblog
家内の義兄の葬儀が三刀屋町の会館であった、
私も参列したが・・・大変な会葬者だった・・・
故人の徳が偲ばれる葬儀であった・・・

昨夜の通夜の席でも出たが、今日の葬儀の弔辞の中でも・・・
「巨星 堕つ・・・」と表現される家内の義兄は:・・・
男の生涯として立派である・・・・

生き方に不足は無かろう・・・・

悲しい中にも・・・・
すがすがしい生涯をたたえる葬儀でもあった・・・・

巨星 堕つ・・・・言われてみたい生涯である
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朝顔

2011年08月17日 | Weblog
庭の朝顔の花がだんだんと大きくなって来た・・・
苗を買った時に、「直径15センチの朝顔が咲きます」と聞いていたのに、咲き始めの頃はとても15センチなど思いもよらなかったのに・・・・

この頃になって見様によっては15センチはあるかもしれない・・・?大輪の朝顔が咲く様になった・・・

人間の成長でも同じだが・・・・まだ経験の浅い年齢の頃に実力以上の事を期待する事は間違いである・・・
内に秘めた素質は、ちゃんと時期が来れば花開く事がある・・・
長い目で見て育てることが大切である・・・
そして・・・信じることである・・・

信じていれば・・朝顔といえどもちゃんと期待にこたえてくれる・・・

子育ての時期を逸した私にはもはや無意味なことだが・・・・
朝顔一株で教えられた思いがする・・・
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平和的日本人

2011年08月16日 | Weblog
加療中だった家内の義兄の死去の報を聞き、私も家内に付いてに駈け参じた・・・
家内の義兄は、社会的にも貢献度の高い地方の名士としての名が通っていたので、弔問客が多い・・

家内に関係する親戚なので、私にとっては、はじめてお目に掛かる人も多い・・・
そのたびに家内に紹介して貰うのも・・・・さいさいとなると・・気が引ける・・・

それにしても・・・仏教は幅が広い・・・
浄土真宗と禅宗では死後のとらえ方が異なる・・他力と自力の違いは想像以上に日常の生活にも人の生き方にも・・・知らない内に影響をもたらせているようなきがする・・・

近頃、山陰新報に連載されている、五木寛之氏の小説の親鸞を、毎日楽しみにしているが・・・
浄土門と聖道門では・・・理解に大きな違いがあるようだ・・・

世界的には、宗派の違いは、命を掛けるほどの重大な要素を含んでいるが・・・
イラクのシーア派・スンニー派などの例を見るまでも無い・・・・・

その点では・・・日本人はおおらかである・・・
それだけ、平和的である・・・・

当家は禅宗だが私は真宗門徒である・・・
私も、平和的日本人の一人である

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世の中は難しい

2011年08月15日 | Weblog
熱いお盆が終わった、孫たちの帰省は我が家のお盆をますます熱くする・・・
毎年お盆の14日の夜の、入間夏祭り会場に孫たちを連れて行くと、祭り会場は私の知らない様な若者たちでむんむんとしていた・・・

夏祭りはやはり若者たちがよく似合う・・・
喧騒の中で聞く若者たちのバンドも・・・・・歳取ってくると・・・よくわからない・・・

70歳の耳には、すずむし、まつむしの音色が心地よい・・・・
私は早々に帰った・・・・

政治のことでも、文化の事でも、村のしきたりでも、趣味でも、食事の嗜好でも、スポーツでも・・・・世の中のなんでも、人間の行動を一絡げにして考えることが多いが・・・・
本当は年齢によって大きく考えも変わって来る事なのに、意外と同じように取り扱われる事が多い・・・・

嫁と姑の確執は、単なる女の戦いのように思われているが・・・そんな世代間の違いの象徴の様なものである・・・

だから・・世の中は難しい
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ジョニ黒

2011年08月13日 | Weblog
私の酒好きも周知が行き届いたようである・・・
いただきものには酒類が多い・・・そこのところが家内は不満である・・・
「では・・・何が好きなの?」と聞くと・・・・
別に取りたてて好きなものが思い当たらないらしい・・・?

こんなところでも、自己主張の強いものが勝つことが分かった・・・

ウイスキーをいただいた・・・
ジョニ黒である、

酒好きの私だが、ジョニ黒の味を知らない
私の若い頃には、ジョニ黒と言えば高級ウイスキーの代名詞のようだった・・・
とてもじゃないが、若者が飲めるウイスキーでは無かった、
日給1,000円ぐらいの時代にジョニ黒は1万円近くしていたように思う・・・

近頃は、聞くところによるとジョニ黒も2~3千円ぐらいで求められるようだ・・・
酒税改正と規制緩和の影響だろうか?
折角の価格下落も、ウイスキー人気が落ちて来て、宴会でもウイスキーまで用意されているところは少ない・・・・

ある時代に価値を誇っていても、時の移ろいで一気に価値が横並びになるところは、人の世の生活上でも見る事がある・・・

人生は・・オセロゲームか坊主めくりの様なものである
そう言えば、オセロゲームは日本人の発明らしい・・・・
どんでん返しの人生を知っている日本人は・・・・強い!
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ブラボー レインボー

2011年08月12日 | Weblog
栗園、リンゴ園で使われていた、古い噴霧器を譲り受けた・・・
最初は田んぼの消毒に使おうと考えていたが・・・・
これが意外と使用範囲が広い、

今では、一昨日撒いた、白菜の水撒きにも使っている、
昔の土蔵の壁土が落ちて来たので、ボードを張っていたが、いつのころからか、カビで薄汚くなって来た・・・・
テレビを見ていた家内が、高圧洗浄機のコマーシャルで、真黒になった車が見る見るうちにきれいになる場面から、土蔵の壁の汚れ落としに使えないかと言った・・・・・

中古の噴霧器は絶大な威力を発揮した・・・蔵の壁は張り替えたばかりの輝きを取り戻した・・・
車の洗浄から農機具の洗浄、コンクリートの石段の汚れ落としと用途は広い・・・・

偶然にも、夕日を背にして空中に思いっきり噴霧したら・・・・・・
くっきりと・・まんまるい虹が出来た・・・・

明日帰省する孫たちを・・・さっそく虹で歓迎しよう・・・
 
 ブラボー レインボー!!
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逞しかった

2011年08月11日 | Weblog
草刈りの合間を見つけて畑の草取りをした・・・
サツマイモの蔓返しをしながら・・・子どもの頃の農作業体験を思い出した・・・
芋の草取りと蔓返しは、家族総出の作業だった・・・

コメの全量出荷の時代である・・・
小作農は、農家といえども食べるコメに難渋していた・・その代替がサツマイモである、
サツマイモは蔓が伸びたら、節節から根を下して肝心の親株の芋が太らない・・・
そこで蔓返しの作業がいる・・・・

子どもでも出来る作業なので、小学生でも貴重な労働力だった・・・
一生懸命に蔓を返していると・・・母のおほめの言葉が必ず帰って来た・・・
それが嬉しかった・・・・・

今の時代の農業は、作業方法が進歩したためか、単純な手作業が少なくなって来た・・・
子どもでも出来る作業が無くなったことは・・・いきおい農作業現場から子どもたちを追い払ってしまったようである・・・・
寂しい時代である・・・・

昔の農家の子供は、効率優先の農業に無い、人の世の法則めいたものを家族総出の農作業から学んでいた・・・
蔓返し作業もそうだが・・・苗の間引き、サトイモの脇芽の埋め込み、大豆の芯止め・・・
などなどから・・・
世の中は、誰もが平等の権利などない、不条理の世界であることを、子どもながらに農作業を通して頭のなかに埋め込まれたような気がする・・・・

農家の子供は・・・・逞しかった。
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