マスクメロンと糖度

メロンを贈っていただいた・・・
マスクメロンの大玉、３個入りである・・糖度は１６度以上保障とある・・・

子供の頃、マスクメロンと言えば、富の象徴のような存在だった・・・

もう１０数年前になるだろうか・・・
まだ合併前の旧町時代には、地元特産品としてメロン栽培が奨励されていた・・・
アムスメロンと言う品種だった・・・高級メロンと言えばマスクメロン・・と・・・
子供のころから雑誌などで見ていたので・・アムスメロンにはさほどの高級感は抱かなかった・・・それでも・・・甘くて美味いメロンだった・・・

地元には親戚、知人と沢山の生産農家が出来た・・・
まだ奨励されてからの日も浅かったので、技術的には未熟だったのだろう・・・
出荷できないメロンを頂くことがあったが・・・当たりはずれがひどかった・・・

甘味が薄くて大根の様なメロンもあれば、中には、苦味まであるメロンもあった・・・
戴きものなので、「美味しいメロンでした」と口では言っていたが・・苦味には閉口した・・・

当時は、糖度測定器などなかったのだろうか・・・？

今頃は、糖度測定の結果も表記されているので誤魔かしがきかない・・・

糖度18が最高位の様なので、糖度16は相当期待できる・・・
消費者には良い時代になったが生産者には厳しい時代だ・・・
糖度なんて多分に相対的なもののように思う・・・
昔のまくわ瓜の甘さは、今の感覚では糖度14ぐらいには感じていた、

何事もあからさまになるのが良いとは限らない・・・世の中にはあいまいさも必要ではないのだろうか？