我楽多(がらくた)日記

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赤い花・白い花 あらすじ

2013年08月26日 22時53分07秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

はい。 待ってた方のみ お待たせしました。

本日は
1967年(s、42)小学一年生 1月号から
1968年(s、43) 小学三年生7月号まで 連載されてた
谷ゆきこ( 谷ゆき子 )先生の 赤い花・白い花 のあらすじをご紹介します。 



相変わらず つたない文章ですが・・・
当時読んでた方に少しでも思い出して頂けたら嬉しいです。 



 

   
第1回目の表紙



バレエが好きな少女 梅川まり子
でも、バレエを習ってる事がおばあさまに知れ
バレエを習わせてもらえなくなりました。
研究所を見に行くと、そこに自分とそっくりの少女 ゆり子と会います。
不思議な事に、まり子 ゆり子も同じお守り袋を持ってました。

   

左がまり子 右がゆり子 です。
さぁ、ここでちゃんとインプットして下さいね。
でないと この先わけわかんなくなっちゃいますよー。



知らない家から、おばあさまが出て来るのを見た まり子
訪ねてみるとそこは ゆり子の家でした。
ゆり子の母(おうめ)は まり子 を見て驚き、追い帰してしまいます。

    


まり子は、を 連れ おうめに会いに行きますが、二人とも追い帰されてしまいます。
考え込む母は踏切に気付かず、危ないところをゆり子に助けられる。

お守り袋を開けてみる二人。
そこには紙が入っていました。
おじいさんがインドに旅行に行った時、占い師に
「双子の孫が生まれるが、別々に育てないと悪い事が起こる」
と言われた事が書いてありました。

二人は双子だとわかりました。

ゆり子は、なかなか おうめと離れたがりませんでしたが、
梅川家で暮らす事になりました。
でも、何かにつれ おばあさまに叱られてばかり。 



   
この泣きべそ顔見て下さいよぉ~。 カワイイ
これぞ本物の泣きべそ顔



ある日、おじいさんの日記を見つけました。
そこには 「 二人には肩に桜の花びらのような小さなあざがある 」
と書いてありました。
プールへ行った時、ゆり子の肩にはあざが無い事を知り驚く母。
おうめさんに、もう一度会って詳しく聞こうと考えました。

   


ゆり子は、おばあさまの眼鏡を探してる時、おじいさんの日記を見てしまいます。
自分にはあざが無い事を知ってるゆり子
本当に双子なのか?本当の母は誰なのか?
わからなくなってしまい、おうめさんを訪ねるため
そっと家を出ますが、すれ違いになってしまいます。

   
川を渡るゆり子ちゃん。 橋の上にはおうめさん。
どーです この見事なすれ違いっぷり。
 名場面ですね。


おうめに会えず、仕方なく家へ帰るゆり子
母と ゆり子は、秘密が書かれた日記帳を燃やしました。

   


何日かして。
おばあさまが倒れてしまいました。
「 日記帳・・・ゆり子には訳あって叱ってばかりですまなかった・・・」

そう言い残して亡くなってしまいました。

お墓参りに来た三人。
そこで おうめさんの姿を見つけた母。
二人だけになり聞いてみると、
ゆり子は間違いなく まり子と双子。
あの日記のあざの事は、おばあさまと相談し、自分が書いた
と言いました。

物影からそれを聞いたゆり子
ショックのためか、それから声が出なくなってしまいました。


   

   
ゆり子は、危ない子供を助けたのに
声が出ないがため、誤解をうけてしまうエピソードも。




クリスマスの日。
おうめ が訪ねて来て言いました。
ゆり子を返してほしい。ゆり子がいなくて寂しい。ゆり子は私の子です」 と。
そして、ゆり子の姿を見つけると 無理やり連れて行こうとしました。

でも、ゆり子はその手をはねのけ、母にしっかり抱きつきました。


お正月。
初詣に行く三人。
おうめ の姿を見つけると、避けるように家へと帰りました。
その後も、おうめは家の周りをうろつき、
「 この家の者はゆり子をいじめてる。
おいしい物を食べさせないから痩せてしまってる」
と、おかしな事まで言い出すようになってしまいました。

どちらが本当の母なのかわからない母とゆり子は、
出産した病院で聞いてみる事にしました。
元・看護婦をやってた人の家を聞き、向かいますが、
近道を教えてくれた人(おうめ) に突き飛ばされ
危なく母は事故に会いそうになりました。
でも、そのショックで、ゆり子は再び声が出るようになりました。

元・看護婦の家に行くと、その人は病気で寝込んでましたが、
「梅川」 の名を聞くと、とても驚いていました。
そして 母とゆり子も、その看護婦だった人の娘 ( さくら ) が
まり子ゆり子とそっくりで、肩にあざがあるのを見つけ驚きました。

声が出たお祝いを家でしてる時、外へ出た拍子にゆり子
おうめにつかまってしまいます。
無理やり家へ連れ帰ろうと外に出た時、おうめは車とぶつかってしまいます。

さくらの母は、病気が重くなり入院し、さくらは梅川の家で暮らす事に。
でも、さくらの母は 「さくらちゃん。あなたは梅川の・・・」 そう言い残して亡くなってしまいました。
梅川家での裕福な暮らしに憧れを持った さくらは、
母は 「さくらは梅川家の子どもだ」 と言い残して死んだ とウソをつきます。

本当は、まり子と双子なのはさくらなのでは?
それでは自分の母は? 考え込むゆり子
そんな時、同じ病院に入院してたおうめさんが いなくなってしまいます。


同じ学校へ通うようになった三人。
さくらは 
「本当の双子はまり子と自分だ。
ゆり子を育ててくれた人がお金持ちの子どもにしたいためウソを言ってた」
と変な噂をながします。
悲しむゆり子


学校の帰り道、看護婦さんから さくらの母の遺書を預かったゆり子
でも、それをそっと読んださくらは、やはり自分は梅川の子でないと知り、
その遺書を燃やしてしまいました。

そして、その遺書には 「まり子さくらは双子」 と書かれてたと
ウソをつきました。



   
お帽子とリボンでおしゃれして。 カワイイですね~



母の日。
ゆり子
「 自分はおうめさんの所へ行きます。
でないと、いつまでもさくらちゃんがかわいそう。 」
と書いた手紙を、刺繍をしたエプロンと共に残して
いなくなってしまいました。

おうめを探し回るゆり子に、一人のおじさんが声をかけて来ました。
ゆり子と おじさんがいるところに、おうめさんが通りかかり
二人を見て驚きます。
おじさんは、さくらのお父さんで、さくらを探してました。

三人で梅川の家へ行きました。
が、その時 さくらもいなくなっていました。


   
右上の子が さくらちゃん。


おうめさんが 全て話してくれました。

お母さんは赤ん坊を産むため入院。
そこにいた看護婦さんが、昔 家出をした
まり子たちのおばさん(お父さんのお姉さん)春子だった。
そして、そのおばさんの一人娘が さくらだった。

病院で生まれたのが双子のまり子ゆり子
だが、インドの占い師の言葉を気にしたため、一人を他に預けた。

その後、春子の病気を心配して、
家へ戻るようにと言い続けた祖母だったが、
今さら帰れない と拒み続けた春子。

そんな時、おうめが 「ゆり子を取り戻したい」と、祖母に相談をした。
そこで、さくらにも肩にあざがある事を思い出した祖母が
おうめと二人であの日記を書いたのだ。

でも、祖母は死の間際 その行動は間違いであったと気づき
日記帳を気にしながら死んで行ったのだろう・・・。



本当の双子だったとわかり喜ぶ まり子ゆり子

家を出た さくらも 無事見つかりました。
さくらとお父さんは、おうめさんと北海道へ行く事になりました。 

まり子ゆり子はこれからも仲良く暮らして行く事でしょう。



     おわり 






この頃は絵も、少女フレンドに描いていた頃の絵に近く、
連載始めの頃は まり子もゆり子も幼子の風情が感じられました。

やわらかなタッチの絵で、なんだか ほっとする絵ですね

内容も、バレエの研究所で知り合ったものの
それ以降はバレエは一切出て来ません。
本当の母は誰なのか? その内容に一貫しています。

ウソの日記、ウソの言葉に翻弄され、心を痛める親子。
やっぱりウソはイカンよね~。


私は以前、「学年が違うのにコレ読んだ事あるのは何でだろう?!」
と書いたんですが ( 「赤い花・白い花」 )

この作品は、私が小学二年生の時(1970年 S,45)
増刊号に総集編が出てたので、私はそれを読んだのではないか?
という答えに落ち着きました。

増刊号・・・そんなもんまで読んでたんだー と自分でもビックリなのですがネ


谷先生のマンガに出て来る女の人は、皆 花の名前 がついてるんだけど、
なぜか、まり子 だけ花の名前じゃないですね。
この頃は、まだそれにこだわってなかったのかなぁ?

