今回の 谷悠紀子先生 の作品は。
貸本「ゆめ」に掲載。 灰色の道
(相変わらず・・・少女なのに色っぽいですな)
主人公・阿里子(ありこ)は交通事故でパパを亡くしたばかり。
二年前に後妻として来たママと連れ子の阿里子に出て行ってくれという娘・らん子。
財産権利を放棄したママは、「報酬」としてらん子から渡された100万円と、
阿里子をモデルにしてパパが描いた絵を持って家を出て行きました。
ママはピアノを教え暮らして行きます。
(んん~。やっぱり手に職があるっていいねぇ。芸は身を助けるね!)
サービスショット(?!)阿里子ちゃんの笑顔です。
ある日らん子が訪ねて来ます。事業を始めて見事にポシャったため100万貸してほしいと。
ママはあっさり貸すのですが・・・。さぁそこから不幸が雪ダルマ式に続きます。
急にママの手が動かなくなってしまい、病院に行った帰り道、隣家の火事で阿里子の家も焼けて
しまいます。
少ない荷物と絵だけを運び出して、路地裏にひっそりと暮らすようになった二人。
せめてものお礼にと、親切にしてくれるお医者さんに、そしてお金を貸してもらうため古道具屋へと
絵を持って行きますが、いずれも「なにやら猫にジッと見られてるようで気になって仕方がない」と
舞い戻って来てばかり。
お医者さんにも古道具屋のおじさんにも良くしてもらってるのですが、ついにママが
「死にたい」の言葉をもらし、ママと阿里子は線路へ・・・
その時どこからか猫の大きな鳴き声が。我に返る二人。
たった一つの命を大切にしましょう と家へ帰る二人。
家ではお医者さんが心配そうに待っていました。
阿里子は一部始終を話すと「きっと絵の猫が呼んでくれた」と絵を持ち上げた瞬間
猫の目から何かが転がり落ちた。
それは見事なダイヤでした。
2~300万はすると言うお医者さん。
パパが私達のために・・・そして絵にのりうつって守ってくれたんだ・・・と喜ぶママと阿里子でした。
おわり
多分50年前くらいの作品でしょう。
当時の300万って・・・今だとどのくらいなんでしょう?!
それにしても、阿里子ちゃん。 しっかりしてます。
ママを看病しながらも、らん子へ返済の催促に行ったり、(ママが弱気だからバカにされちゃうのよ
なんて事も言っちゃったりします)お昼は働いて夜間高校へ行くと言ったり、「生きるためだもの。
パパだってきっと許して下さるわ」と言って古道具屋へ絵を持って行ったのも阿里子です。
まだ中学生なのに・・・。
谷先生の他の作品や、吉屋信子さんの小説なんかにも、結構しっかりした少女が描かれていますが、
当時の少女はみんなしっかりしてたのかなぁ~?
そう思うと私の中学時代なんてまるでボンクラさ・・・。
阿里子をモデルに、ダイヤを埋め込んだ絵を描いたのはパパですが、それってやっぱり
「いざ自分が先に逝ってしまった時には、きっと らん子達が・・・」と思っての事だったのでしょうね。
当たってたぞ。 グッジョブパパ
今日NHKアーカイブで「新・八犬伝」をやってた
ご同輩。 観た
前半総集編なんかも観られて・・・嬉しいねぇ~。
以前も書いたけど(2011・6・3ブログ)犬塚信乃が大好きだった
それにしても・・・仕方ない事だけれども・・・地震速報がぁー・・・
今、あらためて見直して思ったんだけど。
この 伏姫の髪飾り(かんざし?) 今思うと、きっと菜の花なんだろうね。
八犬伝の地、千葉は県花が菜の花だから。
(んん~ こーゆー所に気付くなんて、やっぱり女子だね。 自画自賛)
テレビでも言ってたけど、当時の映像を持ってる人がいたら(いるかなぁ?)
ぜひ、ぜひ 提供してほしい。
八犬伝ファンの私からもお願いします
古本屋で、こんなの見つけて買っちゃった。
点取占い
懐かしい~。 駄菓子と一緒によく買ったよ。
これさぁ、占いと言うには程遠い意味不明な言葉と、これまた「何をもってこの点数?」てな
数字が書いてあるだけなんだよね~。
でも1枚開けたら止まらない止まらない・・・。
結局、買ってすぐに全部開けちゃって「あ~おもしろかった」で終わってた。
それにしても、袋の絵が電卓なんだね。
点取ー点数ー数字ー電卓・・・って事なのか?
まぁ、そんなこたぁどうだっていい。
さっそく今日の占いは・・・
こんな不気味な子・・・イヤですぅ・・・
まずは・・・
祝 水曜どうでしょう 新作 MXテレビ放送決定
やっとですね~。他局に遅れる事約1年。やっと東京圏内での放送となりました。
嬉しいデス 。
さて本題。今回の食べ物はコレ。
えがら饅頭 でゴザイマス。
「え?えがらまんじゅうなんてどこ出てた?」て方も多いかもしれませんね。
ここです!
試験に出る石川県・富山県
生徒・安田から般若のループタイを贈られ、「バカモノ!」と言いつつ そっと涙をぬぐう大泉校長。
そんな3人が千枚田へ向かう車中で食してたのが えがら饅頭。
校長「ウマイね。これ」 何度もうなずく安田。
通販でお取り寄せ。(冷凍)
説明書によると、練ったモチ粉でこし餡を包み、くちなしの黄色で染めたモチ米をまぶして
蒸しあげたお饅頭だそうです。
この黄色はくちなしの色なんだね。
「えがら」というのは、その姿が栗のイガに似ていることからなまって「えがら」となったようです。
「縁賀良」と書きます。
届いた箱を開けて先ず見た目がビックリ。 ハムカツみたい
食べてみると「まんじゅう」というより、アンコ入りモチ時々米食感。
アンコが美味しかったよー!
食べ方として、「固くなっても蒸す(十分程)か、電子レンジで温める(湿らせて二十~三十秒程)
か又、オーブン等で焼いて食べてもおいしいです。」とある。
これはまだわかる。 その後だ。
「電子ジャーのご飯の上で温めるのが一番簡単。」
確かに
おばあちゃんの知恵袋的な調理方法を堂々とオススメしちゃうところが好きだなー
それにしても、サイコロ5のバスの車中で観てた「釣りバカ日誌」に、この石川を舞台にして
洋ちゃんが出演する事になろうとは、当時は洋ちゃんをはじめ誰も想像すらしなかっただろうね。
今日、初めてバーに行った。
なんだか「探偵はバーにいる」みた~い
人間ウォッチングするには最適の場所だね。
面白かったし、楽しかったし、美味しかった。
お代はもちろんダンナです。