村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

手間隙

2007年04月20日 | Weblog
風の強い一日だった。
一週間前に田んぼへ出した、苗箱の置き換えをする。
ハウス内での育苗ならやらなくても良い作業だが、トンネルで苗を作ると手間隙が掛る。
トンネルの内側と外側を置き換えて置かないと苗がいびつになる。
金をかけない分どうしても人間の手が必要だ。

世の中全て同じだろうが、お金をかけないと手間がかかる。
手間を掛けないで済まそうと思えばお金が掛る。

結果は同じかもしれないが、私は手間隙かけることを選びたい。
手間隙掛けたものには・・・・手のぬくもり・・・人のぬくもりがある。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山つつじ

2007年04月19日 | Weblog
田んぼの畦際の土を掻きだす作業をしながら、向いの山を見ると、山つつじが咲き出していた。
この間まであまりの寒さにつつじのことなど忘れるほどだったが、もうこんな時期なのだと、フッと心が和む。

つつじが咲き出すと、筍の季節でもある。
昔から、山里に住む人はこうした山野の花の開花や葉の出具合、新芽の状態などで野良仕事の段取りや山菜の収穫を判断していた。
自然と共生しての生活だったが、今は、勤めの関係や経済、効率が優先して自然との共生も疎かになりがちだ。
どちらが豊かな生活とはいえないが・・・どことなくせわしない世の中になった。

明日の朝は、早速、タケノコ堀に行こう!!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薮椿

2007年04月18日 | Weblog
裏庭の薮椿がいっぱいの花を咲かせている。
地面は落椿で真っ赤だ、暗い椿の木の下で見る落椿はどこか幽玄の世界を見るようだ。

椿の花の落花は、ポトリ!!と首が落ちるように見えるので、武士が嫌ったらしい。
在所でも、「縁起の悪い花」として嫌う人が多い。
我が家では父の代から椿を植えている。

私はむしろ・・落花の潔さに惹かれている。
侘び助から、白椿、金魚椿、斑入りの椿・・・・と庭のあちらこちらで咲く椿は、木偏に春と書く様に、正に春の花だ。

この薮椿の花の天ぷらがおいしい!!
以外と知られていないが、花の色形も然りながら天ぷらで食べる食感がいい!!
もちもちとした感じは、今まで味わった事のない新しい食味だ。

 薮椿 門は葎(むぐら)の 若葉かな   笈日記のなかにこんな句があった。

明日は庭掃除でもしようか・・・・・


コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

重要文化財

2007年04月17日 | Weblog
鍬の頭が折れたので、頓原にある、JAの経済センターへ買いに行った。
山の木々にもぼちぼちと新芽が覗いている、気候も良い! 都加賀から足を伸ばして民谷地区で改修が進められているという、国の指定重要文化財、堀江家の住宅を見に行った。

山の中には惜しいほどの二車線の舗装道路が走っている。快適ではあるが都会人が見たら贅沢だと思うだろうなー・・・・

堀江住宅は外見はほぼ改修されており、緑の中にかやぶきの大屋根が黄金色に光っていて美しい! 今は内部の改修の最中である。

となりに家主さんの真新しい屋敷が建っている。
さながら、使用前、使用後?のサンプルを比較させられるような按配だ。
途中の道端には大型の農具が捨て置かれたままにあり、過疎化で荒廃した山村の趣だ、

文化財保護もその後の維持管理を考えると、さぞや大変だろうと・・・・想像する・・・




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御衣黄桜

2007年04月16日 | Weblog
三刀屋土手を走ったら、御衣黄桜が咲いていた。
道行く人が車を止めて携帯のカメラで写していた。
旧三刀屋町時代から町のシンボルとして売り出している桜だ、緑の桜として有名になっている。

何しろ、花が緑なので華やかさがない! よく見ないと葉なのか花なのかわからない?
名前がいい!! 御衣黄!! どこと無く気品のある名前だ。

似たような桜で、桜らしくない品種に ウコン桜(鬱金桜)と言う、同じように緑色をした桜があるらしい? 図鑑などで見ると、どちらかと言うとそっちの方に三刀屋の桜は似ている気がする。

三刀屋町の人には悪いが・・・三刀屋の御衣黄桜はウコン桜かもしれない?

信じることが一番!!  御衣黄桜と信じよう!!
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルソー展

2007年04月15日 | Weblog
家内と県立美術館へ、「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展を見に行く。
券があるのに、双方の都合の付く日が今日だけだったからだ。

素朴派、と呼ばれる正規の美術教育を受けずに、独学で製作した非職業的な画家たちの作品は、趣味の領域で造ったり描いたりしている今の私にとって共鳴する所が多い。
作品に童の心を感じた時、行動も自然と童子の様になるものだろう?

ロビーに設置されていたルソーの絵の中で私もVサインをして写して貰った。

子供達にカメラを向けると、すぐさまVサインをする子がいるのを苦々しく思っていたが、いざ家内がカメラを向けたら、とっさに私もVサインをしてしまった。
これは照れからだろうか?苦々しく思っていると言いながら心の中では許容していた自分がいたからだろうか? それともルソー、ボーシャンなどの、素朴派の絵を見た後だったからだろうか?

われながら自分の短絡的思想にあきれている。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

番頭さん

2007年04月14日 | Weblog
私が勤めていた会社の番頭さんの送別会に参加した。
今は、専務とか常務の肩書きが通り相場だが、老舗の商店や製造業では番頭さんが業務の全般を仕切るのが一般的だった。
今日お話をうかがうと、16歳から奉公に上がって半世紀のお勤めになるとか?
さながら船場物語の世界だ。

私も随分とお世話になった、私は丁稚どん?に毛が生えたような立場だったので、60歳で退職した。  退職に関しては私が先輩になる? 

今の世に、こうした雇用形態はなくなってきたろうが、丁稚奉公から上がって番頭にのぼりつめ、自分の人生をひとつところで燃焼させることが出来る世界も悪くは無い!
日本の徳性を養って来たのはこのような世界からかも知れない?

帰属心、忠誠心、長幼の序、仁徳等々よき時代の日本を築いていた世界だ。
兎にも角にも、  半世紀からのお勤め・・お疲れ様でした!!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八汐滝

2007年04月13日 | Weblog
4月13日は、私達の地域内の八重滝集落内にある八重山神社の春の大祭である。
私の子供の頃は、牛馬の神様として県下に知れ渡っていたので、それは賑やかな祭りだった、 婦人会のバザーや、屋台が軒を連ねて客引きをしており、国道からはシャトルバスも運行されていた。
かの、7冠馬、シンボルルドルフ?の馬主さんも八重山神社の信者だったと聞いている。
八重山神社無くして7冠馬は生まれなかったかも知れない?

今、農村から牛の姿が消えてから寂れてしまった。それでも毎年大祭の日にはお参りすることにしている。

帰りに、近くの八重滝を散策するのも毎年の私の行事だ。
国道からこんな近くに深山幽谷の趣を持つ八重滝渓流は、雲南市の中でも有数の観光スポットだが、余り知られて居ない? 市長さんはここに足を運んだ事があるのだろうか?
一番奥の八汐滝は変わらぬ雄姿を見せていた。

久しぶりに渓谷美と名瀑を堪能したが・・・足が痛くなった・・年とったな・・・
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が家の桜

2007年04月12日 | Weblog
我が家の桜が今満開である。
父が16歳の時に、自分の背丈程の苗木を植えたと話していた。
父が生きていたら100歳近くなるので、我が家の桜もすでに100歳を越えているだろう?

生前、父は自分の植えた桜が村中で一番華やかに見えると自慢していたが、この頃は古いばかりで樹勢も弱ってきた、  花のつきも悪い!

なるほど、桜の花の時期は、我が家に過ぎた風情だったが、花が終ると虫は落ちるは、花びらや、さくらんぼ状の実は落ちるは、秋には落葉で雨どいも詰まるは・・・とろくなことは無かった。
大木になりすぎて、天狗巣病がついても、私の手におえなくなっている。

可愛かったペットが大きくなって持て余すようになったみたいだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

八面六臂?

2007年04月11日 | Weblog
久しぶりに充実の一日だった。
自分で言うのもいやみだが、八面六臂までは行かないまでも、2面3臂ぐらいの活躍は出来た一日だった。
朝一番に産直市の出荷を済ませてから、起こして置いた畑に、牛蒡、大根、春菊、ほうれん草、こかぶ、しょうが、インゲン、レタスの播種を終えて、手を洗う暇も惜しんで、公民館の絵手紙教室へ駆けつける。

午後は、発芽の終った苗を田んぼの苗代へ運び、続いて育苗機へ次の赤米、黒米を明日播種するために、苗箱への土入れと準備、夕方にかけて宮総代会の資料つくりでPCの前、

そしてわが本職?の家内の送迎に出かける!!
途中、孫の誕生祝い金を引き出しにATMへ・・・・・・・
あぜん!! 通帳のわが年金は、確実に残高を減らしている!!
何しろ新たな財源も無い! 2面3臂の活躍もあまり効果を生まない!

夕張市なみの再建計画を考えなければ・・・・・

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする