我楽多(がらくた)日記

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大人な谷作品

2018年03月12日 22時08分46秒 | 懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)

かなしいバレエマンガ

超展開バレエマンガ

すごいぞ こわいぞ 谷ゆき子!


と巷を騒がせている(?)
谷ゆき子(ゆきこ)先生ですが。


貸本時代
少女フレンド時代
少女コミック時代
そして星シリーズとなる学年誌時代

(カテゴリー
懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)
「さよなら星」(谷ゆきこ)
「白鳥の星」(谷ゆきこ)
にいろいろ入ってます。
気になる方は どーぞ )


その学年誌の連載をすべて終了した年、
そして美少女まんがの集大成
「美しいローレット」「あしながおじさん」を描いた年、
その端境期に、こんな作品も描いていた


霧深きエルベのほとり 
菊田一夫・作

1977年(昭和52年)「週刊女性」

  

宝塚名作でございます。

なんども再演されました。
(オバちゃんは 順みつきさん のを観たゾ)
作が大御所 菊田一夫先生です。


内容は、まぁザッと言えば・・・

港に帰って来た船乗り カール
(船乗り って時点で古めかしさを感じるね)
ビア祭りで出会った女性 マルギット
恋に堕ちる。

  

しかし 相手は金持ちの令嬢。

  

カールはわざと愛想尽かしをして別れを告げる。


  


その後 カールの本当の心を知った

マルギット。


  


港に向かうが カールは

もう船に乗ったあとだった・・・。

  





 カモメよ~ 翼にのせて行け~
 
あ・・・ダメだ ダメだ 
オバちゃん歌っちゃうよ

宝塚のスターは男役ですから
宝塚ではカールが主役ですが
このマンガは、マルギットを
主役にして描かれてます。



しかし、内容はともかく
思う所はただひとつ




ですね。



あの 以前の美少女画風とは
うって変わって
かーなーり レディコミ画風
になってます。
( 昔はカワイイ少女まんがを描いてた
大御所漫画家さんたちが、
レディコミに描くと みんな
こんな感じの絵になってますね。)

あの すずらんちゃんや かすみちゃん等
可愛らしい美少女を見慣れた者としては
やっぱり少し抵抗感がありますね。


ふいに谷先生の作品、それも宝塚の作品が
週刊詩に載る・・・というのも
唐突すぎる感じがするのですが。

最後のページに
次号 は好評劇画「〇〇」 の連載を再開
とあるので、もしかしたら穴埋め的な
感じだったのかな~・・・。


でも、これを機に もしかしたら
レディコミ分野に筆を進めてたかも
しれないし・・・

「あ、やっぱり私はこっちの分野では
ないわ」と思って描くのを辞めたのかも
しれない・・・

谷先生が どのような思いで
女性週刊誌に1作だけ描いたのか
今となっては知る術がありませんが。

谷作品としては貴重な1作である事は
間違いないでしょう。



















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4 コメント

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意外ですね (カトリーヌ)
2018-03-13 08:37:47
おはようございます。
谷先生がレディコミを描いていたとは、全く知りませんでした。始めて見ました、貴重ですよね。絵柄が確かに、いくら大人の女性を描いてるとはいえ、あまり可愛くない・・ですよね。
しかも話が短いし、これ1回きりの連載なんですよね。元の宝塚もここで終わりなんですか?宝塚詳しくなくてすみません。
カトリーヌさんへ (我楽多)
2018-03-15 18:19:17
私も全く知りませんでした。
この1冊の読み切り漫画です。
宝塚もここで終わりです。

まだまだ発掘されてない谷作品があるかもしれませんね・・・!
カモメよ伝えてよ (へむれん)
2018-03-19 19:04:36
我が心今も君を愛す。
先日カラオケで歌ってミッキーさんの上手さを改めて思い知った次第。
谷先生とのご縁まであったとは…
へむれんさんへ (我楽多)
2018-03-22 12:26:44
カラオケで?歌ったんですか?!
確かに。この歌は難しいですよね。

ホント。こんな所で谷先生とご縁があったとは・・・

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