村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

老農夫

2007年03月15日 | Weblog
寒さが続く。
隣家のHさんが田仕事に入られた。
最早、80歳が近いのにまだ全ての農作業がひとりでの作業だ。
奥さんを早くに亡くされて、娘さん夫婦と同居だが、「今頃の若い者は忙しくて・・」とぼやきながらも毎年野良仕事には熱心に取り組んでおられる。

今日も朝の6時ごろから田んぼの中だった。
どちらかと言うと、駄農になった私は、新聞取りに寝巻き姿で門坂を降りようとして、あわてて姿を見られないように引き返した。

別にやましい事は無いと思うが、働く人の前に寝巻き姿はどうも具合が悪い。
私にもまだ百姓魂は少しながら残っている。百姓仲間としての羞恥心もある。

だが これが何時まで続けられるか疑問だ! 疑問の前に、今、山間地農業が抱えている問題でもある。
少子化、高齢化最前線の中山間地域の農業は脆弱な地盤の上に建つ陋屋の様なものだ。

老農夫Hさんの姿は、明日の山村を見る様でわびしい!!


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