かなしいバレエマンガ
超展開バレエマンガ
すごいぞ こわいぞ 谷ゆき子!
と巷を騒がせている(?)
谷ゆき子(ゆきこ)先生ですが。
貸本時代
少女フレンド時代
少女コミック時代
そして星シリーズとなる学年誌時代
(カテゴリー
懐かしのまんが・谷ゆきこ(谷悠紀子)
「さよなら星」(谷ゆきこ)
「白鳥の星」(谷ゆきこ)
にいろいろ入ってます。
気になる方は どーぞ )
その学年誌の連載をすべて終了した年、
そして美少女まんがの集大成
「美しいローレット」「あしながおじさん」を描いた年、
その端境期に、こんな作品も描いていた
霧深きエルベのほとり
菊田一夫・作
1977年(昭和52年)「週刊女性」
宝塚の名作でございます。
なんども再演されました。
(オバちゃんは 順みつきさん のを観たゾ)
作が大御所 菊田一夫先生です。
内容は、まぁザッと言えば・・・
港に帰って来た船乗り カール が
(船乗り って時点で古めかしさを感じるね)
ビア祭りで出会った女性 マルギット と
恋に堕ちる。
しかし 相手は金持ちの令嬢。
カールはわざと愛想尽かしをして別れを告げる。
その後 カールの本当の心を知った
マルギット。
港に向かうが カールは
もう船に乗ったあとだった・・・。
カモメよ~ 翼にのせて行け~
あ・・・ダメだ ダメだ
オバちゃん歌っちゃうよ。
宝塚のスターは男役ですから
宝塚ではカールが主役ですが
このマンガは、マルギットを
主役にして描かれてます。
しかし、内容はともかく
思う所はただひとつ
絵
ですね。
あの 以前の美少女画風とは
うって変わって
かーなーり レディコミ画風
になってます。
( 昔はカワイイ少女まんがを描いてた
大御所漫画家さんたちが、
レディコミに描くと みんな
こんな感じの絵になってますね。)
あの すずらんちゃんや かすみちゃん等
可愛らしい美少女を見慣れた者としては
やっぱり少し抵抗感がありますね。
ふいに谷先生の作品、それも宝塚の作品が
週刊詩に載る・・・というのも
唐突すぎる感じがするのですが。
最後のページに
次号 は好評劇画「〇〇」 の連載を再開
とあるので、もしかしたら穴埋め的な
感じだったのかな~・・・。
でも、これを機に もしかしたら
レディコミ分野に筆を進めてたかも
しれないし・・・
「あ、やっぱり私はこっちの分野では
ないわ」と思って描くのを辞めたのかも
しれない・・・
谷先生が どのような思いで
女性週刊誌に1作だけ描いたのか
今となっては知る術がありませんが。
谷作品としては貴重な1作である事は
間違いないでしょう。
谷先生がレディコミを描いていたとは、全く知りませんでした。始めて見ました、貴重ですよね。絵柄が確かに、いくら大人の女性を描いてるとはいえ、あまり可愛くない・・ですよね。
しかも話が短いし、これ1回きりの連載なんですよね。元の宝塚もここで終わりなんですか?宝塚詳しくなくてすみません。
この1冊の読み切り漫画です。
宝塚もここで終わりです。
まだまだ発掘されてない谷作品があるかもしれませんね・・・!
先日カラオケで歌ってミッキーさんの上手さを改めて思い知った次第。
谷先生とのご縁まであったとは…
確かに。この歌は難しいですよね。
ホント。こんな所で谷先生とご縁があったとは・・・