この物語は、小学三年生・7月号で終了ですが、
8月号には「ゆりちゃんのおたより」として、
まり子とゆり子が北海道のさくらに会いに行った・・・
というイラストが2ページ載ってます。














 

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8 コメント

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遅ればせながら (ごんちゃん)
2014-05-22 18:03:36
このお話は我楽多さんと同じで、小学二年生の増刊号を大事に大事に何度も読んでいたので、良く覚えています。

まり子ちゃんとゆり子ちゃんの双子の姉妹のお話で、離ればなれに育てられたのが偶然に出会い、ゆりちゃんの育ての親はお梅さん。
ゆりちゃんが悩んで声が出なくなってしまい、子供を助けたのに勘違いされて怒られて、声にならない涙を流すシーン等々、断片的に印象強く残っていました。
その癖タイトル等、詳細は結構忘れていたので、何度も言いますが、あ~こんなことなら大事に取っておけば良かったなー、読み直してみたいなーと思ったものでしたが、我楽多さんのお陰で色々なことがわかって幸せでした。
当時の私は、結構お梅さんに対して同情的だったように思います。

この増刊号は、最後はぬり絵にして遊んでいました。
色つきまりちゃん、ゆりちゃん。そしてお梅さん。
私の中でいっそう具体化した人物像として、インプットされたものでしたー。
場面だけの記憶はある (我楽多)
2014-05-22 22:39:54
私は読んでた覚えが全然ないのですが、秘密のお守りとか、
ゆりちゃんが小さい子を助けたのに勘違いで怒られてしまう場面とか、
ゆりちゃんがショックで声が出る場面 (近道だからと お母さんと線路を歩いてたら
そこへ電車が来て鉄橋にしがみつくゆりちゃん)
なんか「あー!見た事あるー!」と記憶があるんですよね~。
やっぱり増刊号を買ってたのかなぁ??
(未だに不明

ごんちゃんも、何度も読み返すほど大事に持ってたのにね。
今となっては「なんで手放しちゃったんだろう」と思っちゃいますよね。
こんな幼な子で描かれてたんだ! (へむれん)
2017-12-07 16:24:54
タイムリーでかなり真面目に読んでいました♂です。小学一年生からの連載なので当然といえば当然なんでしょうけど、「かあさん星」(一学年上の従姉が読んでた)や「白鳥の星」(一学年下の妹同)のヒロインがお姉さんキャラだったので、もう少し成長したイメージで記憶してました。さて、一つ補足を。ゆり子とまり子のお父さん(ほとんど出番がありませんが)かなぜか忘れましたが(あるいはお医者さんだったか?)さくらちゃんのお母さんが亡くなった直後に現れ、家出していた姉だと驚くシーンがあり、読者はその時点で双子の従姉妹(ちなみに少し産まれたのは早かった、たしかさくらちゃんの産まれた直後、二人の産まれる前にさくらママが偶然おばあさんと再会した過去があったはず)だと知ったのです。
へむれんさんへ (我楽多)
2017-12-07 19:10:12
さすが「かなり真面目に」読んでいただけあって よく覚えてますね~!
この作品は ゆりこちゃんも まり子ちゃんも さくらちゃんも同世代でしたが、
他の作品のヒロインには 小さい妹がいたので、
どうしてもお姉さんぽくなってしまったのでしょうね。
Unknown (キボウシ)
2021-11-15 00:04:06
こんばんは、コメント失礼します。
昭和34年4月から昭和35年3月迄に生まれて 小学館の学年誌を買って貰い読んでいた人なら 谷ゆきこ先生の 赤い花白い花は読んだことあり懐かしいと思います。当時小学一年生でしたがそのサスペンス調の目まぐるしい展開は男の子でも結構引き込まれて夢中で読みました。
次回は ゆり子ちゃんはどうなるのかといつも気ががりだったものです。
また、まり子、ゆり子の優しい母親を鬼の形相で突き飛ばそうとした おうめさんはとても怖かったでした。
あれは完全な殺人未遂ですね、そういった学年誌に似合わない破天荒な展開が谷ゆきこ先生の真骨頂でしたね。
赤い花白い花の学年誌全部持っているので今でもたまに読み返し楽しんでいます。1967年の3月号には赤い花白い花の別冊がありかなり所有している人がレアなので全回読むのは難しい漫画でもありますね。
小学低学年時代の不朽の名作を紹介していただき感謝です。懐かしく、嬉しく思いました。
本当にありがとうございました。
ギボウシさんへ (我楽多)
2021-11-15 22:31:35
コメントありがとうございます。

昔の、主に少女漫画は「母子もの」が一世を風靡してたそうです。
谷先生と言えば「バレエ漫画」ですが、この「赤い花・白い花」も
ハラハラドキドキして面白いですよね。

お梅さん、たしか鉄橋あたりで突き飛ばすんですよね?
私も改めて読んだ時、この場面の記憶がよみがえりました。
(自分の学年じゃないのに・・・なんで読んだ事あるのか未だに謎)

このブログで記憶の扉が開いたり、懐かしんでもらえたら嬉しいです
Unknown (Unknown)
2023-05-24 11:06:02
小学館連載時に読んでました。ほとんど覚えているのに驚きました。母にインドのお守り袋を作ってもらったのが懐かしいです。
Unknown (我楽多)
2023-06-06 22:38:15
コメントありがとうございます。
ほとんど覚えてましたかー?! スゴイなぁ。
このマンガを見て インドのお守り袋を作ってとお願いしちゃったんですね? 可愛いなぁ

